バンダイ ROBOT魂 ボリノーク・サマーン レビュー


 

今回は「ROBOT魂 ボリノーク・サマーン」をご紹介。

 

前回レビューしたザメルと同じく、ガンプラとして「HGUC ボリノーク・サマーン」が立体化される機会に恵まれないため、ガンプラ化が難しい機体はこのシリーズで補完していきます。

 

本製品は偶然にもブックオフで定価以下で入手。

 

早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 


付属品一覧


本体自体は彩色済み完成品。

 

組み立ても非常に簡単。

 

水転写デカール

 

Ka signatureでは恒例の水転写デカール。

 

 


PMX-002 ボリノーク・サマーン


「PMX-002 ボリノーク・サマーン」はパプテマス・シロッコ大尉が、ジュピトリス内で設計・完成させた「PMXシリーズ」の1機で、試作型偵察用として開発されたMSである。

 

同時期に開発・運用された「RMS-119 アイザック」や「RGM-79EW EWACジム」などと同様に偵察・索敵に主任務とした機体である。

 

偵察用MSの主な役目として、ミノフスキー粒子散布下での索敵や、早期警戒が主な任務である。

 

レーダーはミノフスキー粒子散布下では使用不可能であったが、粒子が拡散するとその効果が減衰するため、ミノフスキー粒子濃度が低い戦闘区域では、偵察機のレーダーによる警戒・索敵は十分有効となる。

 

しかしながら、本機はミノフスキー粒子の影響が薄い環境下での偵察を目的とした「アイザック」や「EWACジム」と異なり、高濃度ミノフスキー粒子領域内での偵察・索敵に特化されている。

 

偵察機という役割上、積極的な戦闘に使用される機体ではないものの、高濃度ミノフスキー粒子領域内での偵察・索敵故に、従来の偵察型モビルスーツとは異なる性質を持つ。

 

特に装備面では、「2連装ビームガン」、「グレネードランチャー」、「シールド兼シザー・クロー」、「ビーム・サーベル兼ビーム・トマホーク」といった、多彩な火器や武装によって、戦闘にも十二分に対応可能な高い戦闘能力を持つ。

 

これらの過剰とも言える豊富な装備は、本機が偵察・索敵を主任務としつつも、同時に戦闘や支援を行うことを視野に入れられていることからも明らかである。

 

また、背部には姿勢制御スラスターを兼ねた、巨大なバックパックが搭載され、その推進力と機動性は高機動MSと遜色ない程である。

 

本機は「PMX-001 パラス・アテネ」、「PMX-003 ジ・O」との連携を想定し、遠距離から索敵を行い、それによって得た情報を他機に共有する部隊の「目」として活躍。

 

主なパイロットはサラ・ザビアロフ曹長。

 

実戦では、その優れt情報収集能力でシロッコ大尉の搭乗するジ・Oを補佐し、「PMX-001」と共に電子戦において、その能力を発揮した。

 

ということで、「ボリノーク・サマーン(以下熊)」です。

 

普通に熊みたいでカッコイイと思う(小並感)

 

1/144スケールで立体化されたものとしては、B-CLUBのガレージキット以来の製品化。

 

「Ka signature(シグネイチャー)」のブランドが指し示す通り、巨匠カトキ兄貴監修によってリファイン。

 

この製品コンセプトはHGUCシリーズとも共通しており、本体に使用されている素材もABS主体でシャープな造形。

 

同じプラスチック主体のガンプラとして扱っても、何の問題ですか?

 

何の問題もないね!

 

なので、HGUCのPMXシリーズと並べても何ら違和感なく、むしろ本製品がなければ、現状において永久にPMXシリーズはコンプリート不可能。

 

多分、バンダイスピリッツは今後も熊をキット化しない・・・

 

無視を決め込むのやめてくれよな~(懇願)

 

 


頭部


頭部は熊を思わせる耳が印象的。

 

センサーやダクト等はイエローで彩色済み。

 

モノアイはメタリック塗装で再現されてますが、正面からだとヒサシが邪魔で見えません。

 

首は多重関節により、外見からは想像も付かない高い自由度を発揮。

 

首を左右に振ることは難なく可能。

 

上下にも大きく可動。

 

熊の場合は、デフォルトでも首が前に突き出た状態なので、あまり実感わきませんが。

 

 


肩部


大型のショルダーアーマーが特徴的なデザイン。

 

ショルダーアーマー自体は独立可動し、腕を水平まで上げることも可能。

 

肩関節基部はボールジョイントで可動。

 

腕を少しばかり、前に持っていくことも出来ます。

 

しかしながら、背部のスラスターポッドに干渉するため、肩の自由度は低め。

 

 


腕部


両腕は左右非対称という特徴的なデザイン。

 

一見すると、同じように見えて、形状はかなり異なります。

 

肘関節は二重関節により、90°以上可動。

 

加えて、腕は回転可能。

 

手首はボールジョイントで可動。

 

 


胴体


これマジ?

 

上半身に比べて下半身が貧弱すぎだろ・・・という程に屈強な上半身。

 

ディテールはB-CLUB版を反映しており、設定デザインとはパネルラインが多少異なります。

 

背部には、巨大なバックパックが搭載されているのが最大の特徴。

 

メインバーニア、サブスラスター、スラスターポッドは全て独立可動。

 

背面から見た時の情報量は相当なものですが、背部にモーメントが集中しているので、背中から転倒しやすいです。

 

胴体はダブルボールジョイント関節。

 

左右への旋回は問題無く可能。

 

前後にはそれなりに動きますが、必要最低限のレベル。

 

それでもフレキシブルに可動します。

フロントアーマーはボールジョイントで可動。

 

 


下半身


脚部は意外にもPMXシリーズとしては、ジ・Oを除けばどっしりとしたフォルムに分類。

 

脚部の各所に配されたダクト等は、別パーツ化され、赤いパーツの上からフラットブラックで塗り分け済み。

 

大腿部はPVCですが、それ以外はABS素材で構成。

 

股関節は軸関節可動。

 

しかしながら、大腿部の付け根にやたらと接触するので、可動域はかなり狭いのが欠点。

 

腿上げなんてもっての外で、足を左右に少し広げるのがやっと。

 

その上、関節の保持力も低く、今回はパーマネントマットバーニッシュで保持力を強化。

 

膝関節は二重関節ですが、90°より少し曲がる程度。

 

足首関節は多重関節ながら、裾に干渉して可動域は狭め。

 

 

前後にも大して動きません。

 

本来ならば、かなり可動域は広い筈ですが、何とも残念な関節構造。

 

股関節と併せて、引き出し機構を採用する発想は無かったのか・・・(困惑)

 

足裏のモールドは精密に再現。

 




 


比較


「HGUC ガンダムMK-Ⅱ」と比較。

 

PMXシリーズとしては小柄ながら、それでも標準的な機体一回り程上回るサイズ。

 

設定全高19.9mから逆算してみた結果、本体の全高は約14cm程度と、スケール的にも1/144スケールとして扱えます。

 

全PMXシリーズ集合。

 

 


オプション


付属品はビームエフェクトや、差し替え用パーツが中心。

 

差し替え用頭部

 

頭部はレド-ムが展開状態のものが付属。

 

クリヤーイエロー成型により、光に当てると煌びやかに輝く仕組み。

 

最も、劇中では虹色に光っていたのですがそれは・・・

 

クロー・シールド

 

右腕に装備されたクローは、リデザインにより鋸状の刃が新たに追加。

クローは第二関節まで可動し、豊かな表情付けが可能。

裏側にはビーム・トマホーク兼ビーム・サーベルを収納可能。

 

右腕には、専用アタッチメントを介して接続可能。

 

ちょっとした小技ですが、HGUCシリーズのビーム刃を流用可能で、ビーム発射エフェクト風にすることも出来ます。

 

ビーム・サーベル&ビーム・トマホーク

シールド内側のビームガンは引き抜くことで、格闘装備として使用可能。

 

ビーム刃はクリヤーイエロー成型。

 

余談ながら、至高のバカゲー「ガンダムバトルユニバース」では、必殺技として巨大化したビーム・トマホークを敵に投げつけます。

 

ゲッター線浴びたような荒業やってんなお前な。

 

申し訳ないが、電子戦用MSが物理法則無視のトマホークブーメランを使うのはNG

 

何だよリアルロボットって(哲学

 

差し替え用グレネードランチャーハッチ

 

肩部グレネードランチャーは、差し替えによりハッチが開閉可能。

 

ただ、ハッチはゲートのカットが乱雑で、かなり粗が目立ちます。

 

魂STAGE対応ジョイント

 

本製品には魂STAGEに接続可能なアタッチメントが付属。

 

 


アクション


ということで、「ROBOT魂 ボリノーク・サマーン」でした。

 

貴重な熊の1/144スケール立体物として購入しましたが、ABS主体でガンプラにも劣らぬシャープな造形が売りで、熊の特徴的なデザインやプロポーションも完全再現。

 

カトキ兄貴監修なだけあり、より立体映えするアレンジが施されつつも、RGのような過剰なモールドが追加されていないので、情報量の多さも適度な範囲に収まっています。

 

加えて、製品段階でも細かな彩色が施され、そのままでも十分完成度が高め。

 

しかしながら、如何せんゲート痕の切り口が雑で、その上から塗装されている部分が厄介・・・現状のバンダイの品質管理に疑問を抱くレベル。

 

特にゲート痕が酷いグレネードランチャーのハッチ側面は、目を背けたくなる程の粗雑さ。

 

アルティメットニッパー使え。

 

ということもあり、塗装派は一度ゲート痕を整形し、その上から再度塗装しなければ納得いかないでしょう。

 

可動域に関しては、上半身の自由度は割と高めですが、下半身は可動範囲に難あり。

 

おまけに、関節の保持力も一部緩く、本体がABS主体の構成とは言え、上半身後方に重心が集中している所為で、転倒しやすいのも弱点。

 

魂STAGEを使用して、劇中同様に空間戦闘を意識したアクションポーズを取らせるのが無難。

 

長所よりも短所が際立っている感はありますが、それを差し引いても熊の製品化というだけで、もう許せるぞオイ!

 

注意点としてガンプラと異なり、各部は接着済み解体が非常に難しいので、如何にして分解せずに、合わせ目やゲート痕を処理出来るかがモデラーの腕の見せ所。

 

前回のザメルはほぼ成型色なので、ゲート痕やパーティングラインは少し整形してやれば消え、その上からデカールを貼り付ければ完全に隠せます。

 

合わせ目に関しては、モールドとして彫り直してやれば問題無いでしょう。

 

塗装済みパーツの場合、ハセガワのフィニッシュを細長い柵状に切り、合わせ目の上から貼り付ければ、ラインマーキングとして活かすことも可能。

 

ROBOT魂は少数生産とはいえ、マイナー機の立体化に積極的なブランドなので、メジャーな機体以外に興味がある方にはオススメ。

 

但し、かなり強気な価格設定なのが唯一の障害。

 

それでも、熊のフルアクション仕様モデルとしては、「HGUC ジ・O」等の他のPMXシリーズと並べられる唯一の立体物。

 

なので、どうしてもジュピトリス製MSを全て揃えたいユーザー諸氏にはうってつけだと思います。

 

受注生産という性質上、プレ値になっているかもしれませんが。

 

かと言って躊躇していると、手が届かない段階まで価値が上がって、後々泣きを見る羽目になるゾ。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 


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6件のコメント

  1. 熊さんは膝下から爪先へのデザインラインがカッコイイと思うの
    推力も高そうだし、強行偵察型がコンセプトかしら?
    劇中では偵察機って設定があまり生かされなかったのが残念

    膝近くまである長めの腕と顎を突き出した様な頭で「熊」よりは「ゴリラ」っぽく見えるのは私だけ?

    1. 何某様

      コメントありがとうございます♪

      偵察も戦闘も出来る高性能機なのに、活躍出来なかったのは大体パイロットの技量不足です。

      新作映画でも頭が虹色に光る演出されただけでしたし。

      >膝近くまである長めの腕と顎を突き出した様な頭で「熊」よりは「ゴリラ」っぽく見えるのは私だけ?

      動物は大抵そんな感じな気が・・・

      追伸.ウ ン チ ー コ ン グ って知ってる?

  2. >パイロットの技量不足です
    サラさん・・・

    >追伸.ウ ン チ ー コ ン グ って知ってる?
    すまぬ、ネットスラングはさっぱりなんだ…

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