発売から一ヶ月近く経ちますが、組み立てて放置状態だった「MODEROID マジンカイザー」がようやく完成。
製品の詳細な仕様に関しては下記リンクからどうぞ↓
改修する箇所というのも、ほとんどありませんでしたので、最低限の工作で製品のポテンシャルを大きく引き出すことを念頭に入れました。
それだけ、本キットの完成度が高いという証でもあります。
加えて、塗装を限定的に行うことで、製作期間の大幅な短縮にも成功。
一週間程度あれば完成出来る手軽さなので、是非参考にして頂ければと思います。↓
Fire Wars
マジンカイザー
基本的にシルエットは全く弄っていません。
細部の塗装を行ったことで、大分RIOBOT版のイメージに近づきました。
グロスインジェクションで成型された黒い外装は、美しい光沢をそのまま活かしています。
ゲート痕や表面の細かい傷の処理は、ヤスリスティックを駆使して可能な限り消しています。
そのおかげで、手軽に漆のような質感を再現することが出来ました。
まさに漆黒という表現が似合うとはこのことです。
おまけに、装甲が見る角度によって輝き方が複雑に変わる等、品のあるツヤが魅力的といえます。
流石は超合金ニューZα。
それ以外はマイカシルバー、ゴールド、ガンメタルを使い分けて塗り分けることで、さらに魔神皇帝としての品格を引き出すことを意識しました。
頭部はシルバー、目をゴールドで塗装する等、塗り分けた以外は基本的に無加工です。
フェイスの塗り分けもほぼデフォルトのままで、これだけ塗装が精緻に施されているだけに、下手に弄らない方が無難と言えましょう。
しかしながら、目の上の隈取はフラットブラックで塗り分けると、精悍で引き締まった面構えとなります。
パイルダーはメタリックレッドを塗装し、キャノピー等を塗り分け。
胴体は放熱板は内部メカをシルバーで塗装し、光の反射率を上げています。
腹部はシルバーで塗装し、合わせ目はモールド化して処理。
肩~上腕は合わせ目を全て消しています。
肩アーマーには、ゴールドとシルバーを追加塗装。
この部分に関しては、意外と細かい部分の塗り分けが多いです。
腕部はマスキングで金色を追加塗装。
筆塗りですと、塗装は中々に慎重さを要しますね。
マスキングも結構切り抜き等が面倒ですが、こちらの方が時間もそれ程かからず、均一に塗装出来るのでマスキング塗装を可能な限り推奨します。
範馬勇次郎ばりの背筋を思わせるモールドが特徴の背中。
ここもRIOBOT版を参考に追加塗装。
関節は設定上は金色なので、マスキングで金色を塗装。
股関節はガンメタルで塗装。
大腿部をシルバーで塗装。
変なゴミがついていますが、気になさらないで下さい。
脛周りは細かい部分をマスキングで塗装。
合わせ目は全てモールド化して処理。
全体的にグロス&メタリックという関係で、細かな傷があるだけで見栄えを損なってしまうので、整形段階で入念に傷を消しています。
塗装面のコーティングは光沢を選択。
ファイナルカイザーブレード。
シンプルにシルバーとゴールドを塗装した以外は、宝玉部分をメタリックレッドで塗装。
放熱板同様にZの文字はフラットブラックで墨入れ。
カイザースクランダーはメタリックレッドを塗装し、基部をマスキングで塗り分け。
主にゴールド、ライトメタリックブルー、ガンメタルを塗装し、RIOBOT版を意識した塗装処理を行いました。
素組み単色だった時よりも、メタリック塗装の恩恵でゴージャスな雰囲気へ変貌。
タミヤカラースプレーのメタリック塗料は、本来はカーモデル用の塗料ですが、大変使い勝手が良いです。
これだけ美麗な塗装を行える上に、扱いも難しくないのでオススメです。
内部メカはスミ入れして、モールドを目立たせています。
裏面はマイカシルバーを塗装し、付属のホイルシールよりもマイルドで落ち着いた輝きに。
マジンカイザー(カイザースクランダー装備)
艶のあるメタリックレッドが合わさったことで、より魔神皇帝としての風格を演出出来たかと思います。
翼の内部メカは、光が当たると紅玉のように美しく輝き、影になると血の色のような禍々しい色彩となります。
こういった光と影のコントラストが、マジンカイザーの荘厳さをより際立たせているのではないでしょうか?
ということで、主に成型色を活かした簡単フィニッシュでしたが、見栄えはそれでも格段に向上したとでしょう。
今回はほとんど改修らしい改修はしていませんが…
キェェェェェェアァァァァァァヒカッタァァァァァァァ!!!
唯一の改修ポイントとして、例によって胸部に電飾を導入。
雰囲気的にはファイアーブラスターの照射や、魔神パワー発動の気分を味わえます。
OVAで始めて姿を現した仁王立ちのカイザー。
あしゅらマジンガーへ突撃するカイザー。
ターボスマッシャーパァンチ!
ファイアーブラスタァー!
本当は放熱板そのものが発光しないといけないんだよなぁ…
これならどうだぁ!
つよい(確信)
魔神皇帝の怒りを思い知れ!
今年のLED内蔵モデルは一味違う(大嘘)
一気にスパロボ感が前面に押し出される絵面。
そして、胸部の電飾のカラクリはこのように。
え、何それは……(困惑)
アフロダイAも、ドン引き不可避の設置方法。
ちなみに、今回使用したのはお馴染みの「ミライト」ですが、放熱板を外すと謎の穴が二つあり、そこに差し込めるようになっていました。
実のところ、これは他のレビュアーの方の発見であって、私の発見ではありません。
他人の発見をあたかも自分の手柄のように言い張るなんて、たまげたなぁ…
【塗装レシピ】
下地…サーフェイサー1500 ブラック(マジンカイザー)
サーフェイサー1000 ホワイト(カイザースクランダー)
黒…成型色
銀色…マイカシルバー
金色…ゴールド
パイルダー&カイザースクランダー…メタリックレッド
キャノピー…ライトメタリックブルー
その他…ガンメタル
コーティング…光沢仕上げ(UVカット)
そして、最後に素組みとの比較。
元々の成型色で、青みがかったシルバーも捨てがたかったですが、塗装すると深みが全く異なる外観に。
ということで、「MODEROID マジンカイザー」でした。
キットの特徴であるグロスインジェクションを活かしつつ、細部のディテールアップや塗装を施すことで、全塗装と比較しても手軽に仕上げることが可能となりました。
パーツの成型や各部改修に加えグロス塗装、メタリック塗装を施すとなると、限られた時間では三~四週間は掛かることが多いです。
しかし、この成型色を活かした方法ならば一週間程で仕上げることも不可能ではありません。
といっても、焦って失敗しては元も子もないため、じっくり丁寧に取り掛かることが完成への近道となります。
MODEROIDシリーズは今後も大いに盛り上がっていって欲しいブランドではありますが、個人的には真ゲッター1の他にマジンガーZEROを製品化希望したいところです。
最強の正義の魔神であるマジンカイザーが登場したなら、必然的に悪の頂点に君臨するマジンガーZEROは宿敵とも言える関係です。
元々、マジンガーZEROのデザイン自体が今回の「MODEROID マジンカイザー」に近いため、これをベースにすれば個人でも作れそうだな(確信)
その前にSKLの存在を忘れてはいけない(戒め)
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
MODEROID マジンカイザー ノンスケール PS&ABS製 組み立て式プラスチックモデル
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