バンダイ HGUC グフ・フライトタイプ レビュー


 

今回のガンプラは、HGUCより「グフ・フライトタイプ」をご紹介。

 

プレミアムバンダイ限定販売されたものが、MSV調のリアルタイプ仕様として再登場。

 

早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 


付属品一覧


パーツ数は、グフ・カスタムからの流用も多いため、通常より多め。

 

しかしながら、本体自体の完成は2~3時間程度で済みます。

 

水転写デカール

 

リアルタイプシリーズ恒例のデカールは、MSVを意識したマーキングが施されたもの。

 

 


MS-07H8 グフ・フライトタイプ


 

「MS-07H8 グフ・フライトタイプ」は、ジオン公国軍の試作MSである。

 

一年戦争開戦劈頭の宇宙世紀0079年3月1日、ジオン公国軍は地球の大地へと降り立つ。

 

その主力であったMS「MS-06J ザクⅡ」は宇宙だけに留まらず、地上でも活躍し、地球連邦軍を各地で破って快進撃を続け、開戦当初は地球圏を完全に蹂躙していた。

 

しかし無敵と思われていたMSにも弱点があり、特に航続距離の短さが顕著に現れていた。

 

これを解消すべく、ジオン軍上層部は様々な試行錯誤を繰り返したが、最も効果的な方法として考案されたのが、サブ・フライト・システム(SFS)「ドダイYS」に「MS-07 グフ」を乗せて運用するというものであった。

 

MSの航続距離延長としては、最も実用的な方法の一つであったが、同時にMSそのものに飛行能力を持たせ、航空機に頼らずとも運用可能な方法も模索された。

 

これを受け、ジオン軍は「アイザック・ウーミヤック」大佐を中核とした開発班を編成。

 

本国サイド3の「第29コロニー工業区」に実験場を新たに設営し、MSが飛行能力を獲得するための運用データ収集を開始する。

 

様々なアイディアが模索された結果、最も確実かつ当時の技術的限界を鑑みて、ロケットバーニアと熱核エンジンを脚部に併用・集中配置して強引に飛ばすという結論に至る。

 

本機の開発ベースには、開戦直後に制式採用されたジオニック社の「MS-07」が選出され、「プロトタイプグフ」1機と「MS-07」の3機が飛行試験型として改修を受けている。

 

飛行能力獲得を目指したグフには形式番号には、「H」のイニシャルが与えられた。

 

3月13日、ジオン地上軍は北米のキャリフォルニアベースを制圧したが、ここには研究所、実験施設、工場まで必要なものは全て揃っており、MSの試験運用には最適な環境が整っていた。

 

実際、擬似重力しか存在しないサイド3と比べ、本物の重力を体感できる当施設の方が実験に向いていたため、グフ飛行試験型の開発はキャリフォルニアベースに引き継がれた。

 

その後、試作機はフラットネイル空軍基地に輸送され、「ビリー・ウォン・タイク」大尉率いるテストパイロットによって運用され、4機合わせて38回の試験飛行を行った。

 

試験飛行は、いずれも低高度の飛行に留まり、4機の中で最も好成績を収めていた「3番機」が率先してデータ収集を行い、4番機が発展型の「グフ飛行型」となった。

 

しかし、この機体には4回もの改良が加えられており、飛行試験で優秀な成績を残すもエンジン調整が難航。

 

その上、テスト10日目で爆発事故を起こし、「フランク・ベルナール」少尉の命と共に機体を喪失してしまう。

 

MSの単独飛行させる事は、高い技術力を持つジオンでさえ困難な課題であった。

 

その後グフ飛行型に、より高出力なエンジンを搭載し、脚部には「MS-09 ドム」にも採用されている「熱核ジェットエンジン」4基を増設させ、姿勢制御翼も新たに装備された。

 

不運に見舞われつつも、ようやくHシリーズの完成型として「MS-07H8 グフ・フライトタイプ」が誕生。

 

初代実験機から、実に8回もの改修・改良が加えられ、数々の技術的難題を乗り越えて完成したのだ。

 

しかしながら、当機が完成した頃には地球連邦軍が発動したオデッサ作戦で、ジオンの主要な地上拠点は陥落し、既に地上におけるジオン軍の敗色は濃厚であった。

 

主戦場が宇宙へと移りつつ、コストパフォーマンスも悪化したため、制式採用されたにも関わらず少数の生産に留まった。

 

一説によると、機体のベースはグフ・カスタムになっており、一年戦争時代に限れば、唯一単独飛行できるMSとなった。

 

武装はグフカスタムをベースにしているため、グフカスタム同様ガトリングシールドとヒート剣、そして三連装35mmガトリング砲を装備。

 

ヒート・ワイヤーはオミットされているが、ヒート・サーベルは盾の中に収納されており、剣を取り出す時は盾が横に回転する等、即応性に優れている。

 

大推力で強引に機体を浮かせる推進方法のため、脚が「MS-09 ドム」のように肥大化し、両肩も同じように大型化。

 

バックパックにも大型の推進器が装備されている。

 

航続距離の問題こそ解決出来なかったものの、飛行性能は優秀であり、ミノフスキークラフトを搭載していないにも関わらず滞空や滑空が可能。

 

また、機動力は極めて高く、飛行能力を活かした制空権の支配だけでなく、宇宙空間と同様の3次元的挙動を活用した、より立体的な戦闘も可能としている。

 

このように、SFSに頼らずに飛行させる運用法は、一年戦争の終戦後も受け継がれ、後にティターンズが「RX-160 バイアラン」を誕生させるきっかけとなっている。

 

これは、「21stCENTURY REAL TYPE Ver.」としてガンダムベース及びプレミアムバンダイ限定で販売されているもの。

 

2018年に発売されたものと比べ、本体は青緑がかったグレーへと変更された以外は、基本的には同じ仕様。

 

本体は、元々HGUCでも指折りの傑作キットの一つである「HGUC グフ・カスタム」をベースとし、色分け・造形共に高水準で再現。

 

要は使い回しの使い回し(直球)

 

しかしながら、単なるバリエーションキットとは思えぬ高い完成度を誇り、開発陣の並々ならぬ熱意が感じられるアイテムの一つ。

 

また、リアルタイプシリーズらしく、ミリタリー色の強いカラーリングを全面的に押し出し、MSVを彷彿とさせる専用デカールが封入された特別仕様。

 

 


頭部


頭部は基本的に同じ構成ですが、動力パイプが形状修正された仕様。

 

モノアイはH・アイズへ換装し、グフ・カスタムと同じくクリヤーレッドで塗装。

 

モノアイは可動式ですが、母体となったグフ・カスタムよりも可動範囲は低下。

 

左右に動かしても、ほぼ正面しか見ていません・・・は?

 

動力パイプはパーツ変更に伴い、切れ込みが目立つのが難点。

 

首関節はダブルボールジョイント関節。

 

可動範囲は基本的にグフ・カスタムと全く同じで、左右以外は殆ど可動しません。

 

 


肩部


肩部はスパイクを排した新規造形パーツへと変更。

 

合わせ目等も出ず、造形面ではこれといった欠点は見受けられず。

 

ダクト等も細部まで精密に造形化。

 

肩関節は、ショルダーアーマーの変更に伴い、同時に新規造形で再現。

 

ショルダーアーマーは独立可動し、腕を水平まで上げる事は可能。

 

但し、頭が肩にめり込むような構造はそのまま。

 

肩関節基部はグフ・カスタムと同じく、引き出し機構を備え、ガトリングシールドを構えても腕が垂れ下がらないのも共通。

 

 


腕部


腕は成型色以外は変化無し。

 

肘関節の可動範囲も同一で、90°程度しか可動しません。

 

但し、右腕のヒート・ワイヤーは廃されたデザイン。

 

 


胴体


グフ・カスタムと比べ、胴体は成型色だけでなく、造形も一新。

 

原型機と比べ、より直線的なラインが多用されたデザイン。

 

コックピットハッチはクリヤーパーツを採用。

 

ハッチの形状もグフ・カスタムとは異なる面構成。

 

バックパックはフライトタイプ用に大型化。

 

バーニアは非可動ながら、ノズル内部のディテールは精密に再現。

 

背部ウイングは前後に可動。

 

ウイング表面のラインのみ彩色か、デカールで色分けを再現する仕様。

 

胴体の動力パイプは、バックパック直結式ではなくなった恩恵で、腰部関節の自由度は大幅に向上。

 

この仕様変更により、従来のグフ系キットでは不可能だった腰の捻りが可能に。

 

胴体関節はボールジョイントなので、反る・屈むといった動きも十分出来ます。

 

スカートはフロントアーマー、サイドアーマー・リアアーマーと全て新規造形で再現。

 

サイドアーマーウイングは、上下に可動。

 

 


下半身


原型機から最も著しい変化を見せる脚部。

 

スタイリッシュなグフのイメージを変える、重量感溢れるボリューム感が魅力的。

 

側面には4基の熱核ジェットエンジンが装備されているのが特徴。

 

膝関節は2重関節ながら、裾が広がったため若干ながら可動範囲が減少。

 

しかしながら、それほど大きなデメリットでも無く、

 

 

足首関節は多重関節ながら、接地性はそれ程高くありません。

 

とは言え、空戦主体のフライトタイプにとって、あまり大きなデメリットではないのが救い。

 

足裏は肉抜き穴等もなく、スラスターやモールド等も精緻に再現。

 

 


比較


「HGUC グフ・カスタム」と比較

 

ベースは言わずもがなグフカスですが、腕や大腿部以外の共有パーツは無く、ほぼ新規造形キットと言っても過言ではない変貌ぶり。

 

各部関節やギミック等に関しては、「HGUC グフ・カスタム」のレビューをご参照ください。

 

バンダイ HGUC グフ・カスタム レビュー

 

これまでのグフシリーズと。

 

あ^~たまらねぇぜ。

 

バンダイ HGUC グフ レビュー

 

 

ちなみに、足はドムよりもさらにボリュームアップ。

 

見える見える・・・太いぜ。

 




 


オプション


付属品はガトリングシールド、ヒート・サーベル以外はグフ・カスタムと同一。

 

唯一、ヒート・ワイヤー用のリード線が付属していないのが相違点。

 

ガトリングシールド

 

ガトリングシールドは、成型色がガンメタリックになった以外は全く同じ。

 

今回も、レンズにH・アイズを使用してディテールアップ。

ハンドパーツ

 

ハンドパーツは握り拳、武器保持用、平手が付属。

 

ディスプレイスタンド

 

専用のディスプレイスタンドは、クリヤーブルー成型のものが付属。

 

余剰パーツ

 

キットはグフカスの流用ということもあり、余剰パーツも大量に発生。

 

しかしながら、キット付属のものとは別にポリキャップ一式を用意出来れば、アンオフィシャルな陸戦型仕様へも換装可能。

 

フライトタイプの余剰パーツは、他のガンプラと比べても大いに利用価値があるので、そこそこ満足度は高め。

 

フル装備状態

 

元々マッシブな本体に、ガトリングシールドを装備させるだけで重厚なフォルムへ早変わり。

 

無論、フライトタイプにヒート・ワイヤーを装備させて架空の格闘戦仕様にも出来ます。

 

リード線もあれば、ヒート・ワイヤーも再現。

 

はえ^~すっごい強そう(強いとは言っていない)

 

今更ながら、グフからヒートロッド奪ったら、後には何も残らないんだよなぁ・・・

 

 


アクション


ということで、「HGUC グフ・フライトタイプ」でした。

 

元々が限定品ということで、店頭販売されているものと比べ、数は少なく値は張ります。

 

ですが、それを考慮しても高い完成度を誇る隠れた傑作の一つ。

 

母体となったグフ・カスタム自体が優秀であることは勿論のこと、それにさらに改良を加えており、色分けに関しては背部ウイングを除けば、素組みでもほぼ完遂。

 

関節構造はベース機と比べ、肥大化した脚部を始め、若干自由度が低下した部分もあるものの、それでも必要十分なアクション性は確保。

 

HGとした販売価格が3000円近くと、若干割高に感じますが、専用デカールや前述したコンパチ仕様も加味すれば、比較的妥当な値段だと思います(法外な値付けは論外)

 

唯一の欠点は、限定販売ものということもあり、イベントやガンダムベース東京以外では、正規の価格で購入する事が出来ないということ。

 

とは言え、現在では社会問題化した転売対策として、プレミアムバンダイでも受注販売が本格的に始まった等、今すぐ必要という以外は買わなくていい印象。

 

総評として、キット本体はグフ・カスタム譲りの高い完成度を受け継いでいるだけあり、造形・ディテール・色分けのあらゆる面で高水準で纏められた逸品。

 

もしも、店頭で見かけたら押さえておいて損はありません。

 

最近は駿河屋あみあみでしか買い物しなくなった筆者ですが、久々にAmazon徘徊して新製品チラチラ見てました。

 

最近のAmazonの現状・・・これマジ?

 

草。

 

現状で☆2.5とか、こんなん草生えるに決まってるんだよなぁ・・・

 

買うなら実物見て、どうぞ。

 

それでは皆さん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 

お売りください。駿河屋です。

 


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13件のコメント

  1. おつです
    ドダイが有るから無理して飛ばさんでも良いだろうに、飛んで行って燃料切れで戦闘出来ませんでしたじゃ目も当てられないw
    BOXアートがMSVチックでとっても素敵ですね、ガンダムベース、行ってこようかしら?
    いやいや、積みを増やすようなことは…

    1. 何某様

      コメントありがとうございます♪

      >ドダイが有るから無理して飛ばさんでも良いだろうに、飛んで行って燃料切れで戦闘出来ませんでしたじゃ目も当てられないw

      バイアラン・カスタムのように、基地防衛用ように使えば、案外重宝されるかもしれません。

      >BOXアートがMSVチックでとっても素敵ですね、ガンダムベース、行ってこようかしら?
      いやいや、積みを増やすようなことは…

      一応、プレミアムバンダイでも販売しているので、そっちの方で購入しても良いかもしれません。

  2. レビューお疲れナス!
    早速だけど房総兄貴バウンド・ドックの情報チラチラ見てただろつくる予定どう?ありそう?

    1. ノンケ兄貴

      >レビューお疲れナス!
      早速だけど房総兄貴バウンド・ドックの情報チラチラ見てただろつくる予定どう?ありそう?

      ないです(直球)

      最近、積みプラが溜まっちゃってさぁ・・・

  3. レビューお疲れナス!
    いつも見てるゾ
    グフ・フライトタイプの成型色がセクシー!エロい!
    モノアイの接着は何でしてるのか(瞬着orクリア用)教えてください!なんでもしますから!
    また、プラモレビューのリクエストはここでいいのでしょうか?
    できるならobsoleteのエグゾフレームのレビューオナシャス!

    1. 俺のベルが鳴る兄貴

      コメントありがとナス!

      >グフ・フライトタイプの成型色がセクシー!エロい!

      リアルタイプは淡色なのが逆にいいゾ~コレ!

      >モノアイの接着は何でしてるのか(瞬着orクリア用)教えてください!なんでもしますから!

      ん?

      今何でもするって言ったよね?

      それはもうと、モノアイは接着しておらず、穴を空けてレンズを組み込んだだけです。

      いつでも取り外し可能なので接着より便利、はっきりわかんだね。

      >また、プラモレビューのリクエストはここでいいのでしょうか?
      できるならobsoleteのエグゾフレームのレビューオナシャス!

      あ、いいっすよ(確約するとは言っていない)

      最近は、プラモデル組み立てる時間が限られているので、ご期待に添えなかったらモシャモシャセン!

  4. >ないです(直球)
    最近、積みプラが溜まっちゃってさぁ・・・
    溜まってんなぁおいだいぶ溜まってんじゃんアルメニア安堵アゼルバイジャン(センシティブ発言)
    今回のグフ兄貴パーツの共有率たかい…高くない?共有化して仕事効率化しなきゃよ~(意識高い系)

    1. 返信アリシャス!

      >溜まってんなぁおいだいぶ溜まってんじゃんアルメニア安堵アゼルバイジャン(センシティブ発言)

      これ以上溜まっちゃうとよヤバイよ・・・ヤバイヤバイ。

      >今回のグフ兄貴パーツの共有率たかい…高くない?共有化して仕事効率化しなきゃよ~(意識高い系)

      当たり前だよなぁ?

  5. レビューお疲れ様です。
    グフカスタムも傑作でしたが、フライトタイプも良いですね。

    通常のグレーも好きですがライトグリーンなカラーも捨てがたいです。

    ガンダムベースかプレバンでしか買えないのが残念なくらい完成度高い神キットだと思います。

    1. コットン様

      コメントありがとうございます♪

      >グフカスタムも傑作でしたが、フライトタイプも良いですね。
      通常のグレーも好きですがライトグリーンなカラーも捨てがたいです。

      何となくザクに近い色味がやけにマッチしているのが魅力ですね。

      >ガンダムベースかプレバンでしか買えないのが残念なくらい完成度高い神キットだと思います。

      プレバンで買えるようになっただけでも、個人的には大きな進歩だと感じます。

      世の中、情報こそが勝敗を分けます。

  6. コットン様

    コメントありがとうございます♪

    >グフカスタムも傑作でしたが、フライトタイプも良いですね。
    通常のグレーも好きですがライトグリーンなカラーも捨てがたいです。

    何となくザクに近い色味がやけにマッチしているのが魅力ですね。

    >ガンダムベースかプレバンでしか買えないのが残念なくらい完成度高い神キットだと思います。

    プレバンで買えるようになっただけでも、個人的には大きな進歩だと感じます。

    世の中、情報こそが勝敗を分けます。

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