先日レビューをさせて頂いたノーベルガンダムですが、ようやく完成したのでお披露目となります。
製品の詳細な情報に関しては、下記リンクからお願い致します↓
プロポーション変更等でかなり変わった部分もあり、作業難易度的にはいつもより若干手間取りました。
前回の改修で、大体の造形はご紹介させて頂きましたが、何かしら製作のご参考になれば幸いです。
GF13-050NSW ノーベルガンダム
ノーベルガンダムは、ネオ・スウェーデン所属のモビルファイター(MF)で、個性的なデザインのMFの中でも一際異彩を放ち、女性的なフォルムが特徴的である。
そのスマートかつ華奢な体躯は、徹底された軽量化によるもので、MFの中でも屈指の機動力と運動性を両立している。
戦闘スタイルは新体操を取り入れた独特なもので、そのしなやかで華麗な戦いは見る者を魅了する。
その他にも、「バーサーカーシステム」と呼ばれる外部コントロール装置が搭載され、攻撃力と機動性を飛躍的に高めるものの、パイロットは一種の暴走状態と化し、国際条約違反同然の代物であった。
製品の状態と比較して、より女性的なプロポーションを目指して改修を施しています。
特に腕はゲームのCGモデルを参考に新規造形、太腿部はより人間的な形状へ変更、腰部は幅増しして自然な体型へ。
完全再現という訳ではなく、私の好みで一部造形を変えています。
また、塗装は今までのUC系の重厚感重視の塗装とは対照的に、全体を鮮やかな色彩で統一。
女性的なプロポーションと、華やかな塗装を両立させることを目標に仕上げました。
頭部は定番工作となった、ブレードアンテナをシャープ化。
右側は一度折れたものの、根性と気合(?)で完全修復。
頬のパーツも薄く整形しています。
目はメタリックグリーンで塗装後、UVジェルクリアで潤いを強調。
これにより、ノーベルガンダムの幼げな雰囲気を、より前面へ押し出しています。
同時に、センサー類も同様の処理を施しています。
肩は無改修でも可動域は十分広いので、細かく塗り分けてディテールアップ。
腕は肘から下はエポパテで新たに作り起こし、より華奢なイメージを追及。
手首は真鍮線による接続です。
胴体は、最も色彩豊かな部分として仕上げています。
リボンはガンダム・フィックス・フィギュレーション(以下GFF)を参考に塗り分け、中央もH・アイズを埋め込んでクリヤーパーツ化。
襟は、エナメル塗料のフラットホワイトでラインを塗り分け。
キット本来の状態では細すぎた腰は、エポパテで幅増しすることで、よりメリハリの付いたボディラインへ。
スカートアーマーは塗り分けでディテールアップ。
ほとんど見えない背部も、細かく塗り分け。
太腿部分は、関節を覆うように肉付けし、より柔らかな脚線美へと変更。
同時に太腿を若干延長し、より足を長く見せています。
見栄えを重視した改修なので、股関節の可動域は当然狭まりますが、それでも標準的なレベルに落ち着いています。
左太腿の赤いラインは、マスキング塗装で再現。
膝は「HGUC ヘイズル」の肘関節を移植し、二重関節にすることで可動範囲を拡大。
新たにディテールの追加も図ろうとしましたが、それほどスペースに余裕も無かったため断念。
加えて、脛周りも削り込んで細くしています。
この脚部の改修作業で、グラマラスなボディラインをより際立たせることに成功。
つま先はCGモデル同様に、完全にヒールとして形状変更。
削り込むだけの簡単な作業ですが、ちゃんと小足に見えます。
足裏の肉抜き穴は埋めてあります。
装備も基本的には無加工ですが、新たなオプションとして、ビームフラフープ(ノーベルフラフープ)を追加。
これは透明なプラ版を、円カッターで切り出し、クリヤーイエローで塗装したものです。
これにより、ノーベルガンダムが使う武装は全て揃ったことに。
【塗装レシピ】
白…クールホワイト
青…コバルトブルー
赤…MSサザビーレッド
黄色…キャラメルイエロー
グレー…呉海軍工廠グレイ
コーティング…艶消しコート(UVカット)
ちなみにスミ入れは、今回もしている箇所もあれば、違和感を感じて施していない部分もあります。
UC系はGFFを参考にガンダムデカールを多用しますが、今回はアニメをイメージした配色で仕上げています。
素組みとの比較
プロポーションの大幅な変更で、より女性型MFらしいメリハリボディへ変貌。
加えて、細部のディテールアップや塗装によって、雰囲気もそれまでと一変。
作業難易度としてはビギナーの域を超え、完全に中級者以上の改修内容ですが、腕に覚えのあるユーザーには是非とも試して欲しいと思います。
アクション
ということで、「HGFC ノーベルガンダム」でした。
カトキハジメ氏による独創的なデザインが、未だに根強い人気を持つノーベルガンダムですが、近年ではさらにスタイリッシュな姿でファンを魅了しています。
今回はそんなノーベルガンダムを、ひと手間加えて作り上げることで、より可愛らしく、より色っぽく見せることで、キットの魅力をより引き出すことが可能です。
何より、一生懸命に作って完成させたガンプラは、世界に一つしかない、貴方だけのオリジナルです。
そう思うと、何だか特別な存在に感じませんか?
これこそプラモデル製作の醍醐味。
特にエポパテに整形に慣れれば、自分の思うような造形に仕上げられるので、今までよりもさらにプラモデル製作が面白くなります。
夏場は塗装に最適な季節なので、思い切って積みプラ消化にはもってこいです。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
HGFC 1/144 GF13-050NSW ノーベルガンダム (機動武闘伝Gガンダム)
オススメ記事
関連商品
HGFC 1/144 GF13-017NJII ゴッドガンダム (機動武闘伝Gガンダム)
HGFC 1/144 GF13-017NJ シャイニングガンダム (機動武闘伝Gガンダム)
HGFC 1/144 GF13-001NHII マスターガンダム&風雲再起 (機動武闘伝Gガンダム)
HGFC 1/144 GF13-050NSW ノーベルガンダム バーサーカーモード (機動武闘伝Gガンダム)
むっちり太ももの破壊力がヤバいです^^;
見ていて、マジで変な気分になってしまいますね笑
このノーベルガンダムだったら間違いなく買っていました(^◇^;)
素晴らしい作例ありがとうございました!
pochi様
コメントありがとうございます♪
変な気分(意味深)
そういう感情が芽生えたならば、今回の作例の目的は達成されたことになりますね(笑)
キットのプロポーションだと理想とは大分異なるため、とりあえずはゲームや劇中のワンシーンを参考に改修しています。
股関節が目立ち辛くなるだけでも、大きく見栄えが変わりますね。
後は、腕を細くするのもオススメの工作ですが、パテ盛等の工作技術が必須となります。
最初は難しいですが、慣れると楽しいですのでオススメです。
今後とも、作例の製作に精進して行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。