以前にレビューさせて頂いた、グッドスマイルカンパニーのMODEROID(モデロイド)マジンカイザーですが、今回から塗装を交えて製作法をご紹介。
製品の詳細な仕様については下記リンクからどうぞ↓
さて、このMODEROID マジンカイザーですが、既に成型色の段階でも黒の外装はグロスインジェクションの恩恵で美しい光沢を維持しています。
そのため、この光沢を活かすように改修を進めます。
ゲート痕の処理
開発陣が心血を注いで完成させた、自慢のグロスインジェクションの輝き。
素組みの状態でも、グロス塗装を施したかのように美しい輝きなため、この黒い外装には塗装を施さない手法で製作して行きたいと思います。
おまけに黒い部分はABSパーツなため、出来れば塗装をしない前提で進めていきたいです。
とは言ったものの、私の場合は塗装してしまうのですが。
まずは足から進めて行きましょう。
このプラキットは、ゲート痕や合わせ目等が出来るだけ表面に現れないように設計されているため、他のプラモデルより整形する箇所は少な目です。
しかしながら、ゲート痕をやすり掛けで消そうものなら、表面の光沢すら消失してしまいます。
今回はパーツ本来の光沢を塗装せずに再現するため、複数のサンドペーパーを用いて磨き上げて行きます。
今回使用するのは、勿論「タミヤ サンドペーパー」です。
使用する番号は「600、800、2000」の以下三種です。
サンドペーパー 紙やすり 【 P-600 / 】 (3枚セット) 高品質で金属の生地仕上げにも使える耐水性の紙ヤスリです
サンドペーパー 紙やすり P-800 番//(3枚セット) 高品質で金属の生地仕上げにも使える耐水性の紙ヤスリです
サンドペーパー 紙やすり 【 P-2000 】(3枚セット) 高品質で金属パーツの磨きにも使える耐水性の紙ヤスリです
まずはこの部分(赤丸)を試しに消してみましょう。
サンドペーパーでやすり掛けする順番ですが、最初は400~600辺りで荒削りします。
次に800番で表面の傷を消しつつ、表面の形状を整えます。
最後に2000番で表面の傷を完全に消します。
しかし、これで傷は消えても表面の光沢は戻りません。
そこで今回はウェーブから発売されている「ヤスリスティック」を使用します。
ウェーブ ヤスリスティック フィニッシュ 細型 10枚入 プラモデル用工具 HT-602
このヤスリスティックは「白」と「緑」の二面があり、緑で磨くと半ツヤ状態、白で磨けば光沢仕上げとなります。
このヤスリスティックを使用する前に、800~1000番辺りで予めパーツを表面処理しておくと、その後の工程が円滑に進みます。
まずは緑色の面で表面処理し、裏返して白い面を当てて磨きましょう。
するとどうでしょうか?
煩わしいゲート痕は消え、同時にパーツ本来の光沢を取り戻すことが出来ました。
画像じゃ判別は全く出来ないかもしれませんが。
ただ、ヤスリスティックは非常に便利なツールなため、手元に置いておくと重宝します。
使えばお分かりになります。
特に素組み派には、手軽に美しい光沢を出すことが出来ると同時に、塗装による手間を省くことが出来る等、嬉しいメリットが多くあります。
ついでにシルバーのパーツのゲート痕も消します。
ここはメタリック塗装を施すので、パーツ表面の傷は完全に消しましょう。
先程と同じく「600→800→2000」の順番で行います。
細かな擦り傷が残る可能性はありますが、下地にサーフェイサーを塗布すれば消えるので、ケースバイケースで対応してもよろしいでしょう。
ということで、今回はここまで。
ゲート痕処理は、塗装を前提に施す処理でしたが、現在では素組みでも見栄えが良くなるような便利ツールが数多く発売されているので、是非とも試して頂きたいです。
塗装が行えるようになると、プラモデル製作がより一層楽しくなること間違いなしです。
次回以降はさらに踏み込んで、合わせ目消しと塗装を行って行きたいと思います↓
グロスインジェクションを活かすと言っておきながら、途中で塗装してしまうかもしれませんが、ご了承ください。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
MODEROID マジンカイザー ノンスケール PS&ABS製 組み立て式プラスチックモデル
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