今回はスーパーミニプラより、待望の「ブラックウイング」をご紹介。
ダンクーガの登場より、兼ねてから製品化の要望が多かっただけに、ファンには嬉しい製品化。
それでは早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
ブラックウイングを構成するパーツ
パーツ数は比較的抑えめで、2時間程度で完成します。
ダンクーガ同様、マーキングシールが付属。
塗装済みパーツ
頭部を始め、各所は塗装済みパーツが同梱。
ブラックウイング
ということで、「ブラックウイング」です。
ダンクーガの2号ロボに相当する機体で、黒騎士隊のアラン・イゴールの愛機。
ダンクーガ同様に製品化では、大半が彩色済みアクションフィギュアが主である中で、初のプラキットを果たしたブラックウイング。
他の獣戦機と異なり、3段変形こそ出来ないものの、ファイターモード⇔ヒューマノイドの両形態に変形可能。
プロポーションやディテールもキット化されるに辺り、スタイリッシュかつハイディテールに立体化。
しかしながら、劇中の力強いフォルムも兼ね合わせた魅力的なフォルムでもあり、多重関節によりアクション性の高いのが特徴。
頭部
頭部は黒騎士の異名通り、騎士を彷彿とさせるデザイン。
フェイスパーツは塗装済みで、細部まで精密に彩色が施されています。
首はボールジョイント関節。
首を左右に振ることは難なく可能。
前後にもそれなりに可動し、上を見上げるようなポーズも可能。
肩部
ショルダーアーマーは比較的シンプルな形状。
肩の可動範囲は広く取られてるものの、腕のクローに干渉してしまうのが欠点。
また、関節部がいつも以上に繊細な構造なので、動かす際は細心の注意が必要。
腕部
ファイターモードでは機首である部分が、クローとして機能する腕部。
肘関節は2重関節により、90°以上は可動。
胴体
胴体は複雑な面構成ながらも巧みに立体化。
色分けもパーツ分割でほぼ再現。
背中を覆いつくす程、巨大なウイングが特徴的な背面。
ダンクーガと同じく、機体表面には精緻なモールドが施され、ハイディテールな仕上がり。
造形面に関しては非常に優秀。
ウイング基部は回転可動。
胴体はボールジョイント関節で、左右への旋回は問題無く可能。
また、上体を左右に振る事も可能。
さらに、反る・屈むといった動作も一応出来ます。
下半身
ビーストモードでも脚部の役割を持つ下半身。
起伏の激しいデザインながら、造形面では破綻無くまとまっており、多重関節でフレキシブルに可動。
股関節は軸関節可動。
自由度は優秀で、関節の保持力も良好。
膝は多重関節により、180°近い可動を実現。
足首関節はボールジョイント接続で、接地性は標準的。
前後には大きく可動しますが、空戦タイプの機体なので、あまり気にしなくても良いかもしれません。
ファイター形態
ブラックウイングのビーストモードは、巨大な鷹を模した姿。
キットは頭部を除き、ほぼ差し替え無しでファイターモードへ変形可能。
同じ鳥をモチーフにした「イーグルファイター」とは、似て非なる存在。
いつも以上に練り込まれた関節構造により、ビーストモードでも違和感無く完成された姿になっているのが魅力。
頭部は予め塗り分けられ、そのままでも十分な見栄えの良さ。
機首は左右に分かれる構造ながら、専用の接続ピンにより、ビーストモードでも頭部がカッチリ固定される仕組み。
翼は上下にも可動し、想像以上に可動範囲は広め。
また、爪部分も可動し、猛禽類を思わせるアクションも可能。
ビーストモード時は、付属のディスプレイスタンドで飛行状態を再現可能。
スタンドにはただ乗せるだけなので、あまり無理なポーズは厳禁。
ちなみに、別売のイーグルファイターを随伴でディスプレイ可能で、改めてサイズの違いを感じさせる景観。
比較
ダンクーガとのサイズ比。
大きさはダンクーガよりは小ぶりながら、単機のロボとしてはビッグモスと同等。
キット単体としては、一般的なHGと同じ程度とコンパクト。
しかしながら、ファイター形態ではあまり小さな印象を与えないボリューム感。
オプション
オプションはハンドパーツを始め、専用ディスプレイスタンド、ファイナルダンクーガ用ジョイントパーツが主。
ハンドパーツ
ハンドパーツは握り拳2種、平手が付属。
断空砲砲口パーツ
ファイナルダンクーガ時、ファイナル断空砲が再現可能なパーツ。
合体用ジョイント
ファイナルダンクーガへ合体する際に使用。
ディスプレイスタンド
付属のディスプレイスタンドは、組み換えによりブラックウイングだけでなく、ダンクーガにも対応可能な汎用性の高さ。
ファイナルダンクーガ
ダンクーガの背後にファイターモードのブラックウイングが合体した形態。
本来ならば、劇中に登場する予定だった機体。
合体が実現していたなら、ロボットアニメとしては初のグレート合体の功績を残せたのが残念。
この形態で登場したのは、「スーパーロボット大戦GC」以降とかなり遅いデビュー。
背部へは専用ジョイントを介して接続。
断空砲は、ブラックウイングの頭部ジョイントを差し換えて再現。
また、ファイナルダンクーガでは背部に重心が集中しているため、ディスプレイスタンドで安定性を保つ仕組み。
スタンドは股関節に接続し、後方へ倒れるのを防ぐ仕組み。
ご覧の通り、背中にHG一体分担いでいる状態なので、そのままでは自立は困難。
不可能ではありませんが、スタンドを使用した方が無難。
また、翼は折り畳む事が可能なので、展示スペースの圧縮にも繋がります。
アクション
ということで、「ブラックウイング」でした。
ファンにとっては待望のブラックウイングですが、大張デザインを尊重した造形に加え、多重関節によって広い可動範囲を両立。
アクション性の高さや、完全変形も魅力的な要素の一つであり、ダンクーガと合わせてプレイバリューの高さもメリット。
とは言え、彩色済み完成品なら5,000円は標準的ながら、プラキットとしては若干割高な部類。
しかしながら、以前のオプションパーツを見た後では、遥かに良く思えてしまうのが不思議なところ。
また、ダンクーガ同様にパーツ精度には難を残しており、関節部等はタイトで予め加工しないと破損の恐れあり。
「スーパーミニプラ ダンクーガ」シリーズは、いつ何時何処がどういう原因で破損するか予測出来ないので、組み立て時は関節強度の調整も必要。
ですが、キット自体のクオリティは高いので、ダンクーガと連動した豊富なギミックも無視できないので、とりあえずは揃えておいて損はないでしょう。
ダンクーガの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
オススメ記事
ダンクーガ、見ていたのにこいつの事を覚えていない・・・
可動が優秀でちょっと欲しくなりました、この大きさで変形するイーグルファイターが出るともっと欲しいですが、無理だろうなw
何某様
コメントありがとうございます♪
>ダンクーガ、見ていたのにこいつの事を覚えていない・・・
まぁ、鮮烈な印象があるかどうか聞かれると微妙です。
>可動が優秀でちょっと欲しくなりました、この大きさで変形するイーグルファイターが出るともっと欲しいですが、無理だろうなw
超合金魂版だと完全変形出来た記憶ありますね。