■バンダイ HGBF 1/144 ミセス.ローエングリン子 レビュー(素組み)
HGBFシリーズの名物と化した「ガンプラコスヒロインズ」にセイくんのママ、リン子さんをモチーフにした「ミセス.ローエングリン子」が登場。
色々な意味で闇の深いイオリ家ですが、遂に夫が妻をガンプラにしてしまうという禁断の領域に達してしまったようです。
そんなリン子ママは声優の三石さん繋がりで、「機動戦士ガンダムSEED」に登場する戦艦アークエンジェルをモチーフにしており、最早艦これとも捉えかねないデザインです。
ちなみに劇中には未だ登場せず、分類的にはMSVに該当するのか?
勿論、今後劇中で登場する可能性は0ではありませんので、その辺りも楽しみにしたいところです。
・パッケージ



・付属品一覧

部品数はHGでも標準的なパーツ数です。
それではいよいよ本体をレビューしていきましょう。
・ミセス.ローエングリン子




コスチュームはアークエンジェルの艦長服となっています。
グラマラスなプロポーションを見事に再現しており、広い可動域も同時に兼ね備えています。
相変わらず組み立てやすく、パーツのはめ合わせも申し分なく、パーツを組み上げる際のパチッ!という音が心地よく感じるのがガンプラの魅力の一つです。
・頭部



フェイスパーツは今までと同じ構造です。
造形に関しても、既存のシリーズとそれほど大きな差はありません。
それでも「すーぱーふみな」から大分グレードアップしていると思います。
睫毛は私の好みで塗装(後程修正予定)してあります。
設定や見本ではリップを塗っていますが、私はあまり好きではないので、今後の塗装でリップは塗らないでしょう。
頭には軍帽と、艦橋のレーダーが取り付けられています。


髪型は特徴的な一つ結びとなっており、結わいた長い髪が再現されていますが、艤装宜しくバックパックに干渉してしまうので首の自由度が制限されがちです。
一応ボールジョイントで可動はしますが。
フェイスパーツに関しては、後程改修を施してアニメ風に修正します。
また、頭部の改修に関しては、下記の記事が何かしらのお役に立てれば幸いです。
・胴体


軍服のデザインが中々にこだわりを感じさせる造形で見所の一つです。
胸元のワッペンはハロ(ピンク)が造形されており、遊び心を感じます。
ギャン子同様、胸元の皺表現に開発者の並々ならぬ執念を感じます。

関節はボールジョイント接続で、前屈みになるのは比較的得意です。

逆に反りは背筋を伸ばすくらいが限界です。

胴の回転は写真が限界です。
総合的に見て可動範囲はそれほど広くはありませんが、不自由を感じさせる程ではありません。
・肩&腕部

肩の可動は見栄え重視のため、あまり広くはありません。
水平に上げることも至難です。

しかし、引き出し式関節のおかげで腕を左右に組むという恐るべき可動域を誇ります。

腕は二重関節で180°可動出来、非常に広い可動域を誇ります。
手首はボールジョイント接続。
・背部


バックパックはメインスラスターとなっており、ノズルが一斉に後方を向いているのが特徴的です。
ノズルのディテールも非常に細かく、精密な造形です。
形状もアークエンジェルならではの、優美なフォルムをデフォルメしている感じです。
腰周り

ここも可動よりは造形重視の構造をしています。
くびれのある抜群のスタイルが特徴的です。

あまり見ることのない背中も、皺の表現がリアルで隠れた見所の一つです。
プラモデルということを忘れさせる服の皺表現は、最早このガンプラコスヒロインズのお家芸と言えます。
成型色のままでも艶消しクリヤーを吹くだけで、PVCフィギュアのような質感になります。


スカートは軟質素材使用し、想像以上に可動してくれています。
左右にスリットがあるため、ある程度開脚は出来ます。

また、スカートが柔軟に可動に追従してくれるため、女の子座りも出来ちゃいます。
これが中々に可愛らしい。
・脚部

膝関節は二重関節で標準以上の可動範囲です。

足首は軸関節なのですが、可動域は狭めな上に接地性が悪いので自立も厳しいです。
モーメントの観点から見ても、バランスが取れないと背中から見事に転倒してしまいます。
総合的に評価しても、キャラクター性も考慮すると基本的に控えめなポージングが似合います。
または付属のスタンドで補助することを推奨します。

武装はレールガン「バリアント」を模したビームライフルが二丁付属。
バックパックへの懸架も可能。


武器持ち手は左右付属しているため、二丁拳銃ポーズも可能。
肩の関節のおかげで、大きな胸に邪魔されることなく前方へ銃を向けることが出来ます。
これはポージング再現で大事なことです。
・アークエンジェルモード

スカートパーツと砲台の差し替え、さらに腰のスタビライザーを左右に広げて、もう一つの形態「アークエンジェルモード」へ移行。
右が通常時、左がAAモード用の差し替えパーツです。
アークエンジェルモード


座るとアークエンジェルのシルエットになるというギミックなのですが、それらしく見えるのが面白いです。

膝には主砲「ゴッドフリートMk.71」、つま先「ローエングリン砲」が差し替え展開可能です。
ゴッドフリートは完全固定で、砲身の上下可動など仰俯角の調整は不可能。
砲口は残念ながら開口されておりませんので、個人で改修する必要があります。
といっても、ピンバイスで穴を空けるだけなので工作は容易です。
足首のローエングリン砲は、メカディテールが細かいので見所の一つです。
ディテールアップしたくなる箇所ですね。
そしてこのお座り用ポーズ、中々に汎用性が高くて使い勝手良いです。

足の可動範囲が広いので、デフォルトでも女の子座りも可能ですが、造形が座り用に特化している分、自然な座りポーズを再現可能です。



どの角度から見ても、見栄えは抜群に良いです。
今回のこのパーツはローエングリン子の大きな魅力と言えます。
この愛らしく色香の漂う女の子座りのおかげで、筆者の評価は一気に高くなりました。


座るものを用意してあげれば、いじらしい雰囲気を演出可能。

そして背面から見ると、優雅な曲線美を堪能できます。
おじさん、デッケェ尻大好きだから(さまぁ~ず三村談)

ちなみに足の装甲を外し、つま先を差し替えることで非武装状態も再現出来ます。
・アクション


足の砲台は、敵を踏みつけながら攻撃出来そうで便利ですね。

翻るスカートが躍動感を感じさせます。

ウイングゼロ!?

全ての火力を正面へ!

なんだこの白い戦艦!?(驚愕)
ということで、これにてレビュー終了です。
発売前からあまり評判がよろしくなかったですが、私の中では購入から評価が一変しました。
プレイバリューもさることながら、何よりお座りが好印象です。
基本的なフォーマットはふみな、ギャン子からさほど変わっていませんが、コスチュームで大きく魅力的に見せているのもポイントです。
ここからの塗装作業もなぜかワクワクさせるだけに、私の中では良キット認定です。
ただ、やはり表情が一種類しか無いのがこのシリーズの唯一の弱点ですね。
レジン複製するか。
とにかく、筆者の中では今までのガンプラコスヒロインズではお気に入り確定です。
それと、早速塗装開始しました。

素組み(右)と塗装が完了した状態です。
詳細は下記リンクからお願い致します⇩
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。

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