バンダイ HGUC サザビー レビュー


 

今回のガンプラは、HGUCよりジオン系MSでもトップクラスの人気を誇る「サザビー」をご紹介。

 

発売から12年が経過しつつも、今なお現行でも通用する優れた完成度のキットであるのが特徴。

 

それでは早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 


付属品一覧


総パーツ数はHGとしては、若干多め。

 

完成まで連続1~2時間程度。

 

マーキングシール

 

シールはマット調のテトロンシールが一枚付属。

 

 


MSN-04 サザビー


「MSN-04 サザビー」は、シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクン総帥専用に、新生ネオ・ジオン軍によって開発されたMSである。

 

正当なるジオン軍のニュータイプ専用機として、「MSN-02 ジオング」、「MSN-03 ヤクト・ドーガ」に続き「MSN-04」の形式番号が与えられた。

 

当初は「ギラ・ドーガ」をベースとした、「MSN-03」の開発が進められていたが、ムーバブル・フレームのサイズがサイコミュ機器を内装するのに不足しており、開発部からの要求スペックを満たすことも出来なかった。

 

試行錯誤の末、総帥専用機として開発部からの要求に適合したサイズをもつ「MSN-04」が新規に開発されることとなる。

 

当初はMAサイズの機体となる案も存在したが、のちにその案は「NZ-333 α・アジール」に引き継がれる。

 

基礎設計には、旧ネオ・ジオンの技術スタッフが多数集められていたが、特筆すべきはメイン・スタッフに一年戦争時代からシャアのMS開発に参画してきた女性技士「アルレット・アルマージュ」を迎い入れたことであろう。

 

彼女のMSエンジニアとしての優れた素養は、過去の事例からも証明されており、特に「AMX-004 キュベレイ」を始めとしたニュータイプ専用機の開発にも精通していた。

 

また、シャアへの強い憧れや信頼もこれを後押しし、新生ネオ・ジオンの総帥たるシャア自らが駆るMSの開発のメインスタッフとして相応しい人材であった。

 

本機は、そんな彼女の類まれなるメカニック、エンジニアとしての才能と技術を全て注ぎ込んだ傑作機であり、自らを数奇な運命から救い出してくれた彼に対する彼女の「大佐のわがままを叶えてあげたい」という思いが強く込められていたのだ。

 

開発には、新生ネオ・ジオンが組織として充分な設備を有していなかった事から、かつてジオン公国が月面拠点としていたグラナダ市のアナハイム・エレクトロニクス社工場で建造している。

 

内部構造の一部には「MSN-03」にも採用された、サイコ・フレームを配置しており、機体に高い反応性・追従性をもたらしている。

 

しかしながら、サイコ・フレームの採用による恩恵はそれだけでなく、サイコ・フレーム自体が従来のサイコミュ・システムに代わる新技術となっており、これにより従来のサイコミュ関連機器を必要としなかった。

 

そのため、ほぼ全身に渡って姿勢制御スラスターを内蔵可能なキャパシティを確保出来、アクチュエーターを始めとする機体制御システムもより高性能なものを搭載。

 

重厚なフォルムに身を包んではいるものの、外観に反して俊敏な挙動を実現し、機動性も高い水準で安定している。

 

推進力もバックパックスラスターだけで「MS-09R リック・ドム」に匹敵し、搭載されたプロペラント・タンクによって最大戦闘出力時間が90秒延長されている。

 

また、サイコ・フレームは機体の軽量化にも寄与し、軽量かつ高強度の新ガンダリウム系装甲の採用と相まって、対弾性を低下させることなく装甲重量削減を行う事が可能であった。

 

新たな装甲材の採用により、これまでの専用機のように防御性能を犠牲に機動力を高める必要性がなくなり、総帥専用機である以上、可能な限り破壊されにくい事が大前提とされていた。

 

それらを鑑みて本機は装甲だけでなく、フレームに至るまで極めて頑強な機体として完成し、コックピットは脱出装置も兼ねている等、パイロットの生存率を高めている。

 

本機は性質上、高出力ジェネレーターや、直結したメガ粒子砲、サイコミュによる機体管制と武装を搭載した特性は第四世代モビルスーツに類似するが、第一次ネオ・ジオン抗争期の同世代機群とは大きく異なる。

 

特に重武装化を施しつつも、高機動性と継戦能力の両立の他、各機能は高度に洗練されており、技術革新によりMSとしての基本性能は飛躍的に向上。

 

本機は完全なるワンオフカスタマイズ機であるが、稼働率は通常の量産型MSと遜色ない程に安定しており、メンテナンス性や信頼性の高さも他の追随を許さない。

 

こうして、本機は新生ネオ・ジオンのフラグシップ機として誕生し、同軍のシンボルとも言える存在と同時に、名実ともにジオン系列機の集大成とも言える機体となった。

 

武装は「ビーム・ショット・ライフル」を始め、「ビーム・サーベル」の他、「ジェネレーター直結型拡散メガ粒子砲」の他、「MSN-03」でも採用されたファンネルを搭載しているが、本機は専用のファンネル・コンテナによってE-CAP再充電と推進剤の補給機能も備え、「MSN-03」のように使い捨て装備ではなくなっている。

 

しかしながら、UC0093年最新の技術で製造されたファンネルではあるが、E-CAP容量等の既に技術的限界に達しており、MSの防御力や機動力に次第に溝を開けられつつある現状にあった。

 

相対的にファンネルやビットといった、無線誘導式オールレンジ兵器の優位性が低下していたため、UC0093の時点において最終的にファンネルは「補助武装」として使用されている。

 

特に、実戦の場においてファンネルを回収して再使用する余裕はなく、実戦において本機がファンネルは全て使い捨てている現状が見て取れる。

 

また、旧ネオ・ジオン時代のMSと比べ、継戦能力向上のためにジェネレーター出力が抑えられていたため、複数の武装のドライブ中はメガコンデンサへの充電が間に合わず、パワーダウンを起こしてしまう等、思いもよらぬ欠点が戦闘中に露わとなってしまう。

 

本機は当初の戦略目標である「地球寒冷化作戦」において、ロンド・ベル艦隊を翻弄し、小惑星アクシズの核パルス・エンジンの点火を成功させる。

 

そして、ロンド・ベル隊所属のアムロ・レイ大尉の駆る「RX-93 νガンダム」と因縁の一騎討ちを展開し、互いに武装を全損させ合いながら、熾烈な格闘戦に突入した後に敗れる。

 

残骸は今なお、宇宙に漂うアクシズに放棄されている。

 

ということで、「サザビー」です。

 

このところ、度重なるシャア関連機体がレビュー続きとなりましたが、特に意図はなく単なる偶然です。

 

デザイナーは名機しか生み出さない男、出渕兄貴が担当。

 

出渕デザインとしては珍しく、ブチ穴が存在せず、ケンプファーに通ずる近未来的なハイセンスデザインの塊。

 

余談ながら、非ガンダムタイプのMSでは、ザクとその人気を二分にしてしまう人気機体。

 

この「HGUC サザビー」は、2008年に発売されたキットで、重MSらしい重量感を持ちながらも、小気味よいスタイリッシュさを兼ね合わせたプロポーションで立体化。

 

可動範囲に関しては、12年前の製品ということもあり、肘・膝等は90°程度しか曲がらず、RG程の自由度は備えていません。

 

しかしながら、HGならではの堅牢な構造に加え、原作に忠実なデザインとディテールで再現され、本体には一切の合わせ目が出ないのは魅力。

 

特に、モールドを追加して合わせ目が目立たないようにしているのではなく、設定画のデザインに即して段差落ちされていたりと、パーツ構成で巧みに再現。

 

成型色は本体の赤い外装に、2色の赤色が採用されており、単色よりも陰影が強調された印象。

 

細部のディテールは精密に造形化され、少し塗り分けてやるだけで大きく化けます。

 

今回は成型色に、部分塗装を施して素組みでも十分魅せられるよう、若干の改修を施しています。

 

RGばかりにいい思いはさせませんよ~(親HGUC派)

 

 


頭部


頭部はその複雑なフォルムを、破綻無く完璧に立体化。

 

曲線を取り入れた、有機的なラインも見事に再現。

 

デフォルトでもブレードアンテナはシャープで、多少研磨してやれば十分ディテールアップ可能。

 

モノアイはシールで再現可能ですが、今回もH・アイズに換装。

 

モノアイは左右に回転可動します。

 

残念ながら、コックピットまでは造形化されておらず。

 

小顔な割には、十分魅力的なギミックであり、F2同様にジオン系の代名詞と化したモノアイ可動システム。

 

この時期からガンプラは飛躍的な進化を遂げていきます。

 

頭頂部は、ゲーム等を参考にセンサーとして仮定して、メタリックグリーンで塗装。

 

首はボールジョイントを組み合わせた多重関節仕様。

 

首を左右に振る事は問題無く可能。

 

首関節基部は、引き出し機構により可動範囲が拡大。

 

これにより、上下方向にも大きく可動し、空間戦闘シーン再現にも一役買います。

 

また、関節周辺は殆ど見えない箇所にも関わらず、動力パイプ等も精密に再現。

 

 


肩部


肩は大半のパーツが一体成型で再現され、合わせ目は一切出ません。

 

特に曲面の集中する部分だけに、パーツ構成は練に練られた設計。

 

ショルダーアーマー正面のバーニアは別パーツ。

 

バーニア及び、スラスター関連はノズル内部を黄色で塗り分け。

 

本体の真紅のボディとの兼ね合いも考慮し、今回は比較的赤味の強い、キャラクターイエローを使用。

 

スラスターユニットは独立可動し、上下に大きく可動。

 

巨大なショルダーアーマーに干渉しがちながら、腕を水平まで上げる事は難なく可能。

 

肩関節基部は引き出し機構により、腕を前方に引き出す事も可能。

 

また、上方向にもある程度可動するので、肩に力の入ったポージングも出来ます。

 

 


腕部


ケンプファー同様、曲線主体のラインで構成された腕部。

 

こちらも合わせ目は出ず、組み立ても簡略化されています。

 

肘関節は90°より多少深く可動します。

 

現行フォーマットには見劣りするものの、肩関節の自由度が高さがこれをカバーしているため、特にこれといった不満はありません。

 

手首のサーベルグリップは、MGと異なり固定式。

 

握り拳は、「HGUC パラス・アテネ」のものを流用して改修。

 

肘のシリンダーは非可動ながら、精密に造形化。

 

肘関節は挟み込み方式ではなく、HGUC初期と同じく分割出来ます。

 

これにより、容易に塗り分け可能で、塗装も格段にしやすい構成。

 

 


胴体


胴体は重MSらしく、上半身は筋骨隆々とした逞しいスタイル。

 

スタイリッシュなシナンジュとは異なり、重厚感と力強さを感じさせる造形。

 

胴体のパーツ構成も四肢同様隙が無く、合わせ目が出ない上に色分けもほぼ素組みで再現。

 

腹部拡散メガ粒子砲は別パーツ化。

 

動力パイプはパーティングラインが出ますが、処理は比較的簡単な部類。

 

ザク・グフと異なり、胴体関節に干渉しないのもメリット。

 

バックパックは、ファンネル・コンテナとプロペラント・タンクを装備。

 

スラスターはキャラクターイエローで塗装済み。

 

ちなみに、大型スラスターは独立可動し、上下に動かす事が可能。

 

背部のファンネル・コンテナは、合わせ目も出ず、細部までディテールを精密に再現。

 

コンテナ部は独立可動し、上下左右のあらゆる方向へフレキシブルに可動。

 

コンテナは開閉可能。

 

内部のパネルライン等も精緻に施され、キットの完成度を一際高めているのが強み。

 

ファンネル(収納形態)は、一体成型で再現。

 

個別に切り離す場合は、エッチングノコ等で切り出すと良いでしょう。

 

プロペラントタンクは着脱可能。

 

基部はボールジョイントで可動。

 

胴体はボールジョイント接続。

 

左右には旋回する事は問題無く可能。

 

前後には殆ど可動しないものの、必要最低限のアクション性は備えた形。

 

スカート(フロントアーマー)は、シャア専用機を現すマーキングが施された仕様。

 

スラスターは他との統一感を出すため、キャラクターイエローで塗装。

 

スカートは全て個別に可動。

 

スカートは裏打ちされてはいないものの、表面にパネルラインが施され、そのままでも十分なクオリティ。

サイドアーマーに関しては、スラスターユニットも別パーツ化。

 

外装内部や、ノズルを塗り分けるだけでも見栄えが全く異なります。

 

ジ・O同様、巨大なリアアーマーも可動式。

 

リアアーマーは、ほぼ一体成型で再現されており、随所に点在するバーニアやダクト等も全て塗り分け。

 

目に付きやすい部分だけに、部分塗装を施してやりたい部分。

 

裏側は赤一色なため、フラットブラックで塗装して多少手を加えてやるだけでも、十分ディテールアップに繋がります。

 

 


下半身


脚部はリック・ドムから脈々と受け継がれる、ジオン系重MS特有の裾が広がった形状。

 

そこに、鮮烈な赤色が施されたことで優美なフォルムへと化したデザイン。

 

股関節はボールジョイント可動。

 

このボールジョイントが短所の一つで、可動範囲が狭いことと同時に、動かすと外れやすい二重の欠点を抱えてしまっている状態。

 

股下はアクションベース対応ジョイントが隠され、スラスターユニットを外して使用可能。

 

膝は2重関節ながら、90°より少し曲がる程度。

 

それでも当時のHGとして見れば、十分な可動域。

 

膝関節は、肘同様にブロックごとに分離出来る構造。

 

後ハメ加工の必要も無く、塗装派にも配慮されたパーツ構成は、ヘビーユーザーには嬉しいところ。

 

また、ニーアーマー等、普通は裏打ちされない部分も裏打ち済み。

 

膝関節自体も、他と異なりメカニカルな造形で再現。

 

足首関節は多重関節仕様。

 

ボールジョイントを始め、軸関節が多用されており、可動範囲は中々優秀。

 

つま先は独立可動しないものの、外装と関節部は個別に可動。

 

関節部も、シリンダー等を精密に造形化。

 

左右には比較的大きく可動し、接地性は良好。

 

反面、前後にはデザイン上の弊害で殆ど動かないのが難点。

 

脚部のスラスターも塗り分け。

 

改修や部分塗装時は、細かい部分への配慮も忘れないことも肝心で、最終的な完成度の左右します。

 

このように、各部を設定配色通りに塗るだけでも、情報量が増して見栄えが良くなります。

 

特に、サザビーのように背部にバーニアやスラスターが集中している場合、ノズル内部の塗装は重要。

 

RGでも全てのノズルは色分けされていないので、サザビーを塗装する際はこれらを念頭に置きたいところ。

 

足裏は肉抜き穴は一切無く、パネルラインも精緻に施されています。

 

今回は、フラットブラックで色分けしてディテールアップ。

 

あまり触れませんでしたが、腕、大腿部、ふくらはぎ等もフラットブラックでラインを塗装。

 

 


比較


「シャアザク」と比較

 

第4世代MSということで、一年戦争期のMSと比べて二回り近く巨大化。

 

カラーリングも、サーモンピンクに近かった色と異なる真紅色。

 

バンダイ HGUC 1/144 シャア専用ザクII レビュー

 

「リック・ディアス」との比較。

 

比較的、大柄なMSであるリック・ディアスと並べても一回り以上巨大。

 

カラーリングに関しては、この頃から完全に真紅を貴重とした色へ変貌。

 

もしかしたら、ジョニー兄貴の名声に便乗して「真紅の稲妻」をリスペクトしていた可能性が微レ存・・・?

 

バンダイ HGUC リック・ディアス レビュー

 

「ジ・O」との比較

 

同じくニュータイプ専用重MSということで、何かと類似点の多いジ・Oと揃い踏み。

 

背部の巨大なリアアーマー等は、どちらも一体成型で、ディテールもメカニカルな造形で再現。

 

ジ・Oで培われた技術がサザビーにも反映され、総合的なキットの完成度をより底上げしています。

 

今度はジ・OもRG化してくれよな~頼むよ~(買うとは言っていない)

 

バンダイ HGUC ジ・オ レビュー

 

「MG ザク Ver2.0」との比較

 

キットはHGサイズながら、機体が巨大化したことで並みのMGにも匹敵する巨体。

 

価格は3,000円程とは言え、製品内容はほぼMGと遜色ない形。

 

「RG シナンジュ」と比較

 

後継機的扱いのシナンジュと比べ、サザビーの重厚感がより強調される並び立ち。

 

「RG シナンジュ」はディテールはアニメーション準拠なので、HGUCと並べても問題ありません。

 

情報量の違いは、デザイナーの個性や時代の流れです。

 

バンダイ RG シナンジュ レビュー

 




 


オプション


武装はビーム・ショット・ライフルを始め、劇中で使用した装備は全て付属。

 

ハンドパーツ

 

ハンドパーツは武器保持用の他、左手のみ平手が付属。

 

ビーム・ショット・ライフル

 

ライフルはこのキットで唯一合わせ目が出ますが、造形やディテールは優秀。

 

単色成型だったので、動力パイプは設定通り塗り分け。

 

使用したのはサザビーレッド」で、成型色に馴染む色合いなのが利点。

 

ビーム刃

 

各ビーム・サーベルに対応した、専用のビーム刃が複数同梱。

 

他のキットに付属するものとは形状が異なり、表面には波紋を思わせる紋様も再現。

 

ビーム・トマホーク

 

ビーム・トマホークは、赤と黒の2色で色分け。

 

柄の部分は塗装で再現。

 

MGのような伸縮ギミックはオミットされた形。

 

ビーム・トマホーク状態

 

ビーム・サーベル状態

 

各ビーム刃の取り付けにより、トマホーク・サーベルの双方を再現可能。

 

サーベルグリップは、パラス・アテネのハンドパーツを改修したものを取り付けて、斜めに構えられるようにしています。

 

サーベルの斜め持ちは当たり前だよなぁ?

 

ビーム・サーベル

 

キットはMGと異なり、手首にサーベルグリップを収納出来ないので、それぞれ個別に付属。

 

造形自体は良好で、全ての武装はハンドパーツのダボピンでしっかりと保持可能。

 

ファンネル(攻撃形態)

 

ファンネルはヤクト・ドーガ同様、非可動式のものが6個付属。

 

収納形態と違い、砲身が延長されているのも特徴の一つ。

 

シールド

 

専用シールドは、一体成型パーツを複数組み合わせた仕様。

 

合わせ目は出ない反面、表面のヒケが目立ちます。

 

シールド裏側も抜かりなく造形。

 

今回はフラットブラック及び、ガンメタルで塗装。

 

先端のミサイルは別パーツ化。

 

ノズルまでは再現されていないので、穴を空ける等の改修が必要。

 

ビーム・トマホークはシールド裏にマウント可能。

 

シールド用アタッチメント

 

アタッチメントは取り付け位置が変更可能。

 

フル装備状態

 

武装が豊富なのもサザビーの大きな魅力。

 

ですが、これだけではまだ物足りないので・・・

 

 

ファンネル!

 

今回は、1/144スケールに対応した専用エフェクトパーツも用意。

 

え、何それは・・・(困惑)

 

エフェクトパーツはショート・ロングの2種が付属。

 

「HGUC ヤクト・ドーガ」のアクリル棒と異なり、劇中のイメージに近いクリヤーイエロー成型な上にHGUCとRGの両方に対応可能という優れもの。

 

つまり、どっちを持っていても損はしないプレイバリューに富んだアイテム。

 

実はこれ、バンダイが正式に製品化したものではなく、某国が勝手に作ってくれた非正規拡張アイテム。

 

おいゴルァ!

 

ライセンス見せろ。

 

 


アクション


ということで、「HGUC サザビー」でした。

 

時が過ぎているとは言え、未だに色あせない魅力を放ち、万人向けという意味ではHGUCでも確実に五指に入る傑作キット。

 

合わせ目も出なければ、関節は分解して個別に塗装可能、プロポーションに関しても重MSらしい重量感を再現していたりと至れり尽くせり。

 

モノアイの可動、豊富なオプションパーツの数々と、ギミックやプレイバリューの面でも満足出来る仕様。

 

下手をすれば、満足度では現行フォーマットで構成された並みのHGを完全に凌駕する出来栄え。

 

色分けはスラスターノズルを除けば、大半は色分けされており、裏を返せばノズルや外装裏側の塗り分けだけでディテールアップ可能。

 

今回のレビューでは、成型色に部分塗装を施しただけの簡単なものですが、成型色の色合いも極めて良好なので、パーツ本来の色を活かしても問題無し。

 

唯一、欠点らしい欠点と言えば、ビーム・ショット・ライフルに合わせ目が出てしまう、ファンネル(収納形態)が一体成型な点くらいで、改修は比較的簡単な部類。

 

また、関節部は当時のトレンドであったABS樹脂が採用されているので、塗装時は細心の注意を払う必要があります。

 

ガンメタルで成型されたパーツの色合いや輝き具合は、それ程安っぽくない質感なので、表面のウェルドラインが気にならなければそのままでも十分。

 

個人的に気になる点として、股関節のボールジョイントが外れやすく、可動範囲も狭いので可動域拡大を考慮するなら関節部の移植は必至。

 

加えて、シールはテトロンシールの性質上、どうしても段差が表面に現れるため、こだわるならヘビーユーザーは専用のガンダムデカール等で仕上げたいところ。

 

今回は、輸入物のエフェクトパーツを使用していますが、これがナカナカヤルジャナイ!

 

正規品ではないので、パーツ精度は若干ガバガバな部分はあるものの、バンダイが中々製品化してくれない分、他のメーカーやディーラーがその辺を補完してくれるのはありがたいところ。

 

また、輸入品という関係で数も少なく、価格も若干割高なのでどうしても必要という場合は購入を考えても良いでしょう。

 

サザビーは立体物に恵まれている部類ですが、このHGUC版はスタンダードなサイズでありながらも、十分満足出来る製品仕様となっているので、手軽に組み立てを済ませたいならHGUC版を推奨。

 

逆に、作り応えのあるものを組み上げたいというユーザー諸氏は、MG版やRG版を選択しても良いでしょう。

 

ただ、HGUCも塗装やマーキングの追加だけでも情報量が増し、十分なディテールアップが可能ですので、やたらとモールドが多いのは苦手という場合は、やはりHGUCの方が無難。

 

ここばかりは個人の価値観の問題のため、お好きな方を選択してください。

 

今後は成型色を活かして、より気軽にブンドド可能ながらも、今まで手掛けた作例と同様の重厚感を演出出来るよう改修予定。

 

最近はプラキットレビュー疲れなのか、モチベーションが下がってます・・・疲れが溜まってんなぁおい。

 

だから久々にfigmaで遊ぶゾ。

 

やっぱ・・・深井兄貴の・・・ジョシコウセイを・・・最高やな!

 

たまにはアクションフィギュアで息抜きって、それ一番言われてるから。

 

お前ノンケかよぉ!?(驚愕)

 

元々は、アクションフィギュアコレクターだったし多少はね?

 

それに、家にはプラキットよりアクションフィギュアの方が遥かに多いんだよなぁ・・・

 

今度から、気晴らしに写真撮影したフィギュアで、適当にギャラリーでも作ろうかな~俺もな~。

 

 

あ、そうだ(唐突)

 

以前にお話しした、地元のローカル線銚子電鉄のその後ですが、全国の鉄道ニキの支援おかげで、若干経営が持ち直したようです。

 

とは言え、未だに経営破綻の危機から脱出した訳ではない(ああ逃れられない!)ので、今後も出来る限りの支援を続けていきます。

 

先月のお盆休みには、久々に銚子へ足を延ばしましたが、銚電車両のレトロ感があ^~たまらねぇぜ。

 

このブログで、銚子電鉄を知って何かしら支援して頂いたユーザー諸氏がおりましたら、銚子電鉄に代わって御礼を申し上げます。

 

ありがとナス!

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 

 

お売りください。駿河屋です。

 


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14件のコメント

  1. レビューお疲れ様です。

    RGサザビーも良かったですが、HGUCもカッコイイですね‼
    でもバーニアやスラスターの内側塗るの苦手ですwww

    何か上手く塗装出来るコツとかありますか?

    あと、ファンネルのエフェクトがあったの知らなかったです。
    貴重な情報ありがとうございます!

    1. コットン様

      コメントありがとうございます♪

      >RGサザビーも良かったですが、HGUCもカッコイイですね‼
      でもバーニアやスラスターの内側塗るの苦手ですwww

      何か上手く塗装出来るコツとかありますか?

      HGUC版なくして、「RG サザビー」は存在しなかったと言っても過言ではありません。

      当時の最新技術がこれでもかと採用され、未だにHGUCシリーズでもトップクラスの完成度を誇っていますし、何より設定に忠実なデザインとディテールです。

      下手にモールドを追加せず、塗り分けやマーキングだけで十分な情報量になると個人的には思います。

      スラスターノズルは、缶スプレーやエアブラシで塗装する場合は、外部をマスキングして塗装し、乾燥後に薄め液で湿らせた綿棒で余分な塗料を落として行くと綺麗に仕上がります。

      くれぐれも、塗装したノズル内部を拭かないように注意してください。

      >あと、ファンネルのエフェクトがあったの知らなかったです。
      貴重な情報ありがとうございます!

      偶然、Amazonで見つけたものですからね。

      大多数の人は存在すら知らないと思います。

      ただ、中々造形は優秀なので、サザビー専用エフェクトというだけでも十分手にする価値はあります。

      ヤクト・ドーガにも流用可能なら、レビューで紹介したい予定です。

  2. レビューお疲れナス!
    逆シャアのhgucは全部良かった覚えがありますねぇ!
    関節の成型色がガンメタ調なのもよかった。ABSを塗る勇気はないです。
    rgのνガンダムは小顔過ぎてこれじゃない…なくない?

    1. 緑がないんだよね兄貴

      コメントありがとナス!

      >逆シャアのhgucは全部良かった覚えがありますねぇ!

      MGも総じて完成度高いキットばかりだったので、逆シャアシリーズは優遇されてるって、はっきりわかんだね。

      関節の成型色がガンメタ調なのもよかった。ABSを塗る勇気はないです。

      メタリック系の成型色も良いですが、ウェルドラインがあるからあーダメダメダメ!

      塗装しなきゃ(使命感)

      rgのνガンダムは小顔過ぎてこれじゃない…なくない?

      こマ!?

      ボディに対して頭が貧弱すぎだろ・・・(呆れ)

  3. 親HGUC派だ!燃やせ!!(HGたまに買う民)

    レビューお疲れナス!汗
    ことプロポーションに関してはHGUCくらいが丁度いい感じがしますね
    RGも2度ほど作ってそれなりに気に入ってはいるんですが個人的には胴体のボリュームがちょっと物足りないのと、気を付けないと肩と繋がる付け根の軸強度がやや不安な点でしょうか。(実際ランナー塗装で軸保護しないせいで一回ねじ切ったゾ←池沼)

    ジオングはどうなるかな~、ジ・オもそうですがやっぱり重MSはガッチリしてて欲しいゾ。。特にラスボスなんだから強そうに決まってるよなぁ!?
    この辺は楽しみ半分不安でもございます・・・

    あ、あとRGνガンダムくんはもう少し顔、というか頭大きくしてきて(唐突)
    いくらなんでも本体に対して頭が貧弱過ぎる。
    実際作れば気にならんか…と思ったら駄目だやっぱ。キャプ翼思い出して腹捩れますよ!(なおHWS予約済)

    とりあえず今後のバンダイに期待します(真顔)

    1. UNK兄貴

      コメントアリシャス!

      >ことプロポーションに関してはHGUCくらいが丁度いい感じがしますね
      RGも2度ほど作ってそれなりに気に入ってはいるんですが個人的には胴体のボリュームがちょっと物足りないのと、気を付けないと肩と繋がる付け根の軸強度がやや不安な点でしょうか。(実際ランナー塗装で軸保護しないせいで一回ねじ切ったゾ←池沼)

      やっぱ・・・HGUCの・・・適度な情報量を・・・最高やな!

      RGはモールドが多すぎて雑多な印象なんだよなぁ・・・ヒンジも貧弱で動かす度にギシギシ悲鳴上げてたゾ。

      シナンジュはモールドはそこまで多くなく、エングレービングが分割されて格好良かった(小並感)

      >ジオングはどうなるかな~、ジ・オもそうですがやっぱり重MSはガッチリしてて欲しいゾ。。特にラスボスなんだから強そうに決まってるよなぁ!?
      この辺は楽しみ半分不安でもございます・・・

      「RG ジオング」は、足が付かないってことで買うの止めました(半ギレ)

      スペシャル版出すなら、「パオング」は当たり前だよなぁ?

      (エフェクトセットはいら)ないです

      あ、あとRGνガンダムくんはもう少し顔、というか頭大きくしてきて(唐突)
      いくらなんでも本体に対して頭が貧弱過ぎる。
      実際作れば気にならんか…と思ったら駄目だやっぱ。キャプ翼思い出して腹捩れますよ!(なおHWS予約済)

      冗談はよしてくれ。

      HGUC版の次点で十分小顔だろ! 

      (バンダイは変にスタイリッシュを求めるの)いい加減にしろ!

      >とりあえず今後のバンダイに期待します(真顔)

      (私は)何も期待出来なそう・・・(辛辣)

  4. フィンファンネルのエフェクトなら、透明プラ棒を曲げれば無改造でさせるらしい…

    1. P音様

      コメントありがとうございます♪

      >フィンファンネルのエフェクトなら、透明プラ棒を曲げれば無改造でさせるらしい…

      ヤクト・ドーガのアクリル棒でも代用出来るか・・・検証してみます。

  5. おっ来てんジャーン!
    サザビーは神キットでしたねぇ
    というか逆襲のシャアのプラモは出来良すぎィ!
    値段がね…(高額)
    あっそうだ(唐突)台風大丈夫でしたか?ポッチャマの家は瓦飛びましたが
    あと前回のコメント反映されてないゾ~

    1. ディビ兄貴

      コメントありがとナス!

      >おっ来てんジャーン!

      来たんだよなぁ・・・

      >サザビーは神キットでしたねぇ
      というか逆襲のシャアのプラモは出来良すぎィ!

      逆シャアシリーズは総じて完成度高くて、あ^~いいっすねぇ^~!

      >値段がね…(高額)

      それでも他社のプラキットと比べてコスパ高いから・・・(震え声)

      >あっそうだ(唐突)台風大丈夫でしたか?ポッチャマの家は瓦飛びましたが

      関東圏は何の影響もありませんでした・・・(小声)

      嗚呼!

      (台風で)会社休ませてくれオルルァ!

      申し訳ないが、台風15号クラスの暴風雨はNG(ホモはわがまま)

      >あと前回のコメント反映されてないゾ~

      あれ~おかしいね何も(通知)着てないね。

      コメントの数が多すぎて、これもうわかんねぇな・・・

      ちなみに、何の記事にコメントしたのか教えてくれよな~頼むよ~

      あ、そうだ(唐突)

      コメントはブログのAIくんの審査を受ける必要があるので、ブロックワード(意味深)があるとスパム扱いして勝手にゴミ箱に送るので注意ゾ。

      1. それマジ?エッチwなこと書いてないんですが、これは…
        姉妹(一人♂)増やせとしか書いてなかったです。やはりai君も姉妹…あっふーん(察し)って思ったんですかねぇ…何ていやらしいaiなのだ
        増やして♡

        1. 追記
          あと、ダイバーズ終わっちゃったぁ!
          線路の石買った?
          とか聞きました

          1. >追記
            あと、ダイバーズ終わっちゃったぁ!
            線路の石買った?
            とか聞きました

            例のコメントってもしかしてこれゾ?

            ディビ より

            2020年8月28日 11:02 PM

            レビューお疲れ那須与一!
            初めて組んだpgはストライクですねぇクッッッソ出来がよくて御伽草子生えますわ
            ネオングうちの近くだとそこそこの価格してますよぉ!まぁ、棚の守護神なんですががが
            共通テストの終わりに来たんですが
            やっぱ面白いは…このブログ
            あっそうだ(唐突)ウルトラマンzアホほど面白いから見ろ(強要)
            あとリライズ面白かった けど終わって寂しさでナキソ 中学生の青春でした おまえどう?
            あと線路の石買いました?

            https://boso-ichiro-brog.com/pggndm20200822-22096.html

            ちゃんと反映されてるゾ。

            返信もしてるじゃないか!

        2. 返信アリシャス!

          >それマジ?エッチwなこと書いてないんですが、これは…
          姉妹(一人♂)増やせとしか書いてなかったです。

          申草N

          コメント欄は誰でも書き込めます(自由にコメ出来るとは言っていない)

          >やはりai君も姉妹…あっふーん(察し)って思ったんですかねぇ…何ていやらしいaiなのだ
          増やして♡

          おう、考えてやるよ(前向き)

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