■アークビートル(素組み)レビュー
すっかり途絶えていたコトブキヤ「メダロット」シリーズですが、長い沈黙を破って再始動。
今回は並み居るメダロットの中でも、トップクラスの人気と強さを併せ持つ「アークビートル」がラインナップ。
・パッケージ
シリーズ共通のポップ調なイメージを兼ねています。
背景はアニメで初めて姿を現した、コンビニ前の路上をイメージ。
今回はコトブキヤ直営店でしっかり購入(値札付き)
・付属品一覧
コトブキヤ メダロットシリーズは比較的パーツ数が抑えられておりますが、このアークビートルも同様です。
組み立ても簡単で、一時間程度で組みあがります。
今回の特典パーツは、プロミネンス再現用のイメージカラーパーツ。
頭部及び胸部の角がクリヤーパーツで再現されています。
取扱説明書は、これまでと同じレイアウト。
・KBT04-M アークビートル
ヘラクレスオオカブトをモチーフにした、力強いフォルムとド派手なカラーリングが鮮烈な印象を与えます。
コトブキヤ製品らしく、組み立てただけでも、ほぼ設定のカラーリングを再現。
頭部と胸部から突き出たツノは、本機のシンボルであり、強力な武器でもあります。
設定では初代主人公である「アガタ ヒカル」の相棒であり、メタビー(イッキ仕様とは別)に代わる後半主役機の地位を確立したものの、それまでの紆余曲折は省略させて頂きます。
アニメ版では、ロボトルランキング一位の強者「宇宙メダロッターX」の相棒として登場。
ゲームやアニメ等、事あるごとに設定やパラメータは変わりますが、全機体中でも随一の火力と機動力を両立した高性能機で、最強の一角として名を連ねています。
特に火力面では敵なしと言われる程で、大抵の相手は一撃で落とされることも。
・頭部
頭部は同じKBTタイプのメタビーと異なり、ツインアイではくバイザータイプ。
一応ツインアイタイプも二種付属。
バイザーはクリヤーパーツで、カメラ等のメカディテールも再現。
可動範囲は概ね良好ですが、長大な角が可動の妨げになる場面も。
・肩
肩関節はシリーズ共通で、ボールジョイント接続。
デザイン上の制約があるので、腕は真横まで上げられません。
肩に接続されている排熱ダクトは、開閉可能
内部メカまで作り込まれています。
・腕部
腕の関節もシリーズ共通です。
肘の可動範囲は90°程。
腕が重く、関節が抜けやすいので、ポージングを付けるのが中々容易でなかったり。
三方向に射撃可能な、「イグニッション(右腕)」と「エクスプロード(左腕)」の特徴的なデザインも完全再現。
銃口はスプリング内蔵で、実際に弾頭を射出するギミックも搭載。
但し、機能不全で不発に終わることもしばしば。
センサー等はクリヤーパーツが施され、ディテールは良好。
ハンドパーツは三種類付属。
・胴体
胸部は巨大な角が突出した特徴的なデザイン。
胴体はボールジョイント接続で、フレキシブルに可動。
背部のメダル収納ギミックも当然再現。
・下半身
股関節はボールジョイント接続で、特にこれといって特筆すべき所はありません。
膝は90°程可動。
足首の接地性は並みですが、安定性は高めです。
・オプション
メダロットシリーズでは定番となった「台詞シート」と「特製スタンド」も、通常通り付属。
ですが、アークビートルは劇中ではほぼ無言(というよりは喋れない)でしたので、台詞がイマイチピンと来ない。
・特典パーツ
コトブキヤオンライン及び、直営店で購入したユーザーに無料配布される限定パーツ。
内部が透けて見えるので、電飾を施すのも面白そうです。
ただ、組み換えが手間取るので、胸部は楽に換装できるように、他の胸部パーツをもう一式そろえた便利かもしれません。
・アクション
「受けよ、太陽の洗礼! プロミネンス!!」
「決まってんだろ! ロボトルだよ、ロボトル!」
実弾兵器主体のメタビーに対し、強力なビーム兵器で身を固めたアークビートルと、既にこの時点で世代差を感じさせるパーツ構成。
銃火器を一切使わない優しさ。
「ヘラクレスオオカブトハ、セカイイチオオキナカブトムシナンダ」
「すっごーい! 君はヘラクレスオオカブトのフレンズなんだね!」
「力比べだね? 負けないんだから!」
「は、挟まないでください!」
挟むことに定評のあるヘラクレスオオカブトだから、仕方ないね。
ということで、コトブキヤ アークビートルでした。
ユーザー期待の人気機体ということで、心待ちにしていたファンも多かったのではないでしょうか?
今回もシリーズ通して優秀な造形と可動性能、加えて組み立てやすさ等、ユーザーへの配慮も申し分ないです。
モーメントの関係上、転倒しやすい一面もありましたが、基本的にバランスは安定しています。
後は肘関節の抜けやすさですが、個体差の可能性もあります。
そして、今回はこのように完成致しました。
メタリックカラーとパールカラーの採用により、王者の威厳を演出。
肘関節の改修と合わせ、塗装もこだわりたいところ。
下記リンクからは関節改造を交えた改修をご紹介↓
コトブキヤショップ限定ですと、必殺技プロミネンスを再現するための交換用ツノパーツが特典として付属するので、気になる方は要チェックです。
完全に絶えたと思い込んでいましたが、ここでアークビートルが登場したということは、シリーズは今後も続けて頂けるという認識でよろしいでしょうか?
まだセーラーマルチや、スミロドナットもキット化されていないのですから、ここで潰えてしまっても困ります!
コトブキヤさん、今後もメダロットシリーズをよろしくオナシャス!
そのためにも、ユーザー諸氏の皆様の応援(購入)をお願い致します。
メダロット流行らせコラ!
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
メダロット KBT04-M アークビートル 全高約135mm 1/6スケール プラモデル
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一郎さま、レビュー拝見いたしました。
アークビートルかっこいいですね!
お伺いしたいんですが、コトブキヤショップ限定パーツはどんな梱包でしたか?
オタポン様
コメントありがとうございます♪
流石は王者の風格漂うメダロットですよね!
私の場合は直接お店まで買いに行きましたが、特典パーツは会計時に渡されます。
パーツはビニール袋に梱包され、同じく同社から発売されている「モデリングサポートグッズ」と似たような状態でした。
大体コトブキヤの限定パーツは、そんな感じで配布されますね(笑)