バンダイ スーパーミニプラ 隠大将軍 レビュー

 

「スーパーミニプラ 無敵将軍」に続き、プレミアムバンダイ限定で販売された「隠大将軍ツバサマル」がセットで登場。

 

本来ならばレビューは、「スーパーミニプラ 無敵将軍」から始めるべきなのですが、メーカー側の都合により先に発送されてしまいました。

 

ですので、後日発売の無敵将軍に関しては、後程レビューを予定しておりますので、よろしくお願い致します。

 

それでは、早速レビューへと参りましょう。

 




 

 


パッケージ


当時の旧DX版を思わせるデザインながら、セット販売の関係上、リバーシブルデザインという特殊な仕様。

 

当時DX版を買ってもらえなかった、かわいそうなお友達(筆者含む)にとってまさにうってつけの商品です。

 

 


付属品一覧


ボリュームとしては六体分ですが、組み立ては非常に簡素です。

 

一時間程度あれば、十分完成出来るかと思います。

 

 


超忍獣


超忍獣は忍之巻「隠流超忍獣の術」で召喚される生命体。

 

独自の意志を持ち、カクレンジャーと心を通わせることで真価を発揮することが出来る。

 

獣将とは違い、完全なアニマルモチーフのデザイン。

 

どれも個性的なフォルムながら、特にゴッドガンマーの存在感が一線を画すレベル。

 

彩色済みパーツも多く、シールと合わせてカラーリング再現も比較的簡単。

 

 


ゴッドサルダー


猿型の超忍獣で、隠大将軍の右腕を構成。

 

サルダーダブルソードは、通常は双剣として使用するが、連結させて槍のように使うことが出来る。

 

必殺技は「ゴッドサルダー二刀斬り」。

 

五体の超忍獣の中では唯一の人型で、スマートな劇中イメージとは異なり、胴体が肥大化したプロポーション。

 

各関節の自由度も高く、これまでのスーパーミニプラに近い感覚で動かせます。

 

フェイスの造形はかなり精密で、彩色も綺麗に処理されています。

 

首はボールジョイント接続で、左右へ首を振るのは問題なし。

 

上を向くのはそれ程得意ではありません。

 

俯くことはほぼ不可能。

 

肩はボールジョイント接続で、腕は水平まで上がります。

肘は90°以上曲がり、地味に自由度が高め。

 

胴体は軸関節で、左右に旋回することくらいしか出来ませんが、360°回転します。

 

股関節はボールジョイントですが、軸関節並みに広い可動域を確保。

 

その気になれば、側転ポーズも可能。

 

膝は90°程可動。

 

足も問題なく上がるので、不自由を感じることはありません。

 

逆に足首は動かないので、接地性には問題あり。

 

背部にはサルダーダブルソードが装備出来、何気に後ろに手が回るのは驚き。

 

ソードは小さいながらも刻印もしっかり施され、製品の段階でも彩色済み。

 

抜刀ポーズも再現可能。

 

手の造形状、柄を持つことが出来ませんが、それなりに様になります。

 

サルダーダブルソードは、連結させることも可能というよりは、持ち方でそう見せているだけです。

 

 


ゴッドカーク


 

折り鶴を彷彿とさせる鶴型の超忍獣で、隠大将軍の頭部を構成。

 

空中戦を得意とし、武器はフライングビーム。

 

小サイズながら、各部ディテールは良好。

 

今回は目の部分だけシールを貼り付け。

 

目は切れ目で睫毛まで再現され、女性らしさを思わせるデザイン。

 

主翼が可動する以外、あまり動きません。

 

 


ゴッドクマード


 

熊型の超忍獣で、隠大将軍の胸部を構成。

 

両目からビームを放つことが出来る他、その怪力により地面を踏みつけるだけで、地震や地割れを起こすことが可能。

 

 

木彫りの熊を思わせる、デフォルメ風のフォルムが愛らしい姿。

 

口は開閉可能で、精悍な面構えと相まって非常に力強いイメージ。

 

手足はそれ程動きませんが、劇中でものっそりとした挙動でしたので、特に問題ありません。

 

四肢の内側には肉抜き穴あり。

 

腕のディテールも細かく、各部のモールドも隠れた魅力。

 

顎下のMの字もゴールドで塗装済み。

 

ちなみに、隠大将軍のハンドパーツはこのように格納可能。

 

紛失したくない時は一考の余地あり。

 

 


ゴッドロウガン


狼型の超忍獣で、隠大将軍の左腕を構成。

 

俊敏な動き敵を翻弄し、刃でもある尻尾で敵を切りつける戦闘スタイルが特徴的。

 

スピード感溢れるプロポーションが特徴的ながら、鋭角的なフォルムを併せ持つデザイン。

 

上顎のシルバーは塗装済み。

 

口は開閉可能。

 

また、首は引き出し機構を備えています。

 

これにより、首を左右に振ることが可能。

また、顔を下へ向けることも可能で、意外と多彩な表情付けが可能。

 

肘や膝関節が可動するので、他の超忍獣よりも軽快なポージングを取らせられます。

 

四肢の内側には肉抜き穴あり。

 

画像では後脚の裏表を間違えて組み込んでしまっています。

 

申し訳ありません。

 

 


ゴッドガンマー


ガマガエル型の超忍獣で、隠大将軍の下半身を構成。

 

強靭な跳躍力を誇り、無数の分身(子機)を射出して自爆させる「ガンマーダイナマイト」、強力な火炎放射「ガンマーファイヤー」を放つことが出来る。

 

五体の超忍獣中でも特に異質な存在ながら、ガマガエルという作品の世界観にマッチしたモチーフが魅力的。

 

目やメタリックレッド、顔周りはガンメタルで予め塗装済み。

 

口は開閉可能で、エフェクトパーツがあれば火炎放射も再現可能。

 

前脚は、前方向には一切動かず、自由度はそれなり。

 

手首は可動。

 

内側に肉抜き穴あり。

 

劇中では、カエルの如く軽やかに跳躍する姿が特徴的だったものの、キットでもその雄姿は勿論再現可能。

 

足を折り曲げているので気付きにくいのですが、実はゴッドガンマーが最も巨大な超忍獣という意外な一面も。

 

と、ここまで超忍獣のご紹介でしたが、いよいよ合体。

 

「五神合体!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「隠大将軍、推参!」

 




 


隠大将軍


 

五体の超忍獣が合体した神将で、心・技・体の内「技」を司る。

 

スピードを重視した体術で敵を圧倒し、右腕の鉄拳、左腕の手刀を駆使して戦う。

 

必殺技は、「鉄拳ゴッドフィニッシュ」。

 

無敵将軍と同様に動物モチーフのメカ(?)による合体ながら、その姿は似て非なる存在。

 

脚部が左右非対称のデザインのロボは多く見られるものの、腕が左右非対称という、スーパー戦隊史上でも類を見ない奇抜なデザイン。

 

これ無くして、ギンガイオーガオキング旋風神も誕生しなかったかもしれません。

 

見た目に違わず戦い方も独特で、飛び道具を用いない肉弾戦主体の豪快な戦いぶりが特徴的。

 

彩色済みパーツも多く、質感や見栄えも上々。

 

頭部は無敵将軍と類似する造形ながら、マスクで覆われたデザインとなり、フェイスパーツも細部まで細かく塗装済み。

 

断じてガンダムなどではない。

 

首は軸関節をメインとした多重関節で、可動範囲はかなり広め。

 

首を振る動作は問題なし。

 

ガンプラ等でも採用されている引き出し機構により、上を向く挙動も可能。

 

肩関節は見た目に反し、腕を水平以上に上げることは朝飯前。

 

加えて引き出し機構により、腕を前方へ動かすことも可能。

 

左右で形状が違う腕部ですが、左腕は肘関節を引き出すことで可動しますが、90°も曲がりません。

 

変形機構を備えているので、これだけ動けば逆に十分と言えます。

 

肘関節は回転します。

 

対し右腕は90°程曲げられます。

 

肘部分はゴッドサルダーの腰部に相当するため、肘から下も回転可動。

 

握り拳も手首が回転。

 

右腕は拳、左腕は手刀というユニークなデザイン。

 

どちらも造形・ディテールは秀逸。

 

胴体の可動は左右への旋回のみで、360°回転可能。

 

 

股関節は軸関節で、可動範囲はフライングキックが可能な程広い。

 

バランス能力も良く、片足で支えることも可能。

 

左右へ足は開く反面、前後にはほとんど動かないのが弱点。

 

しかしながら、デザイン上仕方ないというのも納得と言えば納得。

 

膝は180°近く可動し、非常に可動域が広いのが強み。

 

足首の可動範囲は良好で、接地面積も広いため安定感も問題なし。

 

つま先を伸ばすことは不得手。

 

左右だけでなく、前方向にも良く動きますので、踏ん張りの利いたアクションポーズも可能。

 

全体的に可動範囲はかなり広いものの、ゴッドガンマーの前脚の干渉により、足の動きが制限されてしまいますが、ここで保険を用意しているのがスーパーミニプラ。

 

前脚を外し、膝のパネルパーツを裏返すことで、スーツのように一部のディテールが省略したデザインに出来ます。

 

これにより、脚部の可動域が飛躍的に向上。

 

これにより、劇中さながらの大胆なアクションポーズを取ることが可能。

 

アイアンマン着地も可能です。

 

獣帝大獣神と。

 

全体的に筋骨隆々としたプロポーションで、獣帝と並べても引けを取らぬボリューム感。

 

 

 


アクション


 

 

 

ということで、スーパーミニプラ 隠大将軍でした。

 

変形・合体を維持しつつも、予想以上のアクション性を発揮した隠大将軍。

 

ツバサマルも造形面やギミックでは良く出来ています。

 

ツバサマルの詳細な内容に関しては、下記リンクよりお願い致します↓

バンダイ スーパーミニプラ ツバサマル レビュー

 

後日発売予定の「スーパーミニプラ 無敵将軍」のみでも十分楽しめますが、本製品があればさらなる楽しみが増えます。

 

一方の隠大将軍も、劇中のイメージを反映した独特のフォルムを再現。

 

合体・変形に加え、可動も両立した逸品で、大胆なアクションポーズも可能。

 

反面、相変わらず肉抜き穴があるのも事実で、見栄えを重視するなら処理は必至。

 

加えて、本体はABSの塊なため、塗装も普段より気を使う必要があります。

 

といっても、スーパーミニプラ購入ユーザーの大半は、その辺りは心得ておられるかと思われますので、その辺は心配無用といったところでしょうか?

 

これにより、三神将は全て立体化され、残りは同作品随一の人気者「ニンジャマン」のみとなりました。

 

今までの開発部の熱意から、高確率で立体化される可能性はあると考えられます。

 

比較的シンプルな変形機構を備えるニンジャマンですが、どういう形で立体化されるか楽しみなところ。

 

それと遅れましたが、「スーパーミニプラ 無敵将軍」のレビューも更新しましたので、下記リンクからどうぞ↓

バンダイ スーパーミニプラ 忍者合体 無敵将軍 レビュー【獣将編】

バンダイ スーパーミニプラ 忍者合体 無敵将軍レビュー【合体編】

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 


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