ということで、ガンプラ「HGBD」シリーズに遂にメインヒロインのサラちゃんが「モビルドール サラ」として登場。
アヤメに骨抜きにされた心無いユーザーによって、惨い仕打ちを受けたサラちゃんの汚名を晴らすため、今回はキットの魅力を隅々までご紹介致します。
というより、どう見ても真のヒロインはサラちゃんだろ!
いい加減にしろ!!
パッケージ
付属品一覧
総パーツ数は今までのシリーズと変わりなく、組み立ても簡便化されています。
人によっては、組み立てに一時間掛からないかもしれません。
今回はポリキャップが半クリヤー成型。
ホイルシールは枚数がかなり少な目。
ちなみに、今回は背景色に新しい色を追加しております。
実験的な試みですので、筆者の気分次第で変える可能性あり。
モビルドール サラ
ようやく、GBDのメインヒロインが登場。
今回は設定通りガンプラとして、「HGBD」ブランドで登場。
サラちゃんのイメージカラーである、白とブルーバイオレットを基調とした成型色は色合いも良好。
全体的にドレスを思わせる外観から、シリーズでも特に気品の良さを感じるデザイン。
天使・妖精とも形容出来る清純さが特徴。
設定彩色がシンプルなので、パーツの色分けもほぼ完遂しており、貼り付けが必要なのは主に目のみ。
関節構造等も「Figure-rise Standard ダイバーナミ」をベースにしており、アクション性もすこぶる良好。
ということで、さらに詳細を見て頂きましょう。
可憐で麗しいサラちゃんのお姿を、よーく見とけよオォン?
頭部
フェイスパーツの造形は、従来と比較して大分マイルドな仕上がり。
アニメーションのイメージに最も近い立体感で、シリーズでも屈指の出来。
目のデザインも独特のタレ目調で、サラちゃんらしい慈愛に満ちた表情。
ただ、シールを貼り付けるのはいつもの工程で、やはりヘビーユーザーには物足りない印象。
後頭部は複雑な形状で、全体的にメカニカルな造形。
後ろ髪よろしくポニーテール(?)は中々のボリューム感。
髪の毛となっていますが、実際はスタビライザー。
後ろ髪の関節はボールジョイント接続で、フレキシブルに可動。
左右にも振れるので、躍動感溢れる演出も十分可能。
また、後ろ髪の一部は可動。
首関節はダブルボールジョイント接続。
首を左右に振る分には全く問題無し。
あまり上を向く動作は得意ではなく、俯き等ももみあげ(?)部分が干渉します。
肩部
肩は顔以外で唯一肌が露出した部分。
関節構造はダイバーナミから引き継いでいる関係で、可動域は極めて良好。
加えて肩の装飾等は皆無で、腕を真上まで上げることも可能。
また、前後にも可動するので柔軟な動きも可能。
腕部
基本的な構成はこれまでと変わらず。
ハンドパーツは、シリーズで唯一色分けされているのも大きな変更点。
花嫁のオペラ・グローブを思わせるデザインで、華奢な腕と相まってか弱いイメージ。
その弱弱しい見た目とは裏腹に、ユニコーンのビーム・マグナムを容易に扱えるパワーと強度を兼ねているのは脅威的。
流石サラちゃん、何ともないぜ!
肘関節はこれまでと同じ二重関節で、非常に可動域が広いのが特徴。
胴体
胴体は、バストサイズ以外はダイバーナミと同じ構成。
なので、可動域も殆ど同じ。
背中も至極シンプルなディテールで、首筋のリボンがチャーミング。
リボンはストッパーの役割を兼ねており、とても重要なパーツ。
裏側に肉抜き穴あり。
胴体正面のパーツは可動し、前後にのみ可動。
左右への可動は特に問題無し。
脇は合わせ目に思えますが、実はデザインの一部。
ですが、腹部中央のラインは完全に合わせ目。
腹部はダイバーナミと同じ構造故、反る、屈むといった動作はお手の物。
下半身
ふわりとした純白のスカートによって、清楚さとエレガントさを併せ持つ腰周り。
噂によると月光蝶も発動可能なスカートアーマー。
月光蝶はGBNのシステムを破壊し尽くす最終兵器だからやめろ。
後方から見ると、足が完全に隠れてしまう程のボリューム。
全体的に風になびいたようにデザインと造形がされており、自然と躍動的なイメージを演出。
スカートは前面、側面のみ可動。
後ろは完全固定式。
サイドはボールジョイント接続で、あまり左右には広がりません。
前後にはそれなりに可動。
スカートの裏側は上品な表側と異なり、かなりメカニカルな立体表現。
また、キットのウリとしてスカートは二重構造。
このギミックにより、軽やかに舞うようなポージングがより映えるのが強み。
後部のスカートは二方向へ分離するように展開。
内側のディテールもシャープで良好。
特に後部のスカートは、基部がボールジョイントと軸関節の併用により、フレキシブルに可動。
スカートは通常時はミゾにハメ込むことで、簡単に外れない仕組み。
全体的にやや肉付きの良い足回り。
股関節はボールジョイントと軸関節が用いられておりますが、スカートがの可動域が広くないので、あまり激しい動きは付けられません。
そもそも、お上品なサラちゃんには不要な動きなんだよなぁ。
ヒップライン等もこれまでと同じ造形。
大腿部はロール可動。
膝は二重関節により180°可動。
割とほっそりした脛周り。
表面のモールド等も控えめ。
アンクルアーマーは前後に可動。
足首関節は球体ジョイント式。
前後にはそれなりに可動。
左右への接地性は広めながら、踏ん張るポーズは似合わないというのが率直な印象。
ちなみに、キットはHGCC「ターンエーガンダム」対応の月光蝶エフェクトを取り付け可能ですが、改造という力技でねじ込めばこういった芸当も可能。
詳細は後述。
オプション
オプションは主にMS状態への交換用パーツが中心。
組み換えはパーツを分解。
まずは胴体を分解します。
肩と関節部分を差し替え。
差し替え完了後、胴体を接続。
頭部は前髪、もみあげ、フェイスパーツを分解。
頭部をMS状態のものに組み換え、胴体に接続して完成。
ただ、組み換えが結構面倒なので、それぞれモード別に用意しておいた方が賢明。
モビルドール サラ(MS状態)
あ^~いいっすね^~
ガンダムでは珍しいロボつ娘風デザイン。
このモードがあるというだけで、筆者の中ではアヤメよりサラちゃんの方がランクは上。
上級者にとって、ロボっ娘は至高の存在なのは当然のこと。
無機質なように見えて、丸みを帯びた輪郭や円らな瞳が可愛らしい造形。
メダロット世代ならグッとくるものあるでしょ?
セーラーマルチ、ブレザーメイツ……(小声)
通常はシールでカラーリングを再現しますが、曲面だとシールがシワだらけに。
レジン複製出来るなら、瞳のクリヤーパーツ化は……十分可能です。
肩は肌色パーツが全身に合わせた白色へ。
ショルダーアーマーは小ぶりで、女性らしい柔らかな丸みを帯びた形状。
ショルダーアーマーの増設で、肩の可動域は狭まりますが、それでも必要十分な可動域の広さ。
それと、ディスプレイスタンドは無色クリヤー成型が付属。
今回は背中ではなく、スカートの裏側に取り付け。
アクション
サラちゃんは清楚系ヒロインの鑑、はっきりわかんだね。
やっぱりヒロインじゃないか(憤慨)
バーチャルアイドルは、これからドンドン活性化していくビジネスだからもっとやれ!
ということで、「HGBD モビルドール サラ」でした。
恐らく、今までのガンプラコスヒロインズの中では最も造形(特に顔)が安定しています。
品のあるデザインやカラーリングもさることながら、可動域も広く動きのあるポージングも十分可能。
何より、リアルとMSという両形態をコンバーチブル可能なのは大きな魅力。
総合的な完成度はシリーズ屈指ですが、せめて本体にもクリヤーパーツの一つや二つは使用してほしかったのというのが正直なところ。
といっても、簡単なパーツの複製はビギナーでも出来ますので、目やセンサー類のクリヤーパーツ化にチャレンジしてみても良いかもしれません。
下記リンクからは各種改修を行っておりますので、宜しければご覧下さい↓
それにしても、今回の壁紙はちょっと微妙ですねぇ(落胆)
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
HGBD ガンダムビルドダイバーズ モビルドールサラ 色分け済みプラモデル
ん?
サラちゃん、なんてことを……。
なんだこのガンプラ!?(驚愕)
そんなもの出さなくていいから(良心)
組み立ての強制は、やめてくれよ…(絶望)
ということで、待て次回!
次回まで焦らす必要があるんですかねぇ……。
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これの真骨頂はMS形態だと思いますねぇ!
こうゆうプラモは初めて購入しましたが新たな扉が「どうぞ」と反応しそうですw
MIR様
コメントありがとうございます♪
そうなんです!
今まではメダロット、ポリニアン等で人気を博したロボっ娘が、ついにガンダムの世界にも進出したというのは偉大な歴史の幕開けです(笑)
そういう意味では、サラちゃんの魅力は真のガンダムファン(?)だからこそ理解出来る領域なのです!
他のヒロインは皆飾りです。
偉い人にはそれがわからんのですよ(迫真)
説明書にも、「もしかすれば、サラの存在が新たなガンプラカテゴリの創世につながるかもしれない」と明記されており、サラちゃんの偉業が一般層にも認められる可能性が微粒子レベルで存在する…?
ともあれ、今後の動向も非常に気になるところなので、これからのガンプラの行く末を暖かく見守っていきたいものです♪
ですね!
自分は正直、MS形態なかったらスルーしてました。
どうしても可動を生かして人体を再現しようとすると違和感を拭いきれず、好きになれませんでした。
が、実際見てみるとまだまだハッテンの余地はありそうですが素顔も悪くない感じで・・・これは自分には革新的なプラモになりましたね。
MIR様
ご返信ありがとうございます♪
恐らく今回のキットの魅力の半分は、MS形態に凝縮されていると言っても過言ではありません。
百聞は一見に如かずとはこのことで、やはり実物を見る・手に取ることが大事ということですね。
実のところ、素顔は今までのシリーズ通してもサラちゃんが一番マシだったりします(汗)
美少女プラキットという分野においては、他のメーカー(特にコトブキヤ)の製品の人気が突出しており、ようやくバンダイの技術と見識が追い付いてきたようですね。
ただ、今はアオシマやボークス等も参入して熾烈なシェア争いを繰り広げており、こういった中でお互い切磋琢磨して高品質な製品をを生み出す原動力とも言えます。
当ブログでも、そういった部分は精力的に取り上げる予定ですので、今後も市場の動向を注視していく所存です!