VFG カイロス 改修1(合わせ目処理)

 

以前にレビューさせて頂いた「V.F.G. マクロスΔ VF-31A カイロス 」ですが、今回から塗装を見越した改修を行っていきます。

 

製品の詳細な内容に関しては、下記リンクよりお願い致します↓

アオシマ V.F.G. マクロスΔ VF-31A カイロス レビュー

 

今回は少女本体の改修を進めていきますが、主に合わせ目処理を行っていきます。

 

 


胴体&大腿部の合わせ目処理


合わせ目の処理には、「タミヤセメント(流し込み速乾タイプ)」を使用していきます。

 

この時に隙間を空けておき、接着剤が隅々まで行き渡るようにセッティング。

 

通常のタミヤセメントと異なり、余分な部分に付着しないのが流し込みタイプの利点です。

接着剤が流れ込んだら、パーツをはめ込みます。

 

この時に、接合部から溶解したプラスチック(赤丸)がはみ出たら第一段階成功。

 

その後、乾燥して硬化するまで待ちます(放置プレイでええやん……)

 

大体一時間程度で乾燥(気候により変動)します。

 

接着剤が乾燥したら、不要部分を切除していきます。

 

粗削りにはデザインナイフや、モーターツールで手早く削り取ります。

 

この時に、大腿部等も同じ要領で処理していきましょう。

 

これで効率よく作業が可能。

 

粗方切除したら、サンドペーパーで表面処理していきましょう。

 

まず、400番で形状を整え、600~800番辺りで表面処理します。

 

これで合わせ目の処理は完了です。

 

作業完了後。

 

合わせ目が消えたことで、プラスチックの硬質感が無くなり、見栄えも改善されました。

 

特に脇腹や大腿部は目立つので、優先的に消して行きたいところ。

 

ニーソックス部分等も、同様に合わせ目の処理をして行きたいところですが、膝裏のように形が入り組んだ部分は若干やりづらい箇所。

 

ここはモーターツールのアタッチメントを変え、ボールタイプで研磨。

 

サンドペーパーは折って表面処理。

 

これでニーソックス部分も完了です。

 

言い忘れてしまいましたが、脚部の合わせ目処理は膝パーツから行ってください。

 

一度に全ての合わせ目を消すと、関節部の合わせ目処理が難しくなります。

 

挟み込みタイプの関節は、特にそういった部分が顕著なので、パーツごとに合わせ目処理する部分を順番に行うことが重要となります。

 

ちなみに、ふくらはぎ部分は塗装を考慮し、モールド化して分解可能に。

 

ジクフリでは関節の可動域拡大も行いましたが、今回はキットのままでも十分な可動域を誇るので無加工。

 

 


腕の合わせ目・パーティングライン処理


腕の合わせ目は画像部分だけです。

 

ここも先ほどと同様に処理します。

 

腕は合わせ目よりも、パーティングラインの処理の方が多いので、そちらをメインに作業。

 

パーティングラインは、デザインナイフ等でも処理出来ますが、モーターツールで削り取った方が遥かに作業時間が短く済みます。

 

表面はサンドペーパーで処理。

 

上半身の改修完了後。

 

肩の合わせ目も、大腿部と同様に処理しましたが、接着剤を流し込み過ぎると関節も固定されてしまうので、適量を意識して作業を心掛けましょう。

 

 


頭部の合わせ目処理


頭頂部合わせ目は、キットでは最も難しい箇所。

 

普通に消しても良いですが、合わせ目を一部消して、一部を髪の毛の造形として活かすことにします。

 

まずは、頭頂部の合わせ目を処理。

 

その次に、彫の深い部分(赤丸)はデザインナイフで溝を浅く彫るように造形。

 

周りの起伏や形状に馴染むように調整するのがミソです。

 

その後、サンドペーパーで角を取って完成です。

 

これで、合わせ目を造形の一部としてアレンジすることが出来ました。

 

若干難しいですが、是非とも試して頂きたい手法です。

 

その他に、面取りという方法をご紹介。

 

これは、ただ単にパーツの角を削り取るだけの単純な作業ですが、丸みを付けたりするのに便利です。

 

ということで、今回の作業はここまで。

 

次回はバルキリー本体を改修予定。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 


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6件のコメント

  1. いや~早速の記事ありがとうございます。
    素直にセメントの方が綺麗に消えますね~
    ABSはセメント無理かと思ってたんでなんか遠回りしてましたね(^_^;)
    主に合わせ目だけ塗装する感じにしてリカバリーしたいと思います。
    髪はそれなりに上手く行けたので次はちょっと気になったモリマンな所(好みの問題?笑)を修正しようかな~と思います。

    1. MIR様

      コメントありがとナス!

      ABSは専用のセメントがあるので、そちらと使い分けても大丈夫ですよ~。

      カラーパテはお高いので、私は出来るだけセメントで対応していますが、ケースバイケースですね。

      リカバリーもエアブラシだと、良い具合に隠せますのでオススメです。

      そこ修正するのですか……溜まってんなぁ、おい。

      どうすっかな~俺もな~

  2. そうっすね~
    今回はちょっと失敗でしたが次の糧になるかな(笑)
    盛って改造するならカラーパテですかね~

    股間のイメージ的にはフレズヴェルクのスク水みたいに自然?なラインを目指そうかと思いまして。

    あっそうだ
    ふくらはぎは=みたいになった部分を繋げたいので、前からスライドする感じで膝アーマーで押さえるように、後ハメ加工やってみます(おっ大丈夫か?大丈夫か?)

    一朗さんにダークアドヴェント(18禁)持たせたらやべぇやべぇよ朝飯食ったから

    1. 返信ありがとナズ♪

      何事も経験が大事ですからね~、自分なりにベストを尽くせれば成功だと思いますねぇ!

      フレズヴェルクは確かに参考になりますし、インナーの造形は非の打ち所がないですから、ブキヤ相当変態だな(再確認)

      後ハメ加工は面倒なので、私はあまりしないのですが、出来ればしてしまいたいのですよね~

      >一朗さんにダークアドヴェント(18禁)持たせたらやべぇやべぇよ朝飯食ったから

      それ一番言われてるから(意味深)

  3. お世話になります。

    最近VFGのカイロスを購入し、現在制作中なのですが、合わせ目消しで悩んでいます。
    肌色の肩パーツの合わせ目消しをする場合、何かコツはありますでしょうか?
    合わせ目と可動部分との隙間がほとんどないので、接着材を流し込むと可動部まで接着してしまいそうです。可動を維持したままで上手く合わせ目を消すコツ等ありましたら
    何卒ご教授願えないでしょうか?

    以上、よろしくお願いいたします。

    1. ヒロ様

      コメントありがとうございます♪

      >合わせ目と可動部分との隙間がほとんどないので、接着材を流し込むと可動部まで接着してしまいそうです。

      ああ、私もたまにやってしまう、肩関節の癒着ですね。

      基本は胴体の合わせ目消しと同じですが、可動部がある部位のパーツの場合、接着剤の量を少な目に流して接着します。

      もしも、関節部まで流れ込んでも慌てず、ゆっくり可動部を動かしながら、様子を見ます。

      可動部まで接着剤が流れ込んでいたら、関節を動かしながら、ある程度乾燥するまで待ちます。

      そうすれば肩関節が固まることは無い筈です。

      逆に気付かずに放置すると、完全に固着して動かなくなります。

      ぶっつけ本番で臨むより、練習台になるキットで練習しておくと良いでしょう。

      こんな感じで、アドバイスが役に立てれば幸いです。

      頑張って下さい!

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