今回は中国製Sky X Studioから発売されたマジンカイザーをご紹介。
現在は一部を除き日本ではまだ未発売の製品でありますが、先行レビューという形で詳細を見ていきましょう。
それでは早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
マジンカイザー
モデルは全高約30cmとPGクラスの巨大サイズ。
全身のモールドはINFINITISMを彷彿とさせるものながら、それらとはまた異なるディテールで立体化。
グロスインジェクションの外装に、各部にメタリック塗装が施されており、質感表現も極めて良好。
その巨躯と相まって、魔神皇帝らしい荘厳な佇まいを演出するのに役立っている印象。
頭部
エッジの効いたシャープな造形の頭部。
元となったゴッドマジンガーが、グレートマジンガーをベースにしているだけあって、シルエット等も何処となく類似したフォルム。
カイザーパイルダーは小サイズながらも、造形・メタリック塗装は良好。
キャノピーはクリヤーパーツ仕様。
通常・収納状態の二種付属。
カイザーの頭部に収納可能で、マグネットにより着脱可能。
左右のアンテナは回転可動。
冷凍光線発射状態を再現可能。
肩部
肩はショルダースライサー収納部がクリヤーパーツで再現。
ショルダーアーマーは独立可動し、今までのマジンガー系立体物以上にフレキシブルに動く仕様。
独自のアレンジにより、シリンダー等が配された造形が特徴。
肩はダイキャスト素材による多重軸関節により、広範な可動を実現。
腕部
鋭利なカッターむき出しの攻撃的な腕部。
肘は二重関節により、180°近く可動。
稼働時はシリンダー部が連動可動。
胴体
胴体は筋骨隆々とした劇中のイメージを忠実に再現。
胸部放熱板はクリヤーパーツで再現。
上半身の可動範囲は特に問題なく、放熱板も個別に可動。
これにより、カイザーブレードを真正面に構える事も難なく可能な構造。
また、胴体の背中には電飾用のスイッチを内蔵。
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中国製超合金アイテムでは定番化しているのか、発光ギミックも非常に見栄えのあるものとなっている。
胸部はZの文字が鮮烈に輝く。
加えて、電飾ギミック用のスイッチの他、背中はカイザースクランダーとのドッキング機構も備えており一部パーツをスライドさせて合体させる事が可能。
腹部の装甲は取り外し可能。
内部メカとギガントミサイル弾頭を精密な造形と塗装で再現。
下半身
重厚感溢れる逞しい脚部は原作の雰囲気をよく捉えた造形で再現。
足裏のモールドも簡易的ながらも再現。
膝は二重関節により180°可動。
かなり柔軟な動きも可能で、可動時は装甲の一部がスライド可動。
膝の動きに連動して、内部メカが露出するギミック内蔵。
玩具的な遊びを楽しむには十分有りと個人的に思うものの、賛否両論分かれるところでもある。
脚部自体の可動範囲は驚くほ広く、見た目からは想像できないほどフレキシブルに可動。
腰の部分はパーツが独立可動し、立膝を着く際にも干渉しない巧みな構成。
内部メカ
外装の一部はマグネットにより着脱し、内部メカを鑑賞可能。
ダイキャスト素材の特性を十二分に活かした見事なギミックであり、今後の製品開発に反映させてもらいたいところ。
各部塗装は寸分の乱れやズレもほぼなく、極めて精緻な職人芸を感じさせる。
オプション
付属品は豊富で、カイザースクランダーを始め、各種オプションも充実。
ハンドパーツ
ハンドパーツは平手(2種)、武器握り手が付属。
エフェクトパーツ
エフェクトパーツはターボスマッシャーパンチ、カイザーブレード召喚、ミサイル発射用にそれぞれ用意されている。
取り付けも簡単で、エフェクトパーツの造形や色合いも優秀。
ギガントミサイル
ミサイルは弾頭が射出状態のものも付属。
エフェクトパーツを介して発射シーンを再現可能。
カイザースクランダー
本体より巨大なカイザースクランダーは、なんと翼長約50cmとビッグスケール。
これほど巨大なサイズながら、フルメタリック塗装で再現でれ、先端部も非常にシャープな造形。
一部はクリヤーパーツが使用され、良いアクセントとなっている。
主翼は前述したようにメタリックレッドで塗装され、塗料垂れや埃の巻き込み等も見当たらず、クリヤーパーツとの併用により綺麗に仕上げられているのが魅力。
翼は可動式で、動かすと内部メカが一部露出。
ノズル部分も精巧に造形化され、殆ど見えない部分も抜かりなく再現。
カイザースクランダー装備状態だと、さらに巨大な印象で、さらに威容を増したように思える。
カイザーブレード
ファイナルカイザーブレード、ショルダースライサー×2がそれぞれ付属。
塗装も丁寧に施されており、クリヤーパーツにはZの刻印が施されている等、細部に至るまで精密に造形。
また、先に紹介したエフェクトパーツの併用により、本体から抜刀するシーンも再現。
ショルダースライサーを取り出すシーンに限っては、ショルダーアーマーの独立可動や、肩の可動域拡大により反対側の肩に手が届くほど。
ディスプレイスタンド
専用の台座はガンメタリック塗装済み。
メカニカルなディテールが表現され、中央にはロゴがプリント済み。
本体と台座を接続するジョイントは、ベンダブル構造により自由自在に曲がる仕様。
保持力も十分で、巨大な本体を支えるのに必要十分な強度を保持。
アクション
ということで、『Sky X Studio マジンカイザー』でした。
第一印象は最早、フィギュア大国日本を確実に超えようとしている中国メーカーの並々ならぬアツゥイ!熱意を感じさせる逸品でした。
カラーリングは元より、劇中に忠実なフォルムとプロポーション表現、LED搭載等の野心的な試みも多数導入された意欲作。
魔神皇帝の異名を持つカイザーに相応しい迫力と存在感は、超合金アイテムコレクターにも大手を振ってオススメ出来ると言える完成度。
筆者は海外製品輸入店経由で購入しましたが、価格は35,500円ですが、輸入品という特性上店舗によってバラツキがあるので注意。
また、今年はマジンガーZ放映50周年を記念して、国内外問わずマジンガー系立体物が続々と製品化されており、本記事が何らかの参考になれば幸いではあります。
今回もまた性懲りもなく淫夢実況しながら動画を投下しているので、動画と併せて購入の指標にして、どうぞ。
それでは皆さん。
楽しいホビーライフを。
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