バンダイ スーパーミニプラ 天空合体ジェットイカロス レビュー

 

今回は、スーパーミニプラ期待の新星として、「ジェットイカロス」が登場。

 

全形態を再現したハイクオリティキットの名に恥じぬ傑作で、まさにスーパーミニプラブランドの面目躍如といったところ。

 

それでは早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

今回は画像容量の関係(筆者の疲労も原因)で、パッケージのご紹介は割愛させて頂きます。

 

一応、かなり画像減らしたのですが、それでも100枚は優に超えているんだよなぁ……。

 

 


付属品一覧


ジェットホーク

 

彩色済みパーツは、主に頭部とエンブレムに集中。

 

ホイルシールは五機の中では最も多く、塗装では再現不可能なストライプ尾翼のマーキング等、塗装予定のユーザーでも大切に保存しておきたいところ。

 

ジェットコンドル

 

ジェットホークと違い、殆どのマーキングや文字は造形化されており、ビギナー以外はあまり必要性はないと言えばありません。

 

キャノピーはスモーククリアで塗装済み。

 

ジェットオウル

 

「JET OWL」の文字は刻印されていないので、塗装予定のユーザーは、出来れば最後まで温存して頂きたい。

 

彩色は主に機首、キャノピー、肩に施されています。

 

ジェットスワン

 

コンドルとは殆どが共通しており、カラーリングや一部のデザインが異なる仕様。

 

こちらもスモーククリヤーで塗装済み。

 

ジェットスワロー

 

オウル同様、塗装派は文字シールを出来る限り大切にしたいところ。

 

彩色箇所はオウルとほぼ同じ。

 

各機組み立ての所要時間は15~20分程度で、連続すると1時間前後で全機完成。

 

 


ジェットマシン


 

ジェットマシンは五機とも、特徴的なデザインを忠実に立体化しており、ディテールに関しても秀逸。

 


ジェットホーク


ずんぐりとした機体がユーモラスな機体。

 

合体時は機体の中核となる部分。

 

機体表面のパネルラインは精密に造形化。

 

機首は鷹らしいデザイン。

 

キャノピーは無色透明のクリヤーパーツ成型で、五機では唯一塗装されていません。

 

シールや塗装無しだと、顔面真っ赤なので、素組みでは少々厳しい印象。

 

可動は主翼、尾翼に集中しており、機首は内部に収納可能。

 

 


ジェットコンドル


スマートなデザインが特徴的なコンドル。

 

実はジェットホークよりも一回り程大型ながら、スタイリッシュな外観なので、あまり実感しにくいです。

 

機首は鋭角的な形状。

 

目は別パーツで再現。

 

尾翼、機首は可動式で、合体時には折り畳む構造。

 

また、首にあたる部分も可動し、低空飛行状態も再現可能。

 

 


ジェットオウル


鮮やかなイエローがトレードマークのオウル。

 

丸みの愛嬌ある顔立ちで、パイロットである雷太の人柄を反映したかのようなデザイン。

 

目は別パーツ化され、彩色もされていますが、中央部に合わせ目あり。

 

特に可動ギミックは無く、単体ではやや面白味に欠ける形態。

 

 


ジェットスワン


コンドルと共にイカロスの両脚を構成するスワン。

 

基本的な構造はコンドルと共通しており、機首や主翼の一部が異なります。

 

可動箇所も全く同じ。

コンドル同様に、低空飛行状態も再現可能。

 

 


ジェットスワロー


オウルと同じく、イカロスの両腕となるスワロー。

 

主翼はシールドを兼ね、モールドも緻密に処理されています。

 

主翼部分は前後に可動。

 

と、ここまで各マシンのスペックは粗方ご紹介致しました。

 

いよいよ次から合体して行きましょう。

 

「合体! ジェットスクラム!」

 

「完成! イカロスハーケン!!」

 

 


イカロスハーケン


イカロスハーケンは、5機のジェットマシンが合体することで完成する巨大重爆撃戦闘機である。

 

優れた飛行能力を誇り、必殺技は機体の周囲に対消滅プラズマを燃え上がらせ、マッハ15の速度で敵に体当たりを仕掛ける「ジェットフェニックス」

 

ということで、「イカロスハーケン」です。

 

戦績の悲惨なジェットイカロスとは反対に、この形態では勝利フラグが立つという驚異的な強さを誇る形態(ラゲム戦は除く)

 

フォルムは破綻無く纏まった素晴らしい造形で、あらゆる角度から見ても、そのスタイリングの優秀さを痛感。

 

イカロスハーケンの特徴として、真上から見た姿が印象的。

 

均整の取れた二等辺三角形が実に美しい。

 

バードガルーダとの比較。

 

サイズはバードガルーダよりやや小柄ながら、決して引けを取らない存在感は確実に備えています。

 

それではお次は、ジェットイカロスへ合体させましょう。

 

「合体! スクラムウイング!!」

 

「完成! ジェットイカロス!!」

 




 


ジェットイカロス


ということで、「ジェットイカロス」です。

 

数多くの受難に見舞われることで有名となったイカロスですが、キットはメリハリの取れたマッシブなプロポーション立体化され、当時伝統であった箱ロボと呼ばれた姿を完全再現。

 

バランス的には旧DX版に近く、フルアクション仕様としてさらに各部が昇華されており、可動とプロポーションの両立にも成功。

 

構造上、腰部は可動しないものの、それ以外は他の機体と同水準に落ち着いており、全体的に可動範囲は広め。

 

彩色箇所も多く、シールを貼り付ければ、設定のカラーリングを手軽に再現可能。

 

 


頭部


頭部の立体表現に関しては、過去最高水準とも言うべきもので、人面タイプのロボの中では最も劇中に近い造形。

 

塗り分けも恐ろしい程に精緻で、塗装派でも下手に手を出さない方が無難な完成度。

 

首はボールジョイント接続で、左右へ首を振ることが可能。

 

上を向く動作は出来ますが、俯くことは不可能。

 


肩部


左右で色が異なる両肩~両腕。

 

エンブレムの一部はゴールドとフラットブラックで塗装済み。

 

色は違えど、両肩は前後とも同じデザイン。

 

両肩は腕を水平以上に上げることが可能。

 

但し、関節が異様に硬く、少しづつ慣らすように動かせることを推奨。

 

また、肩関節基部が後方へ可動。

 

 


腕部


腕はカラーリング以外は全く同じ形状。

 

上腕部にはサスペンション等が再現され、より密度感の高い造形を楽しめます。

 

肘は180°近く可動し、自由度は極めて優秀。

 

反面、こちらも関節が硬く、予め受け側を広げてスムーズに動くようにしたいところ。

 

人によっては、既に一部白化しているかもしれませんので、破損防止のために何かしら対応策を考えておきたい箇所。

 

 


胴体


胸部のエレガントなレリーフが目を引く胴体で、ゴールドとフラットブラックに塗装された贅沢な仕様。

 

派手な正面とは対照的に、メカニカルな造形の背面。

 

腰部は変形の都合で可動しません。

 

フロントアーマー、サイドアーマーは可動式で、ガンプラ等に通ずる構造。

 

腰部は可動しないものの、股関節が回転するので、ある程度は腰を捻ったようなポージングも可能。

 

 


下半身


スタイリッシュに見えて、横から見るとボリュームある脚部。

 

中々複雑な構造をしており、変形も説明書を見ながら行って頂きたいところです。

 

股関節は軸関節で、非常に可動範囲が広いのが強み。

 

また、上下にスイングし、可動範囲をさらに広めることも出来ます。

 

膝は180°近く可動。

 

足首関節はボールジョイント接続ながら、接地性に関しては優秀。

 

前後にもある程度可動。

 

総合的に可動範囲広いものの、立膝をつくまでには至らず。

 

ジェットガルーダと揃い踏み。

 

サイズは旧DX版程の体格差ではなくなったものの、それでも1.5倍近いサイズ差。

 

既にガルーダ単体で、スーパーギャラクシーメガより巨大。

 

 


オプション


今回のジェットイカロスには、豊富な装備が付属しており、あらゆるシチュエーションを再現可能。

 

バードニックセイバー

 

最も使用頻度の高い武器だけに、破壊される回数もダントツという不遇な武器。

 

形状は設定に忠実で、エッジがだるい以外は概ね良好。

 

鍔はモールドが精緻に彫刻されていますので、塗装も安心して行えます。

 

イカロスマグナ

 

如何せん影の薄いハンマー。

 

モナカ割なので、合わせ目が目立つものの、造形そのものは良好。

 

イカロスアックス

 

マグナ同様、存在感のイマイチな武器。

 

ワンパーツ成型で、パーティングライン以外は特に目立たないオプション。

 

ジェットダガー

 

ジェットジャガー?(難聴)

 

たまに劇中で使用していたか疑問に思うこともある程、記憶から消し去られた武器。

 

ウイングシールド

 

シールドは単色成型。

 

裏側のグリップを介して保持。

 

ジェットランサー

 

戦隊ロボでは珍しい長槍。

 

ダガーはジェットランサーに接続し、合体武器としても使用可能。

 

イカロスクラッシャー

 

敵に投げつけては、ホームランで打ち返される鉄球。

 

チェーン部分はフレキシブルに可動。

 

 

 

基本的に、鉄球部分にディスプレイスタンドを接続して、投擲シーンを再現。

 

本来の設定で武器はどうかは不明ながら、オウルの主翼も武器として使う可能性が微レ存。

 




 


アクション


 

「次は俺にまかせろ! ショットパンチャー!!」

 

「バードニックセイバー!!」

「イカロスクラッシャー!」

 

「イカロスマグナ!」

 

「イカロスアックス!」

 

「ジェットランサー!」

 

「ジェットダガー!」

 

ということで、「スーパーミニプラ ジェットイカロス」でした。

 

アンケート結果では総合第一位ということもあり、満を持して登場したといった趣で、やっぱ好きなんすねぇ!

 

変形、合体、分離と全てのギミックを完備しつつも、可動域の広い関節が可能とする、優れたアクション性により、まさにジェットイカロスの決定版と呼ぶに相応しい完成度。

 

豊富なオプションによる、プレイバリューの高さもメリットであり、様々ポージングを再現可能なのも強み。

 

欠点らしい欠点はありませんが、気になる点は肘関節の強度で、若干脆い一面も見受けられそうな構造。

 

気になる場合は、補強等も考慮していきたいものです。

 

しかしながら、最大の楽しみは別売の「超弩級 ジェットガルーダ」が揃ってこそ。

 

この二体無くして、真の楽しみは得られないといもの。

 

ジェットガルーダの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓

バンダイ スーパーミニプラ 超弩級ジェットガルーダ レビュー

 

グレートイカロスに関しては、下記リンクよりどうぞ↓

バンダイ スーパーミニプラ グレートイカロス レビュー

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 


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