発売日からかなり間が空いてしまいましたが、「フレームアームズ・ガール 轟雷 Ver.2」をご紹介。
シリーズ第一弾から3年もの月日が経過し、ようやくリニューアル仕様で再登場。
コトブキヤが培った最新技術の数々で甦った轟雷の魅力を、余すとこなくご紹介致します。
それでは、早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
総パーツ数は「フレームアームズ・ガール 轟雷」に加え、轟雷改用の差し替えパーツも付属している関係で、ややボリュームアップ。
旧版から転用された余剰パーツも多く、組み立ては一時間~二時間程で完了。
フェイスパーツ一式
フェイスパーツは通常通り、アイプリントやチーク等が製品の段階で処理済み。
水転写デカール
水転写デカールは一枚付属。
轟雷
基本的なベースは「イノセンティア」等の新型素体の構造を踏襲しており、旧版と比較してより人体を意識した自然なスタイルで立体化。
元々可動域の広さには定評のあった旧版ながら、今回のリニューアル版は元々の構造に加え、細部ギミックが大幅にアップデートにされているため、アクション性は劇的に向上。
特に一体成型であったスカートは、現在では標準仕様となった可動式に変更されたことで、脚部の自由度が大きく強化されているのが特徴。
また、キットは轟雷と轟雷改のコンバーチブルなので、一粒に二度美味しい製品内容となっており、新たにFAGを購入する方も、既に旧版をお持ちの方も楽しめるのがメリット。
頭部
頭部は基本的には元となった初代をベースとしつつも、合わせ目が目立たない構造へ進化。
前髪パーツは、シャープな造形を維持しつつも、より立体的な形状へアレンジ。
あどけない表情だった旧版と比べ、フェイスパーツは口元を結んだ緊張感ある表情へ。
アイプリントは、アニメーションをイメージしたデザインへ変更され、瞳だけでなく、チーク等も高精度に再現。
首はダブルボールジョイント接続で、フレキシブルに可動。
総合的な可動域も非常に広いのが特徴。
通常顔(右目線)
おすまし顔
こちらは口まで塗装されており、質感も良好。
肩部
ショルダーアーマーは旧版と同じパーツ構成。
可動範囲も良好で、腕を水平以上に上げることも可能。
上腕はロール可動。
肩関節はボールジョイント接続で、旧版では取り外し不可能であった関節は、取り外し可能に。
これにより、関節部のメンテナンスや塗装も容易となり、技術の進歩を体感出来ます。
よく間違われますが、ショルダーアーマーは左右で形状が異なり、センサーが造形されたものは左肩に位置します。
腕部
旧版から唯一変更点の無い腕部。
ショルダーアーマーの接続方式も依然と同様。
肘関節は90°以上可動し、必要十分な可動域を確保。
手首は球体ジョイントで接続。
ハンドパーツはPVC製。
黒一色成型なので、設定配色を再現するには塗装が必要。
柔軟性のある素材なので、武器に関しては既存のものから他者製品まで保持可能。
胴体
細かなマイナーチェンジが施された胴体は、ベースとしてイノセンティアのものを流用。
胸部装甲の接続方式は旧来と同様で、取り外し可能な他、上下にも可動。
胴体の関節は、ボールジョイントと軸関節の組み合わせによる多重関節で、旧版と殆ど変わりない印象。
可動域は優秀で反る、屈むといった動作は朝飯前。
腰を左右に捻ることが出来、上体を左右に傾けられます。
背部キャノン砲は関節構造を一部新造。
基部が左右にスライド可動可能となり、より優れた自由度を獲得。
アーム部分は多重関節構造で、旧版と同じパーツ構成。
旧版と唯一異なるスカートアーマーは、全て個別に可動。
これにより、股関節がより広範囲へ可動し、これまで不可能だった女の子座りも可能に。
下半身
全体的なフォルムはあまり変化していない脚部。
しかし、関節の構造はより洗練されており、可動域はさらに向上。
股関節はボールジョイント接続で、スカートの可動で最も恩恵を受けている箇所。
関節基部も上下にスライド可動し、より高い自由度を発揮。
ちなみに、完成後は見えない背部の一部はローライズ状態。
こいつすげぇ変態だぜぇ?
大腿部アーマーはスライドギミックにより、可動を阻害しない作り。
大腿部装甲が可動式となったことで、スカートに接触しなくなり、より柔軟にポーズを取ることが可能。
足は以前より肉感的な造形で再現。
膝は元々二重関節だった関係で、180°近い可動を実現していますが、今回はさらに足を深く曲げられるように。
膝アーマーは可動。
足首関節は可動範囲が広く、接地性も旧版と比較しても極めて優秀。
前後にも大きく可動し、自由度は優秀。
履帯はリニューアル版では、さらにリアリティ溢れる緻密なディテールへ進化。
従来と同様に可動式で、接地性は秀逸。
オプション
オプションとして、轟雷改用差し替えパーツと、レールガンが付属。
各種パーツを装備することで、轟雷改を再現。
額のパーツを差し替え。
胸部装甲を差し替え。
肩部に増加装甲を追加。
膝アーマーを差し替え。
足首に増加装甲を追加。
キャノンを左側に差し替え配置して完成。
轟雷改
各種装備を追加、差し替えすることで轟雷改へ。
全体的によりスパルタンな形状となり、それに合わせて情報量も増加。
各部ディテールも精密に再現され、保持力に関しても心配はいりません。
ハードポイントの数は特に変化なし。
額のパーツは3mmジョイント搭載型も容易され、頭部に各種武器を装備可能。
今回はボーナスパーツとして、差し替え用胸部パーツが付属。
こちらは、ハードポイント装備の拡張型。
その他にも胸部はサイズ違い(中、大)の全四種で、好みで選択可能。
サイズ中
サイズ大
レールガン
レールガンはアニメーションでも使用したもので、各部ディテールも精緻に再現。
腕に固定式パーツを装備することで、手首関節に負担の掛からない仕様。
また、旧版をお持ちですと、キャノンを左右に装備して「ツインキャノン」仕様も再現可能。
『御三家』揃い踏み
非武装状態だと姉二人よりも一回り程度小さめ。
比較
『御三家』結集。
やっと・・・三姉妹がリニューアルされたんやな(歓喜)
アクション
ということで、「フレームアームズ・ガール 轟雷改」でした。
最新フォーマットで構築された本体は、旧来のものから格段の進化を遂げており、プラキットとしての完成度は秀逸。
パーツ精度も依然として優秀なため、組み立て難易度も低めで、ストレスを感じることなく組み立て可能。
造形や各種ギミックもブラッシュアップされ、それらを高次元で両立しているのは特筆すべきものがあり、完全な轟雷の上位互換とも言え、余程旧版にこだわらない限りはプレイバリューの高いこちらがオススメ。
加えて、轟雷と轟雷改を組み換え可能なコンバーチブルなのも嬉しい点で、まさにFAGのニュースタンダードとも呼べる製品仕様。
このメーカー相当変態だな(再確認)
この轟雷改を皮切りに、スティ子やアーキテクト等も順次リニューアル化を望まれる方が多いと思われますが、そもそもリニューアルする必要あるのか……(困惑)
下記リンクかでは、各部改修を行っていきます↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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