今回のガンプラはMGシリーズより『マラサイ』をご紹介。
本来は他のHGUCシリーズに合わせて、『HGUC マラサイ』をレビュー予定でしたが、明らかにMGの方が出来が良かったのでこちらをチョイス。
それでは早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
パーツ総数はMGとしては標準的。
ただ、動力パイプの組み立てで難儀するのが難点。
組み立ては目安として連続3~4時間程度。
マーキングシール
ガンダムデカール
RMS-108 マラサイ
『RMS-108 マラサイ』はアナハイム・エレクトロニクス(AE)社が開発した量産型MSである。
当初は『MS-09 ドム』の流れを汲む『RMS-106 ハイザック』の発展型MSとして開発がスタートした。
その原型は同社が『RMS-106』をベースに開発した後継試作機『ロゼット』の量産モデルであり、ハイザック同様にジオン系MSの意匠を多く踏襲した機体となっている。
『RMS-106』は基本性能こそ高かったものの、ジェネレーター出力の低さから複数のビーム兵器を併用できない問題点もあったため、その高い生産性と操縦性を継承しつつ、それらを解消したより高性能な機体として開発された。
ジェネレーター出力の向上により、『RMS-106』では行えなかったビーム・ライフルとビーム・サーベルの同時併用が可能となっている他、『RX-110 ガブスレイ』専用として開発されたフェダーイン・ライフルをも扱える高出力を誇る。
また、性能面・生産性ともに優れ、ガンダリウム合金の使用によって耐久性の向上と同時に機体は軽量化され、各部構造も『RMS-106』で培われたノウハウが生かされ、汎用性・操縦性も優れたものとなっている。
攻撃型MSに分類される本機体は、装甲材に「ガンダリウムγ」と『RX-178 ガンダムMk-II』から得られたムーバブルフレームを取り入れた第二世代MSであり、本来はエゥーゴに提供するために生産されていた。
また、機動性の面においても、メインバーニアは高機動型ザクⅡ一機分の推力を発生させる高出力なものを採用している等、一年戦争当時の機体とは完全に隔絶した性能を有する「傑作機」として多くのパイロット達から支持された。
上記の高性能に加えて、『RMS-106』がベースとなっている為、部品の流用が容易である点も、当機が傑作機たる所以である。
開発当初、元々はエゥーゴに提供すべく本機には “MSA-002” の型式番号が予定されていたが、エゥーゴの台所事情から高性能な量産機よりも、超高性能な決戦兵器が必要とされたことから導入を見送られた。
既にエゥーゴは次期主力量産型MSとして『MSA-003 ネモ』を採用しており、複数の連邦系量産機が生産ラインに乗っている中で別系統の機体を採用することは、規格・生産ラインの統一化に失敗した旧ジオン公国の二の舞であると判断され、本機を採用する必要が無かったのも理由の一つである。
ジオン軍のMSは、メーカーごとに異なる部材や部品、装備を採用したと同時に、コックピットの操縦系の規格・生産ラインが乱立しており、それら複数の要因が重なって敗戦の一途をたどった原因にもなっていた。
これは予てより旧ジオン軍からエゥーゴへ転向したパイロットや技術者達からも指摘されており、その経緯を知ったエゥーゴは同じ轍を踏むことを恐れて生産性や整備性の向上、機種転換訓練時間の短縮を優先。
また、同時期にガンダムMk-II強奪事件の発生によって、一連の事件でAE社がエゥーゴとの共犯関係にあるという嫌疑を連邦軍側(特にティターンズ)からかけられたため、その矛先を向けられた際の追及を回避するためにティターンズへ無償提供されるに至る。
前述したように、装甲材にガンダリウムγが全面的に導入されたものの、消耗が前提となる量産機にガンダリウム合金を採用するのは、コストパフォーマンスの悪化に直結することになる。
当時、バスク・オム大佐はティターンズに納入された初期生産型の高額な修理金額を見て、AE社からこれを請求された折に激昂。
以降納入される同機の量産型は、性能低下を承知の上でコストダウンを要求していたという。
しかしながら、ティターンズが「TR計画」の推進で予算を優遇されていた事や、総帥ジャミトフ・ハイマンが連邦内の賭博組合から資金を調達していた事もあってか、特に言及はされておらず、大きく問題化することもなかった。
第二世代モビルスーツの「傑作機」として名高い完成度を誇ったため、グリプス戦役が終結しティターンズが瓦解後は『RMS-106』と共にネオ・ジオンによって接収された。
多くの機体が同軍によって運用され、更にネオ・ジオンが二度の敗退を迎えた後も地上のジオン残党軍で運用され続けた機体も存在した。
また、本機をベースに開発された後継機として、第二次ネオ・ジオン抗争で運用された『AMS-119 ギラ・ドーガ』の開発に本機の設計思想が反映される等、機体の完成度や先進性の高さを伺う事が出来る。
ということで、『マラサイ』です。
今回紹介するのは、MG版20cmデカマラサイ。
プロポーションは80年代らしく全体的に骨太でどっしりとした、重厚感のあるフォルムを完全再現ながら、HGUC版よりは若干スリムになっている。
エクシア等のように、全身がシェイプアップされたアスリート体形のMSより、いかにもロボットらしい姿をしているのが古参ガノタ兄貴的にはツボ。
MGとしては、可変機構も特異なギミックも搭載されていないスタンダードな仕様として仕上がっている。
良い意味で無難、悪い意味で凡庸なキットと化しているが、それが幸いして扱いが容易な一面を全面的に押し出しているのが強みで、史実に偽りなしの優秀なガンプラとなっているのが最大の特徴。
マラサイは傑作、はっきりわかんだね。
しかしながら、『MG Zガンダム』シリーズはティターンズ系機体が極端に少ないのが残念なところ。
この間アップロードした『【ガンプラ】猿ゥ!でも解るブランド別ごとのメリットとデメリットを解説【比較】』でも触れたように、作品タイトルによってラインナップが偏っているのを今でも痛感してるゾ。
今思えば、ZシリーズのMSは人気の割にMGではあまり立体化されていない記憶があったので調査。
結果、現時点で確認出来るMGにおける純粋なティターンズ系MSはたったの5種(両軍が使用するジムⅡを入れても6種)だけだった。
ヘイズルはMK-Ⅱの派生商品なので、カウントしてません。
ほんへであれだけバラエティー豊富な個性的MSが登場したにも関わらず、可変機に至っては完全に放置状態。
また、厳密に言えばジム・クゥエルは0083にてお披露目されたMSであり、Zガンダム本編には一切登場していない。
エゥーゴ陣営はメタスを除き、ほぼ全てMG化されているのに対し、ティターンズ陣営はラインナップが絶望的に少ない。
さらに、RE1/100の『MK-Ⅲ』、『ディジェ』を加え得れば1/100スケールでMSV系列を含めた主要機体はほぼ全て製品化。
逆に言えば、エゥーゴ陣営のMSの種類の少なさが功を奏しており、MSの種類が多ければ良い訳ではないという一つの典型例とも言える。
エゥーゴの厚遇ぶりを目の当たりにすると、バンダイ内部に戦地で残虐行為を働く連邦軍の過激派に私怨を抱くティターンズアンチ社員が多数在籍している可能性が微レ存?
画像引用:残党狩りでの激しすぎるセックス 投稿者:拓也上等兵
いい加減、MGでアッシマーやガブスレイくらいは製品化してくれよな~頼むよ~。
頭部
異様に肥大化した後頭部と、ブレードアンテナがトレードマークの頭部。
ちなみに、ブレードアンテナは体長機を示すものではなく、量産型全てに付随させられているため、主に通信機能強化的な意味合いが強い。
また、同時に派手なシャインレッドとオレンジのカラーリングは、エゥーゴに肩入れするシャアへの挑発行為とまことしやかにささやかれ、百式が金色に塗装された本当の理由は単に自らのアイデンティティを潰されたシャアの腹いせとの噂も流れている(表向きは対ビームコーティングを施したエマルジョン塗装の実証実験のため)
頭部はLEDユニット対応で、モノアイの発光ギミックがあるものの・・・
LEDユニットが入ってないやん!
はーつっかえ
だから肝心なところで手抜くなっつってんじゃねーかよ(半ギレ)
楽しい時を作る企業らしく、奮発してLEDくらいおまけしてホラホラホラホラ!
補足として、ガンプラLEDユニットは高い(HGUC ガンダムが買える)上に、拓也は電池の無駄遣いが嫌いなので、今回もディテールアップを兼ねてH・アイズ(グリーン)に換装。
おかげで少し光が差し込むだけで光輝くから、チョーエロイぜ!(モノアイフェチ)
省エネにも貢献出来て一石二鳥。
一応、デフォルトに戻せるように、コンパーチブル仕様として魔改造。
LEDユニット別売だと手前も時間もかかるから、値上がりしても最初から付けてくれやオルルァン!
なんで抜くねん!(ガノタクレーマー)
モノアイはザクver2.0のような首の動きに連動するギミックはなく、自分でツマミを左右に弄って動かす方式を採用。
ギミック的要素としては、『MG ハイザック』並みに技術後退しているものの、連動ギミックが不要なモデラーから見れば些細な問題。
しかしながら、モノアイを動かす度にいちいちヘルメットを外さなければならないのは手間。
首関節は単純なボールジョイント可動な上、エイリアン並みに突き出した後頭部の所為で、肩や背中に干渉して、上下にはおろか、左右にもあまり動かないのが欠点。
デザインの弊害と擁護したいところながら、せめてサザビーやヤクト・ドーガのように首関節が引き出し式だったなら、多少は首の自由度は上がっていたかもしれないんだよなぁ・・・
あのさぁ・・・ イワナ、書かなかった?
過去の技術をフィードバックして、より高度なイノベーションを実現させろって・・・
個人投資家としての筆者の視点から見れば、技術革新が出来ない企業は現代では企業失格の烙印を押されて、ドンドン国際社会から遅れを取っていくんだゾ。
特に世界インパクト投資ファンドが登場してからはその流れが一層顕著になってるので、世界中から莫大な資本をかき集めてビジネスチャンスを広げたいなら、企業努力を力いっぱい死ぬほどでお願いします!
肩部
ザク系列らしく左右非対称のショルダーアーマーが特徴的な肩部。
ハイザックに比べ、マラサイはシールドがさらに巨大化し、よりボリューム感溢れるデザインと化しているのが特徴。
シールドは折り畳み式で、HGUC版同様にフレキシブルに可動。
基部はボールジョイントにより回転可動も可能。
肩の可動範囲は左右異なるショルダーアーマーの形状故に、多少のバラツキはあるものの、右腕は何とか水平まで上げる事は可能。
しかしながら、可動時は容赦なくクソデカヘルメットに干渉し、可動を阻害されるジレンマを抱える。
肩は引き出し式で、腕を前方向へ動かす事も可能。
また、上方向にも可動するので、力んだようなポージングも出来るのも特徴。
肩の自由度が非常に高いため、エウティタで猛威を振るったショルダータックル(空中ダッシュ格闘)も難なく再現可能。
ZガンダムのBRクラスの破壊力の体当たりを連発されまくった記憶が、幼少期のトラウマとして刻み込まれてやべぇよ・・・やべぇよ・・・(ジュニアゲーマー並感)
腕部
腕はザクver2.0の構成を踏襲したものとなっており、関節構造等もほぼ同等。
肘関節は2重関節により、180°近く可動。
ハンドパーツはエモーションマニピュレーター方式を採用。
親指以外の指を丸ごと差し替える仕様となっている。
胴体
曲線と直線の入り混じった独特の形状の胴体は、如何にも連邦とジオンのハイブリッドらしいデザイン。
バックパックはセンサー部分にクリヤーパーツを採用。
バーニアノズルもボールジョイントにより、多少は動く仕様。
バックパックは取り外し可能。
胴体は多重関節構造を導入。
腰の回転はあまり得意ではないものの、ほぼ動かないグフに比べればまだマシな方。
前後にもそれなりに動き、ザク系列にしては比較的動く方。
スカートアーマーは全て独立可動。
リアアーマーも可動し、HGUC版のノウハウが活かされた形。
下半身
脚部はザクとドムの中間のような造形で適度にお太い・・・
マラサイは重心が下半身に集中している関係上、転倒する可能性が低く、バランスや安定感は抜群。
また、脚部外装は大半が一体成型なので、殆ど合わせ目が出ない上に、プラスチック素材の強度も申し分ない。
膝関節は2重関節により、見た目に反して180°近く可動。
足首のフィン、脛のアンクルアーマーは独立可動するものの、フィンは接続部が脆い欠点があります。
今回のレビューでも、分解中にへし折ってしまったので、強度向上を兼ねて真鍮線を内蔵。
裏側は肉抜き穴があるので、真鍮線を入れて接着しておくと折れにくくなってオススメゾ。
そもそも、こんな骨粗鬆症患者もたまげるスカスカな肉抜き穴じゃ、折れるのは当たり前だよなぁ?
足首関節はザク2.0同様に多重関節仕様となっており、接地性や自立性も高いレベルで安定している。
当然、ザク2.0とフレームが同じなので、ソールも独立可動。
足裏は単色成形だったHGUCと違い、フレームと同系色のグレーで分割成形され、パネルライン等も精緻に再現。
ディテールに関して、あまり不満点はないものの、脚部スラスター(内側)にノズルらしい造形が施されていない点くらい。
総合的な脚部の可動域は非常に広いので、尋常ではない速度で相手に襲い掛かるマキブの飛び蹴り(特殊格闘格闘派生)までも容易に再現可能。
ゲーム特有の肉弾戦において、理不尽な暴力に定評あるマラサイに相応しいアクション性を獲得した形となっている。
内部フレーム
フレームは稀代の傑作と名高い『MG ザクⅡ Ver2.0』をその母体としており、完成度の高さと信頼性は折り紙つき。
ザク2.0のフレームを転用しただけあって、ディテールだけでなくアクション性も申し分なく、フレキシブルな可動を実現。
関節の保持力も優秀で、大胆なアクションや多彩なポージングをこなせる等、ポーズの維持は難なく可能。
加えて、幸いなことに素材もABS樹脂からプラスチック素材(KPS)へと変更されており、フレームの強度を維持しつつも、塗装のハードルは格段に下がっている。
なんという僥倖・・・(KIJ)
KPS特有の関節部の癒着が心配されるものの、普段から関節部を動かす等、慣らしておけば特に問題なく、MGの関節強度なら軸が簡単に折れる事は無い筈。
上半身はほぼ新規造形で、ザクから大きく変わっている部分が多い。
コックピットハッチは開閉可能。
コックピットも360°スクリーンを採用した球体型へと仕様変更。
腕部フレームはザクとほぼ同じながら、肘関節の動力パイプが新規に増設されている。
下半身は関節構造こそ同じものの、外観は完全新規造形となり、重量感溢れるフォルムへと変貌。
ディテールに関しても、細部まで精密に造形化されているのが特徴。
前述したように、ザク2.0のフレームがベースなだけあって、ドム並みのマッシブな外観に反してアクション性は極めて優秀。
外装を取り外せば、立膝を着くなんてことのは朝飯前。
簡易的なマイナーチェンジを施しただけで、簡単に派生商品を生み出せるのもザク2.0シリーズの強み。
まさにザク2.0を世に送り出した、当時のバンダイホビー事業部のチームリーダーであった岸山兄貴達の成果の賜物ゾ。
これこそがザク2.0がMG随一の傑作たる所以であり、現在でも時空を越えたオーパーツと業界で畏怖される理由にして、今世紀最大のミステリーとされている(岸山兄貴未来人説)
当時の開発陣は、こんな偉大な遺産を残すなんて誇らしくないの?
MG創成期から携わっているだけあり、キャリアも才能にも恵まれた岸山兄貴ながら、同時に努力を惜しまない人間の鑑って、それ一番言われてるから。
今の若い衆も見習わんといかんとちゃうんか?(後継者問題)
比較
『MG ザクⅡ Ver2.0』と比較
同じフレームを採用しているので、頭身の変化なし。
ザクの系統らしく、左右非対称のショルダーアーマーや動力パイプ、フレームの共用によりハイザック以上に類似する部分が数多く散見されるのも特徴的。
ネオ・ジオンがハイザックよりも、むしろマラサイこそ真の後継機種と認めていたのも納得。
『MG ハイザック』との比較
ティターンズの主力量産機が揃い踏み。
MGでは最低でもティターンズ系はこの2体を押さえておきたいところながら、肝心のハイザックが駄作で、情けないMSもとい情けないガンプラと化しているのが致命的。
しかしながら、ハイザックも改造すれば見違えるほどの名品に仕上がるので試して、どうぞ(改造が楽とは言っていない)
『MG ガンダムMK-Ⅱ』と比較
初期のティターンズ主力機が揃い踏み。
マラサイ以降、ティターンズ陣営の新作が出ないのは、悲しいなぁ・・・
いい加減、ヘイズルばかり流用するのやめてくれよ・・・(絶望)
オプション
主なオプションはライフルとサーベル、ハンドパーツのみとシンプル。
ビーム・ライフル
レンズにはクリヤーパーツを採用。
Eパックは取り外し可能。
合わせ目が一部出ます。
設定上、ライフルはハイザックと同じものを使用しているものの、マラサイに付属するものは地味に新規造形で再現。
また、フォアグリップも可動式に進化。
ビーム・サーベル
通常より長いグリップが特徴的なビーム・サーベル。
グリップはシールド裏に収納可能。
ハンドパーツ
付属のハンドパーツは差し替え式のものと、可動指の2種類が同梱。
HGUC版では左手が平手のみだったケチ臭い仕様だった時に比べ、MG版は差し替えで両手とも表情豊かに再現出来るのは大きな改善点。
造形は申し分ない反面、ライフル保持用のハンドパーツがガバガバで、まともに持つことすらままならないのが難点。
保持用のダボピンも無いので、ライフルを格好良く構えさせるには、少しコツが必要。
可動指
可動指は第二関節まで曲げる事が可能で、『MG ドム』のような様々な表情付けが可能。
反面、可動指で武器を持たせる事は出来ない。
アタッチメントパーツ
マラサイには専用のアタッチメントが豊富に付属し、別売のアクションベースやバリュートパック一式を取り付け可能。
このキットには、『ラウンドフォーミングジョイント』と呼ばれる独自規格のジョイントが付属。
従来アクションベース専用ジョイントと異なり、股下ではなく背中に接続する方式を採用。
ジョイント部はレールに沿ってスライド可動。
背中に取り付ける性質上、股下接続方式よりも自由度の高い、アクロバティックなディスプレイも可能としている。
フル装備状態。
マラサイはマウントラッチを持たない機体のため、ハイザックと異なり手持ち武器以外の装備を懸架出来ないのが残念なところ。
折角、ジェネレーター出力上げてもらったのに、他の武器を戦地に持ち込めないとかウッソだろお前www
「(設計者)馬鹿じゃねぇの?」と思いつつも、今思えばシロッコ兄貴もジ・Oにはライフルとソードしか装備させず、不必要に武器を搭載させる必要はないと主張していたので、改めて見ればこれが正解かもしれない。
実際、ACをプレイしてみて察しが付くと思いますが、武器を多く載せれば載せる程重量過多でバランスと機動力が低下し、武器の切り替えに手間取る等、火器管制にも悪影響を及ぼすので、高性能な武装を最低限持って乗り切る方が現実的だったりする。
無双(死出の旅)前提で玉砕しに行くなら話は別で、機体の性能が特機(スーパーロボット)級でなければ成立しない。
武器は趣味じゃなく性能で選ぶべきだって、誰かさんも言ってたし多少はね?
まぁ、(本気を)出そうと思えば。
HGUCでは不可能だった武器の両手持ちが出来るようになったので、もう許せるぞオイ!
アクション
ということで、『MG マラサイ』でした。
総評としては、強烈な個性こそ持たないものの、MGとしては堅実な作りとなっており、あまり欠点らしい欠点を持たないのが最大の魅力。
個性的な可変機が多数登場するZガンダムにおいて、特筆すべきユニークさやギミックは一切持たない反面、その無難なパーツ構成故に不満点は見当たらないのはメリット。
基幹構造に安心と実績のザク2.0の内部フレームを採用しているだけあり、堅牢かつ扱いやすい仕様となっているのが大きな特徴で、グフ2.0同様に実質的なザク2.0のバリエーションキットとも言える。
使い回しという意見もあるものの、下手に弄って改悪されるよりはまだ良い方。
とは言いつつ、「ムーバブル・フレーム搭載機の癖に、なにザクのモノコックフレーム使ってんだオォン!?」というガノタ兄貴特有の責も聞こえてきそうですが、無難なパーツ構成になっているので結果オーライ。
欲を言えば、付属品がライフルとサーベルのみとオプションの少なさが目に付くものの、致命的な欠点とも言い切れない。
あれは、『ザク2.0』のコストパフォーマンスがあまりにも優秀過ぎただけで、総合的に見るとこの『MG マラサイ』も決してコスパが悪いというわけでもありません。
定価4,200円程度ならこの程度か納得する人間も多いでしょうが、同価格帯の『MG アッガイ』と比べるとやはり面白味に欠ける部分もあるのは事実。
せめてフェダーイン・ライフルでも標準装備していれば、評価はさらに上がっていたというのが率直な感想で、豊富なオプションがメリットだったハイザックを組んだ後だと一層強くカンディル・・・
ちなみに、フェダーインはUC仕様に付属しているので、ライフルだけ欲しいなら本体が要らなくてもUC仕様を買うか、メルカリやパーツパラダイスで分割販売されているのを願うしかない。
史実通り、非可変機として傑作扱いなのはガンプラになっても変わらないが、影の薄さや地味な印象は拭えない面も目立つだろう。
あくまでマイナー機の域を出ないので、そこまで人気が無いのが痛いところとも言えるコアユーザー兄貴向けのガンプラとなっている。
また、LEDユニット対応なので、モノアイの発光ギミックも完備している点も見逃せない点だが、肝心のLEDユニットが付属していないのはマイナス点。
PGには標準装備しておきながら、何故MGには一部を除き標準装備されないのか、私には理解に苦しむね・・・
しかしながら、HGUCの完全な上位互換とも呼んでも過言ではなく、本体に合わせ目は一切出ないので、素組みでもある程度満足出来る完成度の高さは魅力の一つ。
HGUC版の欠点が全て解消されており、技術革新のおかげで同時期のMGと比べても一皮剥けた印象。
ライフルは(合わせ目が)で、出ますよ・・・
また、『MG νガンダム Ver.Ka』や『MG サザビー Ver.Ka』に導入されたハッチオープンギミック等も廃されたシンプルな構造なので、整備維持も容易なのも特色の一つとなっている。
まさに、ガンプラの理想像を具現化した存在。
欠陥だらけだった『MG ハイザック』とは打って変わり、スペックは全ての面において完全に凌駕している隠れた名品と呼んでも過言ではない。
極めつけはバリュートシステムに対応しており、別売の『MG 百式 バリュートシステム』同様に、バリュートパック一式を取り付け可能なプレイバリューの高さも見逃せない点。
一応、プレミアムバンダイ限定でバリュートパック一式(税込 1,470円)は分割販売されているので、必要なら購入の余地ありながら、不要ならスルーしても問題なし。
結論から申し上げると、無類のマラサイ好きなら買っておいても損はしないでしょう。
実際、マキブでも強いからね、しょうがないね。
ガンブレでもマラサイ一択で行きますよーイクイク!
俺のデカマラサイの猛攻に耐えられる奴なんざいねぇよ!(上辺兄貴リスペクト)
ガンプラは奥深いぜ、拓也!
余談ながら、何故こんなマイナー機がMG化を果たせたのかは謎ながら、ガンプラ化の条件が映画への出演、ガンオペ・マキブにプレイアブル機として参戦したというなら納得。
なら、そろそろガブスレイのMG or RE1/100辺りでのガンプラ化、まぁ~だ時間かかりそうですかねぇ?
以下、筆者が描いたコンセプトアート。
カトキ兄貴にように、オリジナルのイメージを壊さずにリファインするってなかなか・・・難しいねんな・・・
ちなみに、これ以上情報量を増やすと、RGやフルメカのように雑多な印象と外観となってしまうので、モールドは適度に抑えることが肝心。
我々が求めているのは、あくまで原作に忠実な造形とディテールのガンプラであり、実写版トランスフォーマーのようなリファインが施された魔改造製品ではない(古参並感)
以前に『スーパーミニプラ ジェットイカロス』の製品化を勝手に企画して、結構な反響を頂き、偶然にも製品化されたので可能性は0ではない筈。
もし、Z好きのBNDIの兄ちゃんがこれを見ているなら、プレバン限定でも良いので企画部に案を提出してくださいオナシャス!(見てるわけないだろ! いい加減にしろ!)
スクラッチビルドで生み出す事も出来そうですが、既存のガンプラを改造して済むような単純なものでもないので、やはり正式に製品化して欲しい、欲しくない?
本来はガブスレイ専用である筈のフェダーインが製品化されているなら、必然的に本体であるガブスレイもMG化されるべきなんだよなぁ・・・
まぁ、既に1/100スケールを想定して作り上げた、独自改造のガブスレイがあるので製品化しなくてもいいんだけどさ(拓也口調)
思い切って、3Dプリンターで大雑把に造形化して、関節を仕込んで再現しようかとも考えてるゾ。
まぁ、個人的にはお気に入りのギャプランを最新技術で1/100スケール化してもらいたいんだよなぁ・・・
レビューと評して、また自分語りしてたら文字数1万字超えちゃって、ブルっちゃうよ・・・
それでは皆さん。
楽しいホビーライフを。
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はぇ〜…すっごい完成度…ザク2.0のフレーム使ってただなんてたまげたなぁ…忌み嫌うジオンの技術使ってティターンズの癖に恥ずかしくないのかよ?(エゥーゴ並の難癖)
ティターンズのMS充実はMGのTR-6出せばドラムフレーム使っていくらでもバリエーションが出せるからBNDIの兄貴は作ってくれよな〜頼むよ〜
房総兄貴の画力の高さに2回も男汁を出した、画力がお太い…!
青いの兄貴
コメントありがとナス!
>はぇ〜…すっごい完成度…ザク2.0のフレーム使ってただなんてたまげたなぁ…
ザクは傑作キットって、はっきりわかんだね。
>忌み嫌うジオンの技術使ってティターンズの癖に恥ずかしくないのかよ?(エゥーゴ並の難癖)
お前んとこの技術が好きだったんだよ!(大胆な告白)
>ティターンズのMS充実はMGのTR-6出せばドラムフレーム使っていくらでもバリエーションが出せるからBNDIの兄貴は作ってくれよな〜頼むよ〜
お、そうだな。
MGの強みはフレームを流用して直ぐバリエーションを生み出せるって、それ一番言われてるから。
>房総兄貴の画力の高さに2回も男汁を出した、画力がお太い…!
アリシャス!
(線も)太いぜ。
レビューお疲れナス!
やっぱ···20センチデカマラサイのセクフレを···最高やな。
そもそもマラサイのmgがあった事におっp···おっぱげた!
こマ?
icr兄貴の画力がプロ並みでたまげたなぁ···
プラモ改造も出来て絵も書けるとか、こいつ相当変態だな。
まりあな兄貴
コメントありがとナス!
>やっぱ···20センチデカマラサイのセクフレを···最高やな。
そもそもマラサイのmgがあった事におっp···おっぱげた!
商品化されていたことすら知らなかったとは甘いぜ、拓也!(人違い)
こマ?
icr兄貴の画力がプロ並みでたまげたなぁ···
プラモ改造も出来て絵も書けるとか、こいつ相当変態だな。
当たり前だよなぁ?
ただ、やっぱり画風ゎ変えた方がいいかな
申し訳ないがPG(パキギメ)デカマラサイはNG
それにしても良いキットだぁ(恍惚)
ICR兄貴(絵)上手いっすね
自分(商品化ラインナップ)にハンブラビいいすか?
変形も単純だしマキオン参戦してるしいいぞーこれ!
バンダイは1/100でZガンダムシリーズを始めるんだよ、あくしろよ
hdk兄貴
コメントありがとナス!
>申し訳ないがPG(パキギメ)デカマラサイはNG
それにしても良いキットだぁ(恍惚)
PGマラサイとか夢のまた夢なんだよなぁ・・・
キットの完成度の高さはいいゾ~コレ!
デカマラサイはザクの兄弟みたいなもんやし。
>ICR兄貴(絵)上手いっすね
アリシャス!
でも後ろ姿も描いた方が良い、良くない?
>自分(商品化ラインナップ)にハンブラビいいすか?
変形も単純だしマキオン参戦してるしいいぞーこれ!
バンダイは1/100でZガンダムシリーズを始めるんだよ、あくしろよ
あ^~いいっすねぇ~
ハンブラビなら可変機では単純な構造で、YZN兄貴の人気と相まって1/100スケール化有力候補ですねクォレハ・・・
バンダイ早くしろ~(せっかち)
レビューお疲れナス!
デカフート・マラサイ(パイロット:ビン・カーン)
くっそ(足が)太いぜ。前まではマラサイは性癖に刺さらなかったけど今は刺さりまくるぜ(出血多量)にしてもICR兄貴は元バンダイ社員か何か?絵がうますぎてブルっちゃうよ…
ノンケ兄貴
コメントありがとナス!
>デカフート・マラサイ(パイロット:ビン・カーン)
なんていやらしいコンビなのだ。
こいつすげぇ兵隊だぜぇ?(蒙古軍)
>くっそ(足が)太いぜ。前まではマラサイは性癖に刺さらなかったけど今は刺さりまくるぜ(出血多量)
見える見える・・・太いぜ。
デカマラサイは通向けのガンプラって、はっきりわかんだね。
>にしてもICR兄貴は元バンダイ社員か何か?絵がうますぎてブルっちゃうよ…
フリーでも絵は描けるんだよなぁ・・・
ところでYou have a 今度MGでドムくん、出るらしいっすよ?(期待度)濃いすか?
返信アリシャス!
>ところでYou have a 今度MGでドムくん、出るらしいっすよ?(期待度)濃いすか?
(買う予定)ないです
持ってるから、もう十分堪能したよ・・・
レビューお疲れさまです。
MGのマラサイは巷でも人気ですよね。
一郎さんのレビューを読み返した後だと尚更完成度の高さに納得しました。
ただパイプの組み立ては昔に戻ったようで組み立てが面倒だった記憶があります。
当時は新しい部分と古い部分を混ぜたようでイマイチに思えたのですが、久々に触ってみるとこれはこれで正解だったのかもしれませんね。
逆にあまり再販されないのが残念です。
コットン様
コメントありがとうございます!
>MGのマラサイは巷でも人気ですよね。
一郎さんのレビューを読み返した後だと尚更完成度の高さに納得しました。
補足として、人気(一部のマニア)
マラサイにしては良く出来ている部類だと思います。
>ただパイプの組み立ては昔に戻ったようで組み立てが面倒だった記憶があります。
当時は新しい部分と古い部分を混ぜたようでイマイチに思えたのですが、久々に触ってみるとこれはこれで正解だったのかもしれませんね。
組み立てだけでなく、動力パイプがガバガバでいやに隙間が気になります。
とは言え、ザク2.0のフレームを流用したおかげで傑作キットとして仕上げられたのは英断でした。
>逆にあまり再販されないのが残念です。
ガンダムベースに行けばあります。
観光も兼ねて行くのも良いかと。
いつのまにかタクヤさんになってて草
マラ♂サイは上比下貧なアンバランス体形じゃないからすこ
ICR兄貴の画力が思ってた以上に高くてブルっちゃうよ・・・・・・ビルドサファーガンダムの設定画もオナシャス!
スローロリス兄貴
コメントありがとナス!
>いつのまにかタクヤさんになってて草
普段は真面目でやさしいガンプラビルダー。
しかし、いったんケツマンを弄られると「おまんこきもちいい・・・おまんこにちょうだい」と卑猥な言葉で太マラサイをおねだりするバリタチ淫乱タクヤに大変身してマジ狂い!
>マラ♂サイは上比下貧なアンバランス体形じゃないからすこ
そうだよ(便乗)
UC特有の重厚感溢れるデザインがいいゾ~コレ!
>ICR兄貴の画力が思ってた以上に高くてブルっちゃうよ・・・・・・ビルドサファーガンダムの設定画もオナシャス!
あ、いいっすよ。
カトキ兄貴風に描きますよーカクカク!
はぇ~すっごい画力・・・
正直、リバイヴのナオキです・・・(NAOKI的な意味で)より100倍マシのデザインなんだよぁ、お前よぉ〜
真面目な話をすると、バンダイにはプロポーションとモールドを優先したガンプラ作りをして欲しいですよね。
・可動を優先して関節が変になる
(HGリバイヴ ギャンの肘等)
・プラモデルのオリジナルギミックを追加する(追加するのは良いけど、ギミックを使用しない時の造形がおかしい MG2.0フリーダムのバラエーナお前じゃい!!)
モールド多めはカッコいいけど、宇宙世紀系なら、のっぺりした面が良いってそれ一番言われているから。
ノ○ケ(大嘘)兄貴
コメントありがとナス!
>はぇ~すっごい画力・・・
アリシャス!
他も描いてみたい、みたくない?(デザイナー並感)
>正直、リバイヴのナオキです・・・(NAOKI的な意味で)より100倍マシのデザインなんだよぁ、お前よぉ〜
真面目な話をすると、バンダイにはプロポーションとモールドを優先したガンプラ作りをして欲しいですよね。
・可動を優先して関節が変になる
(HGリバイヴ ギャンの肘等)
・プラモデルのオリジナルギミックを追加する(追加するのは良いけど、ギミックを使用しない時の造形がおかしい MG2.0フリーダムのバラエーナお前じゃい!!)
お、そうだな。
ひび割れモールドは申し訳ないがNGながら、最新のガンプラのプロポーションはいいゾ~コレ!
フリーダムはギミックにこだわらなければ、旧Verでも十分完成度高いって、はっきりわかんだね。
>モールド多めはカッコいいけど、宇宙世紀系なら、のっぺりした面が良いってそれ一番言われているから。
そうだよ(便乗)
UC系に過剰なモールドは必要ねぇんだよ!