バンダイ HGBF はいぱーギャン子改造 ①アニメ顔に整形する 

■はいぱーギャン子製作記1

 




 

今回は昨年に発売されて依頼、積みっぱなしだった「バンダイHGBF 1/144 はいぱーギャン子」を組みました。

 

今期は新発売のリックドギャン子が旬なのですが、季節外れのはいぱーギャン子です。

 

レビューに関しては既に他の方々がご紹介されているので、今回はストレートに組んで自分好みに製作するようにします。

 

流石にバンダイのプラモデル。

 

精度や組み立てやすさが違いますよ!

 

 

しかしながら、気になったのはやはりお顔

 

”すーぱーふみな”から大分造形は良くなりましたが、それでもイラストやアニメのデザインとは何かが違う気がしました。

 

プラモデルのギャン子(”ふみな”もそうですが)のお顔は全体的にリアル造形なためか、唇や頬の立体感が強調されていわゆる二次元のデザインとは異なります。

 

私も絵師の端くれですから、そのくらいはわかります(๑• ̀д•́ )✧ドヤッ

 

イラストは可愛さを出すために立体感を省略していますので、今回はイラストを見ながら余計な部分を削ってスッキリさせていこうと思います。

 

目に関してはギャン子独特のジト目ではありませんが、これはこれで気に入っているので手を付けません。

 

そもそも劇中ではツリ目のシーンも多いので、特に気にはなりませんが…

 

あくまで顔のリフトアップ(?)で立体感を抑えて、アニメ風に整形(意味深)していきたいと思います。

 

ギャン子は作中でもお気に入りのキャラクターの一人なのでここは気合入れて製作します!

 

 

 

 

 

整形手術開始(オペスタート)

 

 

 

 

リアル造形に見えてしまう一番の原因は、下唇の厚みと頬が膨らみ過ぎている点です。

 

主に気になった部分を赤丸で示します。

 

これの影響で口周りの凹みがほうれい線のように見えて、一概に可愛いとは言い辛く…

 

しかし大掛かりな改造を施すのではなく、誰でも簡単に加工出来るような整形方法を模索しました。

 

結果、紙やすり(400~600番台)を用いて頬と下唇のボリュームをそぎ落として起伏を少なくする方向に決定しました。

 

加えてフェイスラインを丸みつけるように削り、より劇中に近い柔らかな顔立ちにします。

 

 

 

では早速術式開始します。

 

 

 

400番で粗削りして大体の形を整えます。

 

 

一気に削るのではなく、様子を見ながらじっくりと整形していきます。

 

ある程度形が整いましたら、600→800番で表面を滑らかにしていきます。

 

エッジの立っているような部分を重点的に研磨して、柔らかな顔つきにしていきます。

 

 

次に輪郭を整形します。

 

赤くマーカーした部分を整形します。

先程と同じ400→600→800番の順番に研磨していきます。

 

フェイスラインは顎を丸くするように削りますが、あまり削り過ぎると丸顔になってしまうので、力を入れず慎重に整えましょう。

 

既に彩色しているのですが、口元の線は茶色系で彩色しつつ、中央はイラスト同様線を消します。

 

睫毛はタミヤのフラットブラックを面相筆で塗っていきます。

 

はみ出ててもナイフで優しく削り取るか、溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取ります。

 




 

 

 

整形終了

 

 

 

 

ギャン子さんはどのように変わったのでしょうか?

 

それでは見てみましょう。

 

ビューティーコロシアム(爆)

 

 

Before

 

After

いかがでしょうか?

 

塗装と素組みでは大分印象も異なりますが、二次元的な立体感の省略が上手く出来たかなと思います。

 

また輪郭の整形によるフェイスアップで、下膨れのような印象を改善することにも繋がりました。

 

 

 

 

 

 

二次元的表現を目指して、あらゆる角度で破綻なく仕上げることが出来ました。

 

顔の立体表現や彩色はマックスファクトリーの「figma」を参考にしました。

 

工程自体は簡単なのですが、的確に完成形をイメージ出来る想像力に加えて、じっくり焦らず慎重に行うなどそれなりの集中力も要します。

 

”すーぱーふみな”の登場時は、邪神やら泥人形やら酷評された時代もありましたが、腕に覚えのあるモデラーによる改造で驚くほど改善された前例もありましたね。

 

色々と好みもありますし、製品の仕様でも全然OKという方もおられるとは思いますが、私が思い描く造形はこのイメージというのが伝わればそれで満足です。

 

全体的な造形そのものは良好なので、コトブキヤの”フレームアームズガール”や”メガミデバイス”を組み立てたことのある経験者の方は、それらのフェイスパーツを参考に整形と彩色を施しても良いでしょう。

 

この方法で実践すれば、ふみなやチナッガイも化けるかもしれませんね。

 

やはり顔でイメージは激変するので、この記事が皆様のガンプラ製作のお役に立てれば幸いです。

 

次回は特にこれといったテーマはありませんが、自分なりにギャン子を仕上げたいと思います。

 


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