タカラトミー デュアルモデルキット オプティマスプライム レビュー

■トランスフォーマー DMK01 オプティマスプライムレビュー(素組み)

 




 

旬を外した製品のレビューで大丈夫か?

 

「大丈夫だと言ってるだろうが!」

 

ということで、今回は筆者の趣味全開で、以前から喉から手が出る程に欲していた製品が、運良く定価で手に入ったのでご紹介。

 

それは、タカラトミーから発売されたプラモデル「デュアルモデルキット(DMK)」です。

 

正式な表記は「TRANSFORMER DUAL MODEL KIT(DMK01)OPTIMUS PRIME」となります。

 

それでは、早速レビューへと参りましょう。

 

・Transformers – The Movie  The Touch

 

 

・パッケージ

 

 

・付属品一覧

ランナー枚数は15枚とかなり多め。

 

個別に塗装され、袋詰めされているものもあり。

 

 

キットは内部フレームが既に組み立てられた半完成品状態。

 

組み立てに時間を割きたくない方には良いかもしれません。

 

多数のパーツは彩色済みで、かなり精緻に施されています。

 

メッキパーツも付属し、カーモデルさながらの製品内容。

 

塗装派ユーザーにも配慮してか、水転写デカールが付属する等の親切仕様。

 

 

・オプティマスプライム

 

オプティマス・プライムは、惑星サイバトロン出身のトランスフォーマーで、正義の陣営「オートボット」の総司令官である。

 

地球に飛来してからは、地球人と共に悪の陣営「ディセプティコン」との戦いにて奮戦、幾度も地球の危機を救う。

 

通常は赤いトレーラーに変形し、人類社会に溶け込んでいる。

 

日本ではコンボイの名で広く知られている。

 

 

デュアルモデルキットは、実写版トランスフォーマーに焦点を当て、ロボット形態に特化したプラキット。

 

1/35スケールで立体化され、大半のスケールモデル(戦車類)やMG イングラム等のレイバーと並べられます。

 

変形ギミックを見送った分、そのプロポーション、ディテールは完璧と言っても良い程の再現度で、まさに劇中のイメージそのもの。

 

加えて全身のファイヤーパターンは、予めパーツに施されている等、素組みでの見栄えも上々。

 

また、各所にはクリヤーパーツ、メッキパーツ、ゴム製のタイヤが使い分けられ、各部の質感の違いまでも再現した、まさに究極のオプティマス・プライム。

 

可動範囲も広く、アクション性も申し分ないです。

 

サイズも240mmと大型で、並みのMGを凌ぐ大ボリューム。

 

ここまで書くとプラキットとして出来が良いように思えますが、このキット最大の欠点はパーツ精度の劣悪さ。

 

全体的にはめ合わせに難があり、一部はユーザーの手で調整する必要がある等、「組み立てただけでも写真のようなリアルモデルが完成します」という触れ込みとは裏腹にユーザーを選ぶ製品です。

 

普段からプラキットに慣れ親しんだ筆者でも、はめ合わせを調整しながらの素組みで、4時間近く時間が掛かりました。

 

 

・頭部

頭部は映画そのもののハイディテールな造形。

 

製品の状態でも綺麗に塗装済み。

 

後頭部のモールドや彩色も、高いクオリティで見所の一つ。

 

目はクリヤーパーツ成型ですが、奥まっていて全く目立たず。

 

首周りの情報量も膨大で、アニメーションメカとは一味違う密度感を堪能出来ます。

 

首はボールジョイント接続で、可動範囲は首周りのパーツの所為で制限されがち。

 

首を振るのは画像が限界で、かなり窮屈な印象。

 

顎を引くのは問題なく、見下ろすポージングは可能。

 

フェイスパーツは二種類が付属。

 

しかしながら、組み換えが非常に手間なので、基本的には組み換えを想定しない選択式。

 

 

・肩部

肩パーツはメッキパーツが使用され、質感も十分。

 

可動域はかなり優秀で、多重関節により腕を水平以上に上げることも可能。

 

多少なりと肩は前後に可動。

 

 

・腕部

肩~腕に施されたファイヤーパターンが美しい腕部。

 

関節にはサスペンション等のパーツも配され、ディテールも秀逸。

 

裏側のパイプやケーブル等も、キットにメカニカル印象を与えます。

 

肘の可動域は程で、90°以上は曲がるので、自由度はかなりのもの。

 

手は可動指で、第二関節まで可動。

 

多彩な表情付けが可能な反面、動かすとボロボロと取れてしまう欠陥部分。

 

必然的にヘビーユーザーにとっては改修すべき所。

 

 

・胴体

ハリウッド作品のキャラクターに相応しいマッシブな上半身。

 

トレーラーのフロントパーツが散りばめられ、情報量に関しては申し分なし。

 

パーツの配置具合も秀逸で、あたかも変形するかのような演出が心憎い。

 

ドアパーツは可動することで、肩の可動を阻害しない作り。

 

腹部のシリンダーは、小さいながらも緻密に造形。

 

加えて、フロントガラスにはクリヤーパーツ、背部にはゴム製のタイヤやメッキパーツが使用され、質感の違いの再現性も魅力的。

 

しかしながら、メッキパーツはアンダーゲートではない上に、タンクパーツは合わせ目が出たりと残念仕様。

 

 

外装を取り付けると、可動域は大きく制限されますが、それでも自由度は高め。

 

屈むことも可能ですが、胴体関節は保持力がかなり弱く、補強の必要あり。

 

 

・下半身

骨太ながら、同時にスラリとした脚部。

 

股関節は軸関節で、外装を付けると若干制限を受けるものの、それでも可動域は非常に広く、腰周りも可動を阻害しないパーツ構成。

 

ディテールや情報量に関しては申し分なく、リアリティ溢れる造形と精密さ。

 

膝関節は90°程曲がり、大腿部アーマーがスライド可動する等、MGのようなギミックを搭載。

 

爪先は複雑な形状を見事に立体化。

 

指を始め、様々な関節がフレキシブルに可動し、より接地性を高めます。

 

足首の可動も優秀で、接地性もかなりのもの。

 

脚部のメカニカルな造形も見どころで、シリンダー部分等も精密に立体化。

 

ただし、パーツのはめ合わせが悪く、接着するなりして補強した方が関節強度も向上します。

 

装甲の隙間から覗く内部メカも隠れた見所。

 

ふくらはぎからは、ダンパーやシリンダーが見え隠れするパーツ配置。

 

足首のファイヤーパターンとグラデーション塗装も良好で、ゲート痕やパーティングラインが気にならないなら、素組みでも十分な見栄え。

 

サイズは240mmと巨大で、一般的なHGの約二倍。

 

全高300mm近いモデルと並べても、それらに次ぐビッグサイズ。

 

 




 

 

・オプション

装備はバトルブレードが二本付属。

 

取付位置を決めることが可能で、手の甲部分か手首そのものを差し替え。

 

手首と差し替えた場合。

 

主に劇中では手首からブレードを展開。

 

対して、手甲部分に装着した場合。

 

こちらはポスターや、DVDパッケージ等で描かれるイメージ。

 

しかし、ビジュアル面ではこちらの方が印象的なため、いつの間にかこちらがデフォルトに。

 

 

・インナーフレーム

キットは内部フレームの上から外装を被せる、いわゆるMG方式。

 

 

メカニカルな造形ではMGと同等かそれ以上で、可動範囲も非常に広く取られています。

 

各部関節の可動域は極めて広く、様々なポージングが可能。

 

反面、関節の保持力が巨体を支えるには心もとなく、ここも改修すべき部分。

 

 

 

・アクション

 

「私は、オプティマス・プライム」

 

 

「メガトロン! お前は歳を取り過ぎた時代遅れのロボットだ、スクラップが似合うぞ!」

 

 

「サイバトロン戦士、アタッーク!」

 

 

「私に良い考えがある(失敗フラグ)」

 

 

「あれは司令官だ!」

 

「やられたんだ!」

 

「落ちてくる!」

 

「皆下がれ、早く! コンボイ司令官が爆発する!」

 

「ほわあああああ!!!」

 

正義の軍団のリーダーとは思えぬ過激発言の数々。

 

やはりオプティマスよりは、和名のコンボイの方がしっくり来ます。

 

ということで、デュアルモデルキット オプティマスプライムでした。

 

可動、造形、ギミック、ディテールとどれもハイクオリティな逸品で、コンボイ司令官の非変形プラキットとしては、これ以上のものは現状では存在しません。

 

圧倒的な存在感を放つキットながら、前述したように組み立ては一筋縄ではいかない部分もあり、完成しても一部関節(特に指)の保持力は壊滅的。

 

動かすとパーツがあちこち外れ、動かすことすら容易ではなく、接着出来る所は接着した方が無難。

 

また、インナーフレームは完成済みという性質上、当然の如く各部が接着されているので、一から手を加えたいユーザーにとって厄介なことこの上なし。

 

組み立て工程に関しては、ガンプラに親しんだユーザーには手に負えず、スケールモデル等の上級者向けキットの製作経験がある方向けです。

 

口だけは達者なトーシロ……失礼、プラモデル製作経験のほとんど無いビギナーが挑戦するのは無謀と言えます。

 

プラキットとしてパーツ精度が悪いというのは、ある意味致命的。

 

しかしながら、決して粗悪品とは言い切れず、スキルがあれば至高のオプティマスプライムを手に入れることが出来ので、腕利きのモデラーには大いに魅力的な製品。

 

特に凄腕モデラーが完成させた作品は、劇中のイメージを忠実に再現したハイレベルな完成品ばかりで、キットそのもののポテンシャルは未知数です。

 

現に、このキットは2011年のおもちゃ大賞(ハイターゲット・トイ部門)の優秀賞も受賞しており、ファンは元よりヘビーユーザーからも大きな支持を受けています。

 

日本おもちゃ大賞2011 受賞作品一覧

 

成型色の段階でも、外装にはファイヤーパターンがタンポ印刷されており、ゲート痕の処理とリタッチでも十分見栄え。

 

インナーフレームの塗装に関しても、各々で金属感の表現でこだわっても問題ありません。

 

逆に言えば、カーモデル等の製作に長けたユーザーにとっても、このキットはオススメ出来ます。

 

しかし、最初から難易度の高い司令官にチャレンジするのが不安な方は、シリーズ第二弾の「バンブルビー」から始めてもよろしいかと。

 

こちらはサイズが二分一で、価格も抑えられており、組み立て工程も比較的簡単な部類です。

 

ということで、今後は塗装を見越した改修を施していく予定です。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 


トランスフォーマー デュアルモデルキット DMK01 オプティマスプライム

 

 

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