これまで、「スーパーミニプラ ジェットイカロス」及び、「スーパーミニプラ ジェットガルーダ」をご紹介致しましたが、今回はスーパー合体させて「グレートイカロス」をご紹介させて頂きます。
劇中の合体シーケンスを完全再現した、究極のグレートイカロスの真価をとくとご覧頂きたいと思います。
ジェットイカロスの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓
ジェットガルーダの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓
それでは早速、合体へと参りましょう。
「ジェットガルーダ!」
「合体! グレートスクラム!」
「完成! グレートイカロス!!」
グレートイカロス
グレートイカロスは、ジェットイカロスとジェットガルーダが「グレートスクラム」することで完成する巨大ロボである。
ジェットマンと裏次元戦士ディメンシアが、共同で改造作業を行ったことで実現し、表次元と裏次元のテクノロジーが融合した技術の結晶とも言える。
必殺技は、胸のエンブレムから放たれる超高圧熱線バードメーザーである。
ということで、「グレートイカロス」です。
2体のロボが合体して完成する、ジェットマン最強の戦力であるグレートイカロス。
ブロック組み換えの如く、その独自の合体方式により、旧DX版でもプロポーションバランスは優秀でありましたが、スーパーミニプラ版でもその良好なスタイリングは健在。
加えて各部の可動が可能と、さらにもう一段階踏み込んだ製品仕様へブラッシュアップ。
造形に関しても非の打ち所がなく、神々しさを演出する機体表面のレリーフや装飾、ヒロイックなカラーリングが大きな魅力。
但し、アクション性に関しても、両者の特性を兼ね備えた高い自由度が特徴ながら、巨大な翼により安定性にやや欠けるのが欠点。
頭部
ガルーダの頭を、ヘルメットのように被せた頭部。
装飾等もメタリック塗装で、威厳のある雰囲気を演出。
首は回転のみ可能で、可動範囲はガルーダとほぼ同じ。
肩部
肩は左右とも、引き出して幅増しした状態。
可動に関しては、イカロスとガルーダの良いとこ取りで、自由度は極めて優秀。
腕を真上まで上げることも可能。
腕部
肘から下はガルーダの腕部を接続。
肘関節はイカロスに準じており、90°程可動。
但し、腕の重量が増した分、肘関節の破損には注意。
胴体
レリーフと共に、非常に多くの色数を用いた胴体は、派手ながらも品格をも感じるデザイン。
背面はガルーダの翼が面積の大半を占める形。
迫力はあるものの、後方に重心が集中しており、後ろへ倒れやすい状態。
腰部はガルーダに準じ、左右に回転可動。
スーパー合体でこの可動は特筆すべきものあり、腰部に可動部が有ると無いでは大違い。
サイドアーマーも当然可動。
下半身
脚部は小気味いいバランスに落ち着いており、長すぎず短すぎずといった絶妙なスタイル。
股関節はガルーダ基準で、関節を引き出すことも可能ながら、合体前よりも可動域は狭まった印象。
また、大腿部の接続が緩く、結構抜けやすいのがデメリット
膝関節は90°程可動。
この状態でも可動するというのは見事ながら、膝を曲げた時のシルエットの不自然さも気にはなるところ。
ちなみに、イカロスの足首を外せば、180°近く可動
本体の安定感もほとんど無いので、出来ればここまで膝を曲げるような激しいアクションポーズは取らせない方が無難。
足首の可動範囲はガルーダと同等。
踏ん張りの利いたポージングも可能ですが、転倒しやすいので肩幅に足を開いて、棒立ちさせておいた方が安定します。
それと、先ほどからイカロスの足首を外した状態でポージングさせていますが、この状態だとスーツに近いデザインとなり、好みで選択してくしてもよろしいかと。
プロポーションの面では中々スーツの状態に近く、こちらの方が自然シルエット。
気になるサイズは、約26cmというビックスケールで、既に並みのDX版に匹敵する巨大さ。
現状でシリーズ最大を誇る「キングジェイダー」に次ぐ大きさで、その神々しい外観と相まって、圧倒的な存在感と迫力を秘めています。
何だよミニプラって……(哲学)
それでは、お次はもう一つの合体形態「ハイパーハーケン」へと参りましょう。
「合体! ハーケンスクラム!!!」
ハイパーハーケン
ハイパーハーケンは、イカロスハーケンとバードガルーダが「ハーケンスクラム」することで完成する超巨大戦闘機である。
機体下部に装備された「ハイパーバスター」による高空からの砲撃の他、亜高速で敵に突撃する「ハイパーGアタック」を行う。
また、次元跳躍能力により、表次元と裏次元を行き来することが可能。
このグレートイカロスが特異な存在なのは、スーパー合体に2通りの合体方式を採用した点で、ハイパーハーケンは文字通り第二の合体形態。
グレートイカロスにも勝るプロポーションバランスとフォルムは秀逸で、まさに空中戦艦とも形容すべき威圧感を誇る外観。
下からの観賞も楽しめるのも面白いところで、旧DX版とお異なりジョイントで接続しているので、ディスプレイスタンドで飛行状態も再現可能。
「究極大獣神」と比較すると、どちらも今までに無かった斬新なギミックやデザインを積極的に取り入れたことが伺える光景。
アクション
「バードメーザー!!!」
ということで、「スーパーミニプラ グレートイカロス」でした。
ここまで筆者に充足感を与えてくれるキットは久々で、熱烈なジェットマンファンとしても大いに満足としています。
イカロスとガルーダのギミックも、全てはグレートイカロスのために用意されていたと言っても過言ではなく、プロポーション、可動、ギミックとあらゆる面で高水準となっており、数多くの傑作を生みだしたスーパーミニプラらしいハイクオリティキットとなっています。
「カッコよすぎる」何て言う、短絡的な言葉で評価するのが申し訳ないくらい、文句の付け所の無い完璧な製品でしょう。
と言っても、贔屓してしまうとレビューになりませんので、良い所ばかり列挙せず、気になる点も挙げていきます。
欠点は大腿部と股関節の抜けやすさで、関節を太らせる等の補強が必要。
後はこれといって見当たりませんが、ジェットイカロスの肘は強化して、破損しないよう注意したい所。
それでも短所より長所が大きく勝り、大局的に見ても十分優秀なスペックの商品と言え、スーパーミニプラ化して頂いた開発部とメーカーには、本当に感謝しております。
今回のイカロスとガルーダで、開発担当であった「N西兄貴」も卒業されるとのことで、新たな門出をお祝い申し上げると同時に、新たな飛躍をなされることを期待致します。
また完全な余談となりますが、こうしたジェットイカロスとガルーダのスーパーミニプラ化という朗報がある一方で、去年の12月には「ジェットマン」でラディゲ役を演じた舘正貴(旧:舘大介)さんが急逝されるという悲報も。
奇しくも没年月日は「科学戦隊ダイナマン」でカー将軍役だった石橋 雅史さんと同じとのこと。
戦隊ファンは悲しみに暮れるなど等、やはり敵味方総じてジェットマンという存在の偉大さを改めて痛感し、お悔やみ申し上げます。
とりあえず、家でインドアライフばかりしている心身共に不健康な大友は、ジェットマン体操でもして鍛えなおしてどうぞ。
そして空を見ろ、空が目にしみやがる……綺麗な空だ……。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
オススメ記事