■バンダイ 1/144スケール RG ガンダムレビュー
4/20に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督作品「レディ・プレイヤー1」の公開を記念して、バンダイより発売されている「1/144スケール RG ガンダム」を製作。
そもそも「レディ・プレイヤー1」とは?
アーネスト・クライン氏の小説作品「ゲームウォーズ」を原作とした作品。
物語は2045年の世界。
荒廃した未来では、人々が現実世界で生きる気力を失いつつあった。
そんな未来の人類が唯一、生を実感出来るのが、バーチャルリアリティーで再現された仮想世界「オアシス」であった。
オアシスでは何もかもが自分の思いのまま。
なりたい自分になれる。
自分のやりたいことを思う存分体験する事が出来る夢の世界。
現実世界に絶望していた、主人公のウェイドが生きがいを感じる拠り所でもあった。
そんな中、「オアシス」の生みの親であるジェームズの死に伴い、彼の遺言が動画を通じて世界に発信される。
それは、ゲーム内に隠された「イースターエッグ」を見つけだした者に、彼の遺した全財産56兆円の贈与と、「オアシス」の継承権を与えるというものであった。
これを知った全世界の人類は激しい争奪戦を開始。
果たしてゲームの行方は?
そんな本作は様々な他作品のキャラクターが出演するこことで話題を集め、既に公開しているアメリカでは大ヒットを記録。
スピルバーグ監督作品としては史上最高のオープニング記録を樹立。
予告編だけでも日米の人気キャラクター、メカニックが多数集結。
キングコング(キングコング)
春麗(ストリートファイター)
デロリアン(バックトゥザフューチャー)
アイアン・ジャイアント(アイアン・ジャイアント)
金田のバイク(AKIRA)
チャッキー(チャイルドプレイ)
と、これだけでも氷山の一角に過ぎず、本編にはさらに多くのキャラクター達が登場します。
正確に申せば、そのキャラクターをアバターとして使用できるというもので、一番イメージしやすいのは「サマーウォーズ」のハリウッド版といったところです。
無論、それに伴い各キャラクターの出演時間はごく数分と限られることが予想されますが、記憶に残る活躍を期待したいところです。
昨今の日本でもスマホゲームが他作品のアニメとコラボすることが流行りとなっておりますが、正にコラボのグローバル化を具現化した映画作品と言っても過言ではありません。
ガンダムもそうですが、個人的にはアイアン・ジャイアントの出演が嬉しいところです。
巨匠スピルバーグ監督のハイセンスな演出とアイディアに加え、ハリウッドのハイクオリティCGで描かれた本作は既に日本でも話題です。
そして、我らがガンダムもこの映画に参戦!
スピルバーグ監督率いる製作スタッフによって、仮想世界の大地に立ったガンダム。
日本一有名なこのロボットが、本編でどのように活躍してくれるのか?
色々と想像が尽きないです。
今回はそんな初代ガンダムのハリウッドデビューに先駆け、RG ガンダムを製作しました。
ガンダムは以前にもハリウッドで実写化されていますが、黒歴史扱いされていることもあり、今回は詳しい説明は省きます。
「1/144 RG ガンダム」は2010年に発売されたRGシリーズの第一弾ですが、現在でも十分通用するポテンシャルを秘めた傑作プラキットです。
それだけバンダイの技術力が、他社の上を行っていると言えるでしょう。
そんなRG ガンダムですが、HGサイズにMG並みのギミックを詰め込んだ組み応えの製品です。
それだけでにパーツ数もHGの倍近くはありますが、内部フレームは成型と同時に完成している「アドヴァンスドMSジョイント」のおかげで、手間はかかりません。
実に恐ろしい技術だ…
加えて造形もシャープで、モールドも緻密なので手のひらサイズとは思えぬ精密感です。
素組みでもご覧の通り、ほとんど塗装も必要ない程です。
反面、パーツが小さい上に脆いパーツもあるため、デリケートな面も持ち合わせています。
ですので、取り扱いに関してはHG以上に慎重さを要します。
加えて、組み立て式プラモデルでは初となるコア・ブロック・システムの完全再現。
折り鶴程のサイズのコア・ファイターが変形、ガンダム本体へのドッキングというこだわりぶり。
これが8年前の製品というのも感慨深いのですが、とにかくこのRG ガンダムを「レディ・プレイヤー1」公開記念に合わせて製作。
予告編を見る限りでは、カラーリングに関しては鮮やかでアニメのイメージと変わらないオーソドックスな印象でした。
映画で使われているCGは、恐らくこの「RG ガンダム」と同じく、お台場の実物大を元に製作されているようで、細部のディテールはほぼ一致しています。
ですので、今回はパール塗装とメタリック塗装を交えた金属感を強調した塗装を施しました。
・RX 78-2 ガンダム
HGと同じく1/144スケールですが、情報量は桁違いの密度です。
まさしくミニMGとも呼べるのですが、それだけにパーツの破損や紛失に注意したいです。
今回は劇中のツヤを再現したかったため、パールホワイトによって全体を塗装。
その他はメタリック塗装によって差別化。
全身のデカールは、パッケージに合わせて貼り付けていますが、全体を見ながら程よい量に調節しています。
アニメ調の色調にしても良かったと思っていますが、完成すると思っていたよりも良い出来でした。
シルエットに関しては、元々完成度が高いRGということで、一切手を付けておらず、塗装による質感表現に重点を置いています。
コアファイターも基本的には無改造。
塗装による処理だけでも、素組みよりもイメージは激変すると感じます。
細部は面相筆で塗装。
マーキングシールは、全ては貼りつけず、自分の好みで貼る数を調節。
全て貼り付けると雑多な感じでしたので。
可動域はMG譲りの広範囲の可動に加え、動きに連動して装甲がスライド移動するなどのギミックも持ち合わせており、全体的に優秀です。
素組みと比較しても、塗装で大きく印象が変わりました。
武装類は本体に合わせたカラーリングに。
ビームライフルやバズーカにはジャーマングレーを塗装しています。
マニピュレータはバンダイより発売されている、ビルダーズパーツHDを使用しています。
【塗装レシピ】
・下地…サーフェイサー1000
・白…パールホワイト
・青…ライトメタリックブルー
・赤…メタリックレッド
・黄色…ゴールド
・ビームライフル及び拳等…ジャーマングレー
・コーティング…半光沢クリヤー(UVカット)
・アクション
俺はガンダムで行く…!
原作者は語る。
何故初代にZZガンダムの決めポーズをさせたのか?
その理由は…
カッコイイポーズだからだ!
実にシンプルな答えだった。
腰部のハードポイントにより、フル装備状態も再現可能。
RG ガンダム自体は完成度は非常に高いので、組み立てただけでもイメージに近い仕上がりになります。
ディテールも実物大同様に緻密で、パーツの精度や細かさは圧巻です。
反面、管理を疎かにするとパーツが気づかないうちに消失していたりします。
加えて構造やパーツ強度が思ったよりもデリケートで、HGと同じ気持ちで組むとうっかり破損を誘発したりと、取り扱いもMG以上に慎重さを要します。
大掛かりな改修を施すような欠点も見受けられないため、思い切って素組みや塗装等に力を入れた方が、キットの素性を活かしやすいと感じます。
今回は映画「レディ・プレイヤー1」の公開に合わせた形で製作致しましたが、本編ではどのように活躍するか気になるでしょう?
早速映画を拝見させて頂きましたが、ここ近年で見てきた映画では間違いなくトップクラスのエンターテインメント映画でした。
そして、ガンダムがいかにアメリカでも愛されているかわかる活躍ぶりでした。
この映画で、皆さんはあの有名キャラクターをどれだけ発見することができるでしょうか?
それではみなさん。
楽しいホビーライフと映画ライフを。
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