■HG オブシディアン・フューリーレビュー(素組み)
「パシフィック・リム アップライジング」の来月公開に先駆け、ジプシー・アベンジャーと同時発売された「オブシディアン・フューリー」です。
予告編では事あるごとに、ジプシー・アベンジャーの前に立ちはだかる謎の強敵として登場しますが、その全容は未だ明らかにされておらず。
今回は早期にプラキット化された、このオブシディアン・フューリーを細部まで見て行きましょう。
・パッケージ
パッケージレイアウトはジプシーと変わりません。
オブシディアン・フューリーの持つライバル成分溢れるデザインです。
今回はランナー状態での撮影を忘れてしまったため、いきなり本体レビューとさせて頂きます。
・オブシディアン・フューリー
全身が漆黒の装甲に覆われた、今までにない禍々しさを秘めたオブシディアン・フューリー。
全てのパーツが黒一色で統一されるという潔さで、クリヤーパーツで成型された頭部バイザーとプラズマチェーンソーが唯一の色分け部分。
ジプシー・アベンジャー同様、本体のディテールや造形の再現度は優秀で、HGとは思えぬ情報量に圧倒されます。
全体的にシャープで造形の甘さは微塵も感じられません。
・頭部
黒い頭部に、クリアーイエローで成型されたバイザーが輝くクールなデザイン。
のどや首筋周りのシリンダーも精密に造形されており、ディテールも抜かり無し。
関節は軸関節とボールジョイントの二重関節で、ジプシーより遥かに可動域は広いです。
・肩
肩はジプシー・アベンジャー同様にボールジョイント接続。
中々にフレキシブルな動きを見せます。
肩アーマーはそれぞれ独立して可動し、極力パーツ間の干渉を避けています。
それでもパーツ間で引っかかりが多少あるため、若干動きはぎこちないです。
・腕部
肘は二重関節で、可動域は優秀です。
今回は握りこぶしだけでなく、平手が左右付属。
平手はディテールの細かさに加え、指先までシャープに造形。
多少の加工でさらにシャープ化出来そうです。
手首の交換時、関節基部のパーツが取れやすいため、接着してしまった方が良いかもしれません。
・胴体
関節はボールジョイント接続。
ジプシー程に自由度は高くありませんが、背を伸ばしたり、猫背になるのは得意です。
背面は脊髄を思わせるフレームが造形され、隠れた見所の一つとなっております。
・脚部
股関節は軸関節。
可動域はジプシーと大差ありません。
大腿部は内側の外装が人間の骨格のように空洞化されており、内部フレーム(ダンパー)が露出した独特のフォルム。
膝は二重関節で、勿論可動域は抜群です。
ふくらはぎの一部は可動し、動きを制限しない構造です。
加えて足首は接地性が非常に高く、ここまで足を広げてもしっかり接地します。
足裏も細かなディテールが施されています。
ちなみに、付属のシールはマット調のマーキングシール。
全身に点在するオレンジ色のマークは、貼る場所に溝もモールドも存在しません。
ですので、見本を見ながら地道に貼っていく必要があります。
対象年齢が15歳に引き上げられたのも納得です。
・武器
武器はクリヤーイエローと黒で成型されたプラズマチェーンソー二種が付属。
予告編でも印象的な武器ですが、刃も極めて精緻に作られています。
取り付けは腕の外装を取り外しますが、ここにも隠れた内部メカディテールが。
他にも肩にミサイルランチャーを装備しているようですが、詳細は不明です。
・サイズ
ジプシーよりも一回り大きめ。
プロポーションは手が長めなため、ややエヴァに近いスタイル。
特に三号機に近いイメージですが、色彩やデザインはどちらかというと「パトレイバー」に登場するグリフォンの方が近いかな?
ちなみに、「HG ジプシー・アベンジャーDXセット」に付属する専用台座は、本製品にも取り付け可能。
躍動感溢れるポージングが非常に様になります。
・アクション
何となくイメージがブラックパンサーと被るんだよなぁ…
どうもフューリーさん。
いざぁ…
逝くぞオラァ!
何気に強いですね…
あぁん? あんかけチャーハン!?
全てはチャンス!
あぁん? 最近だらしねぇな!?
歪みねぇな
ということで、HG オブシディアン・フューリーレビュー終了です。
ジプシー同様に高い完成度を誇り、漆黒のボディに精緻なディテールが施され、独特の精悍さを兼ね備えた造形が魅力です。
同時に可動範囲も極めて広く、ポージングの幅も多彩です。
クリヤーパーツで成型されたバイザーやプラズマチェーンソーが、単色の本機に良いアクセントにもなっています。
反面、付属品がプラズマチェーンソーのみとプレイバリューはやや低め。
このオブシディアン・フューリーに関しては、未だ予告編の映像からしか情報が無く、今回のプラキットの評価を早急に決めるのは難しいところです。
同時に劇中でどのような活躍をしてくれるのか、今から非常に楽しみでもあり、改造や製作に関しては一先ず映画を見てからとしたいところです。
今のところ、この製品については満足な出来と感じています。
HG パシフィック・リム オブシディアン・フューリー 色分け済みプラモデル
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