ジュウレンジャー、ライブマンに続くスーパーミニプラ「スーパー戦隊シリーズ」に、満を持してカクレンジャーがラインナップ。
忍者をモチーフとした、本格的な和装ヒーローの先駆けとして、今でも根強いファンが存在する作品ですが、異色な設定は巨大ロボにも徹底されていました。
ということで、無敵将軍のレビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
【レッドサルダー】
【ホワイトカーク】
【ブルーロウガン】
【イエロークマード】
【ブラックガンマー】
五獣将はどれも同じパーツ数で、一体の組み立てにかかる時間は約15~20分。
全て組み立てるまでに、大体一時間半くらいを見積もった方がよろしいでしょう。
しかし、今回驚いたのが彩色済みパーツの多さ。
シリーズ最多とも言うべき数量で、明らかに価格高騰の一因とも言うべき手の込みよう。
レッドサルダー
ニンジャレッドが操る獣将で、無敵将軍の胴体を構成。
猿の如く、トリッキーな戦いを得意とし、巨大手裏剣サルダースライサーが武器。
五体の中でも比較的、プロポーションや可動は恵まれたサルダー。
顔は「西遊記」の孫悟空を思わせるデザイン。
五体の中では唯一首がボールジョイント接続。
しかしながら、ほど回転可動しか出来ないので、他機と比べても可動範囲にそれほど大きな差はありません。
肩はボールジョイント接続で、腕を水平まで上げることは可能。
肘は90°程以上可動し、中々可動は優秀。
腕の外装は各々でデザインが異なり、レッドサルダーは丸の彫刻が施されています。
無敵将軍の胴体を構成するレッドサルダーは、可動面やギミック面でも一線を画します。
無敵将軍の頭部は胴体に収納可能で、分離状態の時は便利なギミック。
胴体はフラットブラック、シルバーが塗装済みで、精緻な彩色が好印象。
胴体は、合体ギミックの関係上可動しませんが、スカートアーマーを可動させれば、何とか回転は可能。
スカートアーマーはフロント、サイド共に可動し、足の動きを阻害しない作り。
股関節は軸関節の組み合わせ。
可動域も極めて優秀で、ここまで足を広げることも可能。
膝はデザインの関係で、90°も可動しませんが、動かせるだけでも開発陣の努力が垣間見えます。
反面、変形機構の副次的効果により、五体の中では唯一足首が可動。
左右には良く動きますが、前後には動きません。
武器はサルダースライサーが付属。
裏側に接続ピンがあり、そこに保持する仕組み。
ホワイトカーク
ニンジャホワイトが操る獣将で、無敵将軍の左腕を構成。
その名の通り、鶴のように華麗に舞い、カークビークで鋭い攻撃を仕掛ける。
ボディはブルーロウガンと共通ですが、成型色や細部のデザインの差異で外観は大きく異なります。
関節の可動域はレッドサルダーと大して変わりません。
五体の中では瞳に該当するものがなく、切れ目で品のあるフェイス。
何となくマジマザー的な雰囲気が特徴的。
首は軸関節で、左右に旋回するのみ。
肩は側面のデザインが異なり、鯱の彫刻は右肩に配置。
可動は変形機構の副次的効果により、何とか腕を上げられるといった印象。
肘は90°程可動。
胴体は各々で胸部の紋章のレリーフがデザインされ、ホワイトカークは矢じりのような形状。
関節はレッドサルダーと異なり、こちらは胴体の回転可動が可能。
股関節はボールジョイント接続で、開脚は中々に良好。
膝も90°以上は優に曲がる等、可動面は秀逸。
逆に無敵将軍の手に相当する足首は、左右に可動出来ず、前後にのみ可動。
そもそも、足首関節なのかも疑問。
武器はカークビークが二本付属。
ビークはクチバシという意味なので、それを模した短剣のような分類。
ブルーロウガン
ニンジャブルーが操る獣将で、無敵将軍の右腕を構成。
素早い身のこなしが特徴で、武器はロウガンシャフト。
頭部やカラーリング、一部を除きホワイトカークと共通の構造。
成型色の変更だけでも、大分イメージが異なります。
狼を思わせる特徴的なフェイス。
なんか犬っぽくねぇなぁ?
開発陣が再現に難航したとブログで明かした部位ですが、造形、彩色共に高レベル。
可動はホワイトカーク同様、軸関節可動による左右への旋回のみ。
鯱は左肩に位置。
肩や腕の可動も全く同じで、違いは外装のデザインのみ。
レリーフは四角のデザイン。
その他、スカートアーマーの形状が異なります。
武器はロウガンシャフトが付属。
サイズや造形は良好ですが、肉抜き穴が裏側あり。
イエロークマード
ニンジャイエローが操る獣将で、無敵将軍の右脚を構成。
怪力が自慢で、力押しの戦いを得意とする。
各部の可動に関しましては、他機とそれ程大差はありません。
熊をイメージしたフェイスで、温和な顔立ち。
彩色や造形も良好。
首は軸関節で、左右にのみ可動。
意外にも肩や腕はレッドサルダーと全く同じ構造。
なので、可動範囲も変わりなし。
大きく異なるのは、腕の紋様のみ。
レリーフはMを象ったものですが、山をイメージしたようにも見えるデザイン。
合体時に腕を胴体に収納するギミック等、実は胴体もレッドサルダーと共通する可動機構が多いものの、腰部は可動しない構造。
スカートアーマーは可動式。
股関節はボールジョイント接続で、可動はホワイトカークやブルーロウガンと変わらず。
しかしながら、膝は一切可動しないのが痛いところ。
合体ギミックの弊害というのも大きな要因の一つ。
加えて、足首も可動せず、下半身の可動域はかなり厳しいレベル。
脚部の石垣状のディテールは目を見張るものがあり、非常に精密に造形されています。
加えて、ツヤが消えたような処理もされているのが特徴的。
武器はクマード・クローが付属。
鉤爪状の鎖鎌といった赴きで、見た目的にも面白い装備。
ブラックガンマー
ニンジャブラックが操る獣将で、無敵将軍の左脚を構成。
ジャンプ力を活かした変幻自在の先方を得意とし、武器は弓矢でもあるガンマーボウ。
ガマガエルの獣将ですが、五体の獣将の中では、最も忍者らしいフォルムとカラーリング。
構造はイエロークマードとほぼ同じで、脚部には石垣のようなディテールが施されています。
一応ガマガエル型の獣将ですが、五体の中では忍者らしいフェイス。
可動はイエロークマードと共通。
レリーフは五角形の形状で、ギミック面でもイエロークマードと大差なし。
脚部は細部の形状やデザインが異なります。
武器は弓矢であるガンマーボウが付属。
肉抜き穴こそ存在するものの、造形それ自体は優秀。
超忍獣との比較。
同じ動物モチーフながら、デザインの方向性で大きく異なるのがカクレンジャーの特徴。
ということで、ここまでは五獣将のご紹介でした。
元々可動が皆無であった旧DX版を、さらに可動化させて単体でもアクションが楽しめる仕様に設計されているのが感涙もの。
しかし、今回はここからが本番。
さらに、無敵将軍へと合体することでさらなる楽しみを堪能できるというもの。
ということで、次回は「合体編」でお会いしましょう↓
同時に、「スーパーミニプラ 隠大将軍&ツバサマルセット」のレビューも併せてどうぞ。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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