今回は年初めの買い出しへ。
本来なら「スーパーミニプラ ギャラクシーメガ」をレビュー予定でしたが、流石に気が早かったようで、
その代り、中古品で「MOBILE SUIT IN ACTION!!(以下MIA) ザクレロ」が格安で手に入ったのでレビューさせて頂きます。
現状では、ガンプラと並べてディスプレイ可能な唯一の製品で、ザクレロマニアにはまさにうってつけのマストアイテム。
Amazonで買うよりも遥かに安く、コンディションも良好でしたので、良い買い物が出来て満足です。
本日はお日柄も良く、当ウェブサイトにお越しになられた皆様も今日は休日なので、ゆっくりしていってね!
いいだろお前成人の日だぞ(意味不明)
パッケージ
付属品一覧
国内販売として、「MIA ゲルググ(ジョニーライデン専用)」が付属。
今回はザクレロメインのため、紹介はまた別の形とさせて頂きます。
MA-04X ザクレロ
「MA-04X ザクレロ」は、ジオン公国が開発した試作型宇宙用MAである。
開発は、後に数多くのMAを生み出したMIP社によって建造され、後に同社によって開発されるビグロやグラブロに先駆けて開発がスタートしたが、度重なる設計変更やメーカーのミスにより、予定より大幅に遅れて完成した。
設計コンセプトとしては、高速移動による一撃離脱戦法を主としており、拡散ビーム砲やヒート・ナタといって装備を実験的に装備している。
機体には大推力スラスターが搭載され、高い加速性能を誇る反面、運動性は著しく低下しており、背部の姿勢制御バーニアをもってしても機敏な動き出来ず、急激な方向転換は困難であった。
装備は、まだ実験段階であった「拡散ビーム砲」が口腔内に内蔵され、放射状にビームを発射可能な革新的な装備であったが、当時は技術不足により射程の短さが欠点として目立ち、主力装備とはならなかったものの、後に技術革新によって多くの機体に採用されている。
両腕に装備されたヒート・ナタは、ヒート・ホークの技術を応用して開発された近接格闘兵装で、本機の高推力によってすれ違いざまに対象を切断するという名目で試験的に装備。
しかしながら、当時はMAという概念そのものが希薄で、小型宇宙艇程度の認識でしかなかったため、正式採用はおろか開発放棄にすら至り、開発当初は形式番号すら設定されなかった程であった。
とは言え、大推力を活かした一撃離脱戦法が評価され、より性能向上を目指した「MA-05 ビグロ」や「MA-06 ヴァル・ヴァロ」といった実戦型MA開発の礎となる等、その功績は無視できぬものがあった。
本機は試作機が一機製造されたのみで、各種兵装のテストのためにフロリダのケープカナベラル宇宙基地に移送中であったが、上官であるトクワン大尉の弔い合戦のため、デミトリー曹長の独断で出撃するものの、「RX-78-2 ガンダム」との戦闘で撃墜されてしまった。
ということで、ザクレロです。
MIAとしてはビグ・ザム、エルメスに続き、紹介するのはこれで三体目となります。
現在では、リアリズムが常識となったガンダムの中でも、特に当時の感性が反映されており、どちらかと言えば「マジンガーZ」に登場するようなデザインのザクレロ。
ガンダム史上最も奇抜と評されるザクレロですが、MIAでは原作デザインの雰囲気を残しつつも、より洗練されたアレンジが加えられており、非常に精悍な雰囲気で造形化。
全体的に肩幅が広くなった影響で、より力強いプロポーションに変化しているのも特徴。
両腕は可動し、それなりのアクション性も兼ね備え、さらにライト&サウンドギミックまで内蔵する等、トイとしての遊び応えもあり。
全身にはウェザリングがデフォルトで施されていますが、ここは好みが別れるところ。
頭部
劇中のイメージと比べ、睨みを利かした凶悪な面構え。
頭部は丸みを帯びた原作のデザインと比べ、スピード感溢れる流線形に変化しており、より攻撃的なフォルムに変貌。
目は複眼という特殊なデザインながらも、細部まで忠実に立体化。
メタリックバイオレットで塗装されており、見栄えや質感も上々で、全体のカラーリングと相まって、スズメバチような獰猛さも感じられる印象。
ユニークな頭部の中でも、特に目を引く口部は不気味な笑みを浮かべた形相。
牙は別パーツで再現。
口腔内には拡散ビーム砲や内部メカを再現。
拡散ビーム砲は発光ギミックを内蔵しており、スイッチを押すことで発光と同時にサウンドエフェクトが流れます。
サウンドは二種類収録され、「メガ粒子砲発射音」、「ミサイル発射音」の二種がランダムで再生。
音は口腔内のスピーカーから流れます。
当時の音声をそのまま収録しているので、リアルタイム世代には嬉しい製品仕様な反面、サウンドは爆音同然の大音量なのでご注意ください。
スイッチは、背面の赤いパーツ(左側)となっています。
底面。
底部も細部まで精密に造形されていますが、エルメス同様ビス穴が目立つ構成。
中央には電池BOXとスイッチを設置。
肩部
肩は球体状の独特の形状。
左肩にはデミトリーのパーソナルマークを再現。
可動域は見た目に反し広く、腕を水平近くまで上げることも可能。
基部は回転可動し、クリック関節で高い強度を誇ります。
腕部
腕は、肘から先が丸ごと鎌になった独特のデザイン。
ヒート・ナタは中々優秀な造形ですが、先端はシャープさに欠ける印象。
メタリック塗装により、硬質感を表現。
上腕はロール軸で可動。
肘は90°程度可動し、関節部はシリンダー等を精密に立体化。
脚部
原作デザインと比べて、大型化したスラスターは大幅なアレンジが加えられており、よりリアリティ溢れる造形へ。
各部ディテールやモールドも精緻に施されています。
脚部そのものは巨大なスラスターユニットと化し、ザクレロの異形とも呼べる姿に拍車をかけています。
両脇にはミサイルランチャーが造形され、弾頭まで塗装済み。
スラスターの赤い部分は別パーツで再現。
「MIA ビグ・ザム」と同じく、取っ手部分は他のMIAに掴ませることが可能。
上方向から見ると、かなりの表面積を誇り、製品の隠れた魅力の一つ。
後部バーニアも設定通りに造形化。
全て独立可動し、フレキシブルに可動。
ロケットエンジン周辺はリアルなディテールで立体化。
ノズル部分は全て別パーツで、内部も彩色済み。
おまけにボールジョイント接続で、全て個別に可動。
サイズ比較
設定サイズは曖昧ながらもMIA統一スケールである、1/170スケールで立体化。
1/144スケールと比較すると小さいかと思いましたが、全体のボリュームで見れば相当巨大ですので、並べても全く小ささを感じません。
「EXモデル ヒルドルブ」と並べても、引けを取らないボリューム。
設定サイズだと全長25m程度とのことなので、そう思うとかなり設定に近いスケールとも言えます。
以前に紹介した「MIA ビグ・ザム」や「MIA エルメス」よりは小ぶりながら、見た目のインパクトのおかげで存在感は抜群。
「HGUC デンドロビウム」と比較すると大分小さく見え、流石にザクを咥えての一騎打ちは不可能。
アクション
ということで、「MIA ザクレロ」でした。
製品は唯一の大型サイズな上、フル可動仕様にライト&サウンドギミックまで兼ね備えた、現時点におけるザクレロ立体物の最高峰とも言える完成度。
元のイメージを取り込みつつも、よりメカニカルにアレンジされていますが、洗練されたデザインは現在の視点で見ても十分精悍な印象。
一応過去にBクラブからガレージキットも販売されましたが、価格を考えると手が出にくいのが難点。
現在ではガンプラ(1/144スケール)と並べられる唯一無二の存在で、ザクレロ自体のサイズも曖昧なのでMIAだけでなく、ガンプラとのディスプレイも可能なのは魅力的。
発売当時はそれ程人気が無く、ザクレロ自体の知名度や人気も無かったことから、場所によってはぞんざいに扱われていたのですが、今では造形やサイズの面からマニアには喉から手が出る程の人気ぶり。
通販等では値段が数倍となり、高値でも手に入れるコレクターも居りますので、興味があればクリックしてみても良いでしょう。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
MS IN ACTION!! ザクレロ&高機動型ゲルググ ジョニー・ライデン少佐専用機 「機動戦士ガンダム」
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お疲れ様です。
すれ違い様にヒートナタとか腕がもげるか下手すりゃ爆散しそうなw
試作機のくせによー
ファーストガンダムは当初の予定はロボット対戦で言うスーパーロボット枠だったと何かで見た気がします。
しかしこれだけリアルにパネルラインや造形もしっかりしてると米軍機のシャークマウスの如く威圧感が逆にカッコ良く見える不思議w
ザクレロのくせによー
MIR様
コメントありがとうございます♪
敵をなで斬りにするには腕が細すぎるッピ!
爆散どころか、粉砕! 玉砕! 大喝采!(KIBST)
ファーストはリアルロボットという概念自体薄い時代だったので、結構劇中でもメチャクチャな動きや、インパクト優先の作風が今でも色あせないのかもしれません(汗)
そう考えると、ファーストもまだまだマジンガーやゲッターの延長線上にあったのかもしれません。
反面、戦争をテーマにしたガンダム作品では、シリーズで最もリアリティが抜きん出ているのですがそれは・・・(困惑)
MIAザクレロは非常に出来が良い上、アレンジのベクトルが良い方向に働いているので、素直に格好良く見えますね!
私も含め全国のガンダムファンは、初めてテレビで見た時からザクレロに夢中なんだ♪
お、先輩こいつザクレロとか言い出しましたよ?
やっぱ好きなんすねぇ!