GONG 『パシフィック・リム(PACIFIC RIM)』ジプシー・デンジャー(Gipsy Danger) レビュー


 

コレクター兄貴オッスオッス!

 

最近はパシフィック・リム10周年に合わせて再び便乗してきました。

 

今回ご紹介するのは、インフィニティスタジオとは別にGONGから発売されたジプシー・デンジャーです。

 

また主役機かマンネリでモチベ壊れるなぁ・・・と言いつつ新たにハイエンドモデルとして舞い戻ってきたジプシーに若干の期待もあるので初投稿です。

 

それでは早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 

 


付属品一覧


今回もやたらと丁寧な梱包で、クッション材としてスポンジまで封入。

 

やはり今の中国は、フィギュア製品に対する意識が以前とはまるで異なる程のポテンシャルを発揮してきたというのが率直な印象。

 

(本気の中国)怖いねぇ・・・

 

 


ジプシー・デンジャー


ということで、『ジプシー・デンジャー』です。

 

今回は新たに参入したGONGからリリースされた超合金ブランドトイで、その第一弾として発売。

 

全高は25cmと超合金魂やPLAMAXより一回り大きめのサイズながら、ほぼ1/350スケール(※)で立体化。

 

※公式ビジュアルガイドでは79.2mまたは87.8mとされており、サイズ規定は曖昧な部分がある。

 

全身は劇中同様に彩度を落としたメタリックブルーを基調に、フレーム部分はガンメタリック、アクセントにゴールドが彩色され、従来の同立体物以上に原作に近い仕上がり。

 

純粋な人型イェーガーということもあり、可動範囲も広くポージングも人体の動きを連想させる柔軟なポージングが可能。

 

加えて、全身のマーキングやナンバリング等もタンポ印刷が施され、擦れて消えている部分まで実機を意識したかのような表現はまさに職人技。

 

 


頭部


頭部の形状や造形、我々がイメージするジプシー・デンジャーの印象そのもので、ディテールや塗装、マーキング何れも細密に再現。

 

しかしながら、注目すべきは今回新たに実装されたコンポッド(頭部コックピット)の挿入ギミック。

 

首回りの装甲(赤くマーキングした部分)が可動式となっており、襟元を後部へ倒すと首周りの装甲が展開。

 

その逆で、襟元を正面へ倒すことでコンポッドを収納可能。

 

内部メカも精密に施され、見所は多々あり。

 

首の可動域は残念ながらデザイン上の弊害ということで、従来通りとなっており左右には精々30°程度首を振るのが限界。

 

上下にもそれなりしか動かないものの、本編でも首の動きは然程重要かと問われるとそうでもないので、個人差が大きい印象。

 

頭部は発光ギミック内臓。

 

バイザーそれ自体がスイッチとなっているので、クリヤーパーツ部分を押すことで点灯と消灯を切り替え可能。

 

光量は非常に強く、画像ではバイザー全体が光っているように見えるものの、実物はモノアイのように中央に光点があるのでイメージと異なる発光。

 

 


肩部


ショルダーアーマーは美しい曲線を描きつつも、無機質で硬質感を重視した形状を忠実に再現。

 

塗りわけやマーキングもややくすんだように施され、リアリティ溢れる仕様。

 

ショルダーアーマーは独立可動。

肩の可動域の狭さは既存品でも大きな課題であった分、この独自の改良はポージングの幅を広げる良い案だと言える。

 

この恩恵により腕はショルダーアーマーの可動により、腕を水平近くまで上げられるように。

 

また、肩関節基部はスイング機構により、腕を前方へ正面近くまで引き出す事も可能。

加えて、肩の動きに連動して胸部装甲も可動。

 

これにより、可動域拡大だけでなく劇中のような細かな装甲の動きも楽しめる仕様に。

 

ちなみに、肩は取り外し可能。

関節の対摩耗メンテナンスは元より、頻繫に腕をもがれたシーンを疑似的に再現可能。

 

補足として、破損パーツを自作して差し替えればさらに遊びの幅が広がるので腕に覚えのあるモデラー諸氏は是非お試しあれ。

 

 


腕部


逞しく力強さを感じさせる腕部。

 

造形もディテール、塗装等どれをとっても優秀。

 

肘は2重関節により、180°とはいかないまでも広範な可動を実現。

 

手首関節はスイング機構で動く他、基部がボールジョイント接続なので予想以上に可動域が広い。

 

 

五指は第二関節まで可動し、それぞれ独立した動く構造。

 

従来はハンドパーツは差し替えが主流だった故に、これにより指の表情付けがより豊かに表現可能となっただけでなく、手首の交換の手間も無くなったのは大きなメリット。

 

反面、関節は繊細なので破損には要注意。

 

 


胴体


胸部に巨大なリアクターを設けた威風堂々とした姿を視聴者の脳裏に焼き付けた上半身。

 

無論、装甲の隙間から覗くパイプや露出したダクト、脇のCO2冷却ガス排出口のメカニカルな造形等、細部まで手抜かりなし。

 

背面ダクト左側のスイッチを押すことで今商品最大の目玉ギミックが胸部リアクターの発光&タービン回転。

 

胸部がオレンジオレンジの順に時間差で色を変えながら発光しつつ、タービンが回転するという驚異のシーケンスを再現。

 


従来既存品ではただ光るだけだったのが、今作では劇中同様のメモリアルシーンをアクションフィギュアでも演出するというリスペクト精神を感じる仕様に・・・いいぞ^~コレ。

 

胴体の可動範囲はそれなり、腰を捻るのは必要最小限のレベル。

 

 

対して、前後には大きく動きのけ反る、屈むといったポージングには大きく役立つ関節構造。

 

 

背面スタビライザーは後方へ可動し、肩や腕の動きを極力阻害しない配慮がなされているのが特徴。

 

さらに、従来品には無かった折り畳み式の可動軸が設けられ、フレキシブルに可動。

 

 


下半身


脚部はスマートな形状で、如何にも主役機らしいヒロイックなフォルム。

 

各部のモールドやディテール等は、下半身も情報量は大方イメージ通り。

 

股関節は近年ではスタンダードは軸関節を採用。

 

基部もガンプラのMGのようにスライド可動。

 

大腿部装甲は一部が可動し、脚部の可動範囲を広げる際に威力を発揮。

 

股関節の自由度は極めて高く、ハイキックが可能な程。

 

但し、転倒による破損等の観点からこの状態での展示は非推奨。

 

脚部は可動域が非常に広く、立膝を付くポージングも難なく可能。

本製品においての魅力は、ただ単に膝をつくのではなく、ムーバブル・フレームを思わせる人体を意識した柔軟で自然なフォルムを追求している点が大きな強み。

 

膝は2重関節により180°近く可動。

 

太股部装甲及びシリンダー、脛のダンパーは膝の動きに連動してスライド可動。

 

足首の可動域は前後には大きく動くものの、左右にはさほど動かず設置性もそれなり。

 

つま先は二か所が可動し、フレキシブルな動きが可能。

 

足裏のパネルラインは精密ながら、一部は合わせ目が目立つパーツ構成。

 




 


内部メカ


一部装甲は着脱式、開閉ギミックと併せて内部フレーム・メカの展開を再現。

 

疑似的なMGのような凝った作りとなっており、メカニカルチェーンベース等を用意すれば基地内での整備シーンをイメージしたディスプレイも可能。

ちなみに、着脱式装甲はマグネットではなく、ダボピンによる取り付けなのでプラモデルのように折らないよう細心の注意を払う必要性有り。

 

 


比較


クリムゾンタイフーン(他社製品)との比較

 

30cm台(1/250スケール相当)での製品化を採用しているインフィニティスタジオ版と比べ、二回り程小柄で5cmの差は実感以上に大きめ。

 

ちなみに、インフィニティスタジオからはジプシー・デンジャーは未発売。

 

超絶技巧で世間を魅了するインフィニティスタジオだけに、後発製品の強みを活かした改良と独自の路線を期待したい。

 

おまけとして超合金魂との比較。

 

実物は既に股関節破損により手放してしまったので、公式サイトからの引用(https://tamashiiweb.com/t_item/120/)

 

超合金魂の艶を抑えたマットな質感も捨てがたいものの、やはり適度なグロスと金属感や劇中のイメージはGONG版の方が再現性は高いと言わざるを得ないのが日本人ファンの視点から見れば辛いところ・・・悪く言えば超合金魂では成形色メインでプラスチックの質感丸出し。

 

色合いも見直してみるとあまりにも色鮮やか過ぎて、当時スクリーンで目の当たりにしたイェーガーの持つ、巨大かつ薄汚れた外観と痛々しい傷跡を残した偉大なる巨兵のイメージから余りにもかけ離れている。

 

反面、GONG版は全面塗装により深みのある重厚なメタリックブルーがまさに我々の思い描くジプシー・デンジャーのイメージを的確に具現化した点が大きな強みと言える。

 

それでも超合金魂版は当時の最先端ハイテクトイであったことを忘れてはいけない(戒め)

 

 


オプション


付属品はプラズマキャスターやチェーンソードを始め、オプションパーツや専用ディスプレイスタンド等多彩。

 

プラズマキャスター

 

こちらも超合金魂同様にLED発光ギミック内臓。

 

クリヤーパーツ成形された発射口がボタンとなっているのでそれを押すことで発光・消灯の仕組み。

こちらは青白い光を放ち、光量も申し分なし。

 

ただ気になるのは表面に見えるビスの存在で、これだけ外観に気にかけているならビス隠しのパーツは付けて欲しかったのが正直な所。

 

エフェクトパーツ

 

エフェクトはそれぞれ、エルボーロケット用とプラズマキャスター用の二種が付属し、グラデーション塗装済み。

 

エルボーロケットは肘を曲げた際に取り付け部位が姿を現し、その奥に突き刺すように取り付け。

 

 

チェーンソード(展開時)

 

チェーンソード(射出時)

 

チェーンソードは2種類付属し、射出時は針金を内蔵したベンダブル構造を導入し、これにより自由自在に曲げる事が可能。

 

武器専用ラック

 

オプションパーツはこのように一通り懸架可能。

 

反面、一部パーツは余剰と化してしまうのが欠点。

 

専用ディスプレイ台座

 

台座は刻印入りで、バンダイのアクションベースに近いメカニカルな造形とディテール。

 

表面には『GIPSY DANGER』の機体名が刻まれたモダンなデザイン。

 

ディスプレイとラックは連結可能。

 

本体と併せて主要な装備を纏めて展示可能で、スペースも圧縮してディスプレイ可能。

 

ジプシー本体はジョイントを介して固定可能。

 

腰部パーツを一部外し、ジョイントを取り付けることで固定され、揺れによる転倒の恐れはある程度軽減される仕様。

 

 


アクション


ということで、『GONG ジプシー・デンジャー』でした。

 

総括すると現時点ではジプシー・デンジャーの立体物では間違いなく最高峰の完成度を誇る逸品。

 

誰がどう見ても、あの(皆さんご存知の)本編で縦横無尽の活躍をした巨人ジプシー・デンジャーそのもの。

 

今まで数多のジプシー・デンジャーの立体物が世に解き放たれたものの、可動とハイディテールを両立しつつも、表紙に登場のメタリックな彼(彼女)の出現はまさに衝撃的。

 

ウェザリングは抑え目でインフィニティスタジオの製品と比べて、ハリウッドCG特有のオーバーディテールの再現には及ばないものの、それでも十二分に劇中の理想像を再現していると言える出来栄え。

 

付属品も豊富に付属し、エフェクトパーツと相まってダイナミックなアクションポーズを取る事も難なく可能。

 

また、最大の特徴はLED発光ギミックで、特に胸部のリアクターの起動は原作を忠実に再現しており、今までには無かった唯一無二の個性。

 

一方で残念な部分も少なからずあり、ビスが露出していたり、バイザーの光り方が単調であったり粗探しで気になる点も多々あるものの、それでも多くのメリットを考慮すれば差引プラスで、人によっては全く気にならない程。

 

無論、インフィニティスタジオがこれをさらに上回る製品を発売すれば、またユーザーの評価や人気度は変わることが十分予想されるものの、それでも革新的な技術が数多く盛り込まれているのは大きなアドバンテージ。

 

価格は輸入品ということもあって、相場はバラツキがあるものの約¥30,200~¥38,320程度で決して安いわけではないものの、このクオリティに反してはやや割安感はあるかもしれない。

 

既に在庫が相次いで尽きたインフィニティスタジオ版と比べ、まだ多くの通販サイトでは取り扱いがあるため、興味を引かれた読者諸兄はまずは通販サイトを見て頂きたい。

 

大きさは約25cmと大きすぎず小さすぎずといったサイズ感で、一般的なサイズの艦船模型等のスケールモデルと併せたいユーザーには嬉しいポイント。

 

尚更、オプションパーツにタンカーが付属しなかった点が悔やまれるが、超合金魂をお持ちのユーザー諸氏は他社製品からの流用を推奨。

 

灵机魂(霊機魂 )にすらお約束として付属しているのに、付属しなかったのは完全に悪手だゾ~コレ!

 

それにしても、今更ながら壊れたとは言え超合金魂を下取りに出してしまったのは痛いですね・・・これは痛い()

 

壊れたからといって、簡単に手放すのはやめようね!(教訓)

 

それでは皆さん。

 

楽しいホビーライフを。

 

お売りください。駿河屋です。

 

 


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