グッドスマイルカンパニー MODEROID エリアル レビュー


 

今回はグッドスマイルカンパニーの「MODEROID(モデロイド) ARIEL [エリアル]  エリアル C装備 」をご紹介。

 

グッドスマイルカンパニーにおいて、ほぼ同時にリリースされる「チトセリウム プラチナム」と並び、フルアクション仕様の美少女プラキットは、これが本格的な参入になるため、とても興味深い内容。

 

それでは早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 


付属品一覧


パーツ総数は、通常のMODEROIDとしては平均的。

 

組み立ても一時間少しで完成しますが、後述の関節の調整でそれよりも、時間が掛かる可能性あり。

 

フェイスパーツは、ランナー状態でタンポ印刷済み。

 

製品段階で、肌は艶消しコート処理されています。

 

ハンドパーツはPVC製で、手の甲が塗装済み。

 

水転写デカールは、瞳と各種マーキングを再現。

 

 


ARIEL


「ARIEL」は、笹本祐一氏によるSF小説で、作中に搭乗する巨大女性型ロボットの名称。

 

開発者である岸田博士の亡き妻を模したデザインが特徴。

 

作品はとにかくひどいパロディのオンパレードながら、当時としては特に珍しい要素でもないのが恐ろしいところで、OVA化もされていますが、DVD化はされていないのが残念。

 

ちなみに、「ARIEL」の読みはアリエルではなく、エリアルが正解。

 

ついでに申すと、ARIELは略称であり、正式名称は「ALL ROUND INTERCEPT & ESCORT LADY(全領域要撃/支援レディ)」であり、開発は学術研究都市SCEBAI(スケベイ)が行ったという、いかにも力技で名付けたような印象が拭えない設定(褒め言葉)。

 

何だよ支援レディって……(哲学)

 

現代の美少女プラキットと異なり、関節部はフレーム剥き出しのデザインで、頭部以外は機械的で無機質な外観は、まさに80年代の作風を象徴する姿。

 

優美なボディラインと、メカニカルな造形美を兼ね備えたキットながら、相変わらずMODEROIDシリーズ(グッドスマイルカンパニー製品)の欠点である、関節強度の弱さは健在。

 

関節が硬いと感じたら、即座に受け側を広げて微調整する必要あり。

 

 

 


頭部


フェイスパーツは、ややリアル調な立体形状。

 

口元は筆者が塗り分けています。

 

アイプリントはデフォルトで施され、ボックスアートも担当した、鈴木雅久先生のデザインで再現。

 

髪の毛は全てクリヤーパーツで構成され、非常に美しい仕上がり。

 

首周りはメカニカルな造形。

 

設定画のデザインを忠実に反映し、ディテールも精密に再現。

 

こちらは、OVA版仕様の瞳デカールを貼り付けたもの。

 

キットには、タンポ無しのフェイスパーツも付属しており、原作とOVAの二種類を選択出来るのは嬉しいところ。

 

筆者としては、80年代らしいデザインのこちらが好みで、OVAから見た世代はこちらの方がなじみ深いと思われます。

 

ちなみに、フェイスパーツは一種類しか付属しませんが、常に無表情(目を瞑ったりはする)が基本なので、特に問題無し。

 

関節は球体ジョイント関節で、かなり硬めなので、受け側広げることを推奨。

 

可動範囲は広めながら、ロングヘアーなので上を向くような動作は不得手。

 

 


肩部


関節基部はボールジョイント接続。

 

マジンカイザーのように、関節軸がねじ切れるようなことは無く、程よい動きが可能。

 

もし、関節軸が硬ければ、受け側を広げます。

 

ショルダーアーマーは独立可動。

 

肩は自由度が高く、ショルダーアーマーが無ければ、もう少し腕が上がります。

 

また、前後にもある程度可動。

 

 


腕部


華奢な腕は、造形及びディテール共に優秀。

 

腕部の大半は一体成型パーツで構成され、パーティングライン以外は目立たない仕様。

 

肘関節は90°以上曲がり、可動範囲は合格レベル。

 

但し、”肘関節”と”手首関節”の破損率が最も高く、この辺りの微調整も極めて重要。

 

また、手首は取扱説明書の誤表記もあるため、正しい手順をしっかりと把握したいところ。

 

手首も同様で、肩~腕にかけての関節は全て調整した方がよろしいです。

 

 


胴体


胴体はレオタードを着用したようなデザイン。

 

メカニックな外観ながら、流麗なボディラインを併せ持つ魅力的な部分。

 

イメージとしては、当時流行したビキニアーマーを彷彿とさせる印象で、色分けも細かな部分まで再現。

 

脇腹等はシワまで表現され、衣服に近い質感を再現。

 

合わせ目はモールドとして処理され、表面はではグロスインジェクションで成型。

 

胴体は球体ジョイント関節で、一応左右に捻ることは可能。

逆に、あまり反ったり屈むような動きは出来ません。

 

全体的に見て、あまり躍動的なポージングが取れないのが弱点。

 

 


下半身


無機質ながらも、柔らかなラインが魅力の脚部。

 

関節の可動域が最も広い部位で、動きのあるポージングが可能。

 

極力合わせ目の出ないよう、細かな部分まで配慮がなされているのも特徴。

 

腰周りは女性的なラインを上手く立体化。

 

大腿部は合わせ目が目立ち、関節との接合部も若干ガタガタなので、合わせ目処理して固定したほうが安定します。

 

股関節は軸関節で、周囲をカバーで覆う仕組み。

 

構造的には、アオシマの「3式機龍」に酷似した構成。

 

股関節は、現代では標準となった軸関節を採用しており、見た目に反して可動範囲は広く取られています。

 

大腿部はロール可動。

 

膝関節は二重関節で、180°近く可動。

 

足首関節は軸関節で、左右への接地性に関しては中々優秀。

 

反面、前後には全く動きません。

 

また、左右に捻るような動きも可能。

 

ヒール状のつま先は、前後に可動。

 

脚部の可動は総じて優秀で、女の子座りも自然な形で可能。

 

また、立膝を付くことも出来るので、ポージングの幅も広がるのが利点。

 

メガミデバイス程ではないにしろ、FAGやVFGより自由度は高め。

 




 


オプション


付属品はサーベルを始め、シールドとヘルメットが同梱。

 

三つ編み頭部

 

ボーナスパーツとして、髪の毛を結わいた頭部が付属。

 

ポニーテールはボールジョイントでフレキシブルに可動で、造形面でも高いクオリティ。

 

ヘルメット

 

ヘルメット着用状態の頭部は、他と同様に差し替え式。

 

バイザーは取り外し可能で、顔を露出した状態も再現可能。

 

 

剣は単色成型で再現。

 

刃先もシャープで、柄の部分も緻密に表現。

 

シールド

 

本体と同等のサイズを誇るシールド。

 

軽量なので、関節の負担も少な目。

 

裏側も細かく色分けされていますが、若干肉抜き穴が目立つのが欠点。

 

フェイスパーツB

 

キットには、アイプリントが施されたタイプの他に、目がクリヤーパーツ仕様のものも付属。

 

このフェイスパーツを用いれば、バイザー越しに目が影のように見える仕様。

 

また、キットには色違いの上腕・大腿部パーツが同梱され、フライトユニット装備型と同じカラーパターンにも出来ます。

 

ディスプレイスタンド

 

本体を固定するディスプレイスタンドは、クリヤー成型。

 

一応、角度を固定できるギミックもありますが、本体が軽いので、それ程必要ありません。

 

同シリーズの「マジンカイザー」と。

 

体格の差はあれど、エリアル自体は全高165mmとやや大きめ。

 

同時期に発売された、「チトセリウム プラチナム」とディスプレイ。

 

グッドスマイルカンパニーとしては、初の美少女プラキット(フルアクション仕様)が同時発売という画期的なリリース状態。

 

フィギュアメーカーなだけあり、キャラクターの繊細な造形美はキットの大きな強み。

 

しかしながら、共通して関節の破損率の高さは無視できないので、今後とも注視。

 

 


アクション


ということで、MODEROID エリアル C装備でした。

 

MODEROIDならではの優れた造形を維持しつつも、他者製品とは一線を画す、人妻美女プラキットというユニークなキットで、開発部の特殊な趣向が目立つMODEROIDシリーズでも、特に独特の存在が際立つ変化球ラインナップ。

 

プロポーションに関しても大変良好で、シャープなディテールやメカニカルな造形は流石はグッスマクオリティ。

 

5色のカラーを用いたインジェクションキットということで、色分けに関しても細部まで行き届き、素組みでもイメージは上々で、クリヤーパーツの効果的使用で各部の質感の差異も再現。

 

フェイスパーツもエリアルらしい、無表情な雰囲気が上手く再現され、頭部だけでも複数のパターンが用意されており、好みに応じたチョイスが出来るのは大きなメリット。

 

デメリットはやはり関節の脆さで、関節強度を上回る保持力故、いつの間にか白化したり、破損したりというのが目立ちます。

 

後は特別これといった不満点はありませんが、ガンプラしか作ったことの無いユーザー諸氏には、若干扱いにくい一面があり、価格の面ではやや割高に感じるかもしれません。

 

と言っても、造形は素晴らしいレベルであり、何より立体化されたこと自体が奇跡的で、恐らくこの機会を逃したら二度とプラキット化されないと思います。

 

特に、メカ成分の強いアンドロイド好きにはうってつけのキット。

 

今後はバリエーションキットとして、フライトユニットを装備した「飛行ユニット装備型」も発売されるので、こちらの方がエリアルといえばこの姿というユーザー諸氏も多い筈。

 

いい歳したアラフォーのおっさんが『ARIEL』も知らないの?

 

そんなんじゃ甘いよ(辛辣)

 

ちなみに、今回はこのように完成させました。

 

造形は優秀なので、合わせ目処理塗り分けだでも十分見栄えが良くなります。

 

作例に関しましては、下記リンクよりどうぞ↓

MODEROID エリアル 完成(塗装改修済み)

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 


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5件のコメント

  1. レビューお疲れナス!

    おっ大丈夫か大丈夫か?
    そんなに連投しなくていいから(良心)

    これは独特なデザインなので好みが分かれそうですね(嫌いじゃないけど好きじゃないよ)

    やべぇよやべぇよ
    フレズのビキニアーマーver(買ってはいない)が
    はいじゃあケツだせ状態でスケベェ過ぎてノンケに戻りました

    1. MIR様

      コメントありがとナス♪

      意識してないのですが、記事がなんか溜まっちゃってさー、だいぶ溜まってんじゃんアゼルバイジャン。

      エリアルはもしかしたら、今のメカ少女の原点みたいなものですし~、個人的にはお~ええやん!(賛美)

      最近は守備範囲が広がってないか?(懸念)

      プラキット化もちょっと遅かったんちゃう?

      ビキニフレズは、この辺がセクシー・・・エロいっ!って感じでレビューしたかったのですが、アカンこれじゃ財布は死ぬゥ!

      MIR兄貴ノンケかよぉ!(驚愕)

  2. 懐かしいですな、エリアル
    本屋で表紙は良く見ました(読んではいない)等身大だと思ってたら巨大だったので萎えた記憶が有ります
    コトブキヤ製品かと思っていたのですがグッスマ製、この調子で「クルーズチェイサー ブラスティー」のキット化なんて・・・無理だろうな

    1. 何某様

      コメントありがとうございます♪

      私は後から見た世代なので、リアルタイム世代ではないのですが、中々斬新なデザインだと感じました。

      最近はグッスマも流行に乗ってるところがありますね・・・

      そういえば、「クルーズチェイサー ブラスティー」はグッスマからキット化の予定との情報もありました。

      下記リンクから閲覧出来ると思いますのでどうぞ↓

      https://twitter.com/gsc_kahotan/status/1155274215463014400

      1. おおおっ、ブラスティー・・・?
        HJで昔見たGKとなんか違う、やっぱり可動するキットとGKだと随分変わるんですねぇ

        そう言えば、chitoceriumの新型が発売されたら取り上げるのでしょうか?
        あ、来年の事を言ってると鬼に笑われますね…(^_^;)

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