今回のガンプラは、以前に取り上げたガブスレイの兄弟機となる、「ハンブラビ」をご紹介。
他に類を見ないユニークなデザインや、劇中での活躍ぶりと相まって、人気の高いMSでもあります。
それでは、早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
総パーツ数はごく一般的。
組み立ては大体一時間少しで完了。
RX-139 ハンブラビ
「RX-139 ハンブラビ」は、ティターンズが試作した可変MSであり、同時期に開発・運用された「RX-110 ガブスレイ」と同じくパプテマス・シロッコによって設計され、実質的には兄弟機となる。
水生生物を模したフォルムを持ち、索敵能力向上のために5つのモノアイを装備している他、バイオセンサーまで試験的に搭載されていると言われている。
基本スペックそのものはマラサイ等の量産機と大差ないレベルであったが、内蔵されたロケットモーターの燃焼効率が極めて高く、長時間の戦闘が可能な上に、実際の推力や加速性能もカタログスペックを大きく超えている。
装備は「ビーム・ライフル」や「ビーム・サーベル」、「クロー」といった基本的なものに加え、「ウミヘビ」や「クモの巣」といった特殊兵装を扱うことが可能で、対MS戦において高い戦闘能力を発揮する。
機体構造はガブスレイと比べて単純化されており、整備性や量産性も高かったが、ポテンシャルを完全に引き出すには高い技量を要求したため、結局は試作機が数機生産されただけに終わった。
本機は主にヤザン隊によって運用され、三機による高度なフォーメーションにより、エゥーゴ側に多大な損害を与えている。
ということで、HGUC ハンブラビです。
そのあまりに奇抜な外観から、見る者に強い印象を与え、パイロットのヤザン・ゲーブルのインパクトと相まって、マニアから多くの支持を得る人気者。
ウミヘビを始めとした特殊装備も、敵をなぶり殺しにする極悪装備のオンパレードで、サディスト御用達MSの地位を不動のものにする。
キットは特徴的なフォルムを完全再現し、比較的簡素な変形機構も完備。
装備はフェダーイン・ライフル、海ヘビ、ビーム・サーベル等が標準装備となり、思いの外オプションは豊富。
頭部
首に相当する箇所が省略された異質な頭部。
上半身だけでも5つのモノアイを持つ、怪物的なイメージ。
ちなみに、頭部と胴体が一体化した外観は、ズゴック等の水陸両用機に近いデザインですが、本機は水陸両用機ではございません。
モノアイは全てシールでの再現で、正面の2つは貼り換えで目線を変えられます。
他は完全固定。
可動に関しては皆無。
肩部
大きく張り出したショルダーアーマー。
胴体と一体化しており、可動は皆無。
肩関節はボールジョイント接続で、想像以上に広範囲に可動。
腕部
肘関節は90°程可動。
クローは展開可能。
地味ながら、ガンダリウム合金すら軽く切り裂く恐るべき威力を発揮。
ハンドパーツは握り拳、武器保持用、平手(右のみ)が付属し、造形やディテールも良好。
胴体
胴体部分は動力パイプ、コックピットハッチ等が予め色分け済み。
背部にはエイのヒレの思わせる、二枚の巨大なフィンを装備。
フィンは独立可動。
背部ビーム・ライフルは、基部が左右に旋回。
テールランスは二軸関節で構成され、MS形態でも問題なく可動。
腰部はボールジョイント接続。
かなりフレキシブルに可動しますが、フィンが干渉するため、あまり捻ったりは出来ません。
反る、屈むといった動作はそれなりに可能。
下半身
大型化したサイドアーマーが特徴的な腰部。
サイドアーマーはボールジョイント接続で、フレキシブルに可動。
股下にはアクションベース用の接続部あり。
裏側も内部メカが造形されています。
股関節はボールジョイント接続で、軸関節ではないものの自由度は高め。
脚部は可動を阻害するものが無いため、腿上げも他の追随を許しません。
膝も二重関節により、180°近く可動。
足首関節は多重関節で、可動範囲や接地性は優秀。
つま先の長い形状なため、安定性も秀逸。
オプション
装備はフェダーイン・ライフル、ビーム・サーベル、ウミヘビが付属。
フェダーイン・ライフルはガブスレイに付属するものと同様のものですが、成型色がグレーに変更。
まともに銃を構えることも出来なかったガブスレイと比べ、ハンブラビは比較的安定した保持が可能。
しかし、機体のあちこちに干渉するため、ポージングが限定されるという新たな問題点も浮上。
ビーム・サーベルは二本付属。
ビーム刃はクリヤーイエロー成型。
ウミヘビは4パーツで構成され、細部までこだわった仕様。
ワイヤー部分は、リード線による再現。
MA形態
MAへの変形は以下の通りです。
まずは両腕を画像のように移動させます。
海老反りの如く、足を折り曲げ、テールランスを展開。
脛のスラスターをお越して完成。
他の可変機と比較しても至極シンプルな可変機構。
見た目はエイそのもの。
変形シークエンスそのものは、意外にもガンダムエピオン等と共通しており、割とハンブラビだけの個性というものでも無かったり。
変形後の底部は、ややシュールな印象。
アクション
ということで、「HGUC ハンブラビ」でした。
6年前の製品ですが、完成度は現行のシリーズと大差ないレベル。
造形面では特徴的なフォルムを的確に再現し、可動範囲も比較的良好。
装備も劇中で使用したものは一通り揃っており、特に不満な点は無し。
しかし、脚部や装備等に合わせ目が出てしまう構成なので、塗装を施すならそれなりに処理も必要になります。
今後はモノアイを始め、各部のディテールアップをメインに改修予定です↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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