バンダイ HGUC ガンダム試作3号機 デンドロビウム レビュー

 

今回のガンプラは、HGUC史上最大級を誇る一体「HGUC デンドロビウム」をご紹介。

 

「HGUC  ネオ・ジオング」の登場により、それまで最も巨大なガンプラの座を譲りましたが、それでも圧倒的なサイズや威圧感は健在。

 

そして、モデラーならば一度は手にしたいと、誰しもが憧れた存在でもあります。

 

年末ですからねぇ、ここいらでどデカイものを取り上げますかな。

 

そろそろ、小さなHGばかり買い続けるのも飽きてきたので。

 

今回は画像サイズも大きく、読み込みに時間がかかることもありますので、大画面のタブレット端末やデスクトップPCでの閲覧を推奨致します。

 

そんな、バンダイのキャラクターモデルの歴史においても過去に類を見なかった、この「モンスターガンプラ」の神髄をとくとご覧頂きたい。

 




 


パッケージ


 

パッケージの時点で総重量7.2kgという怪物で、サイズも家電並み。

 

当時、アニメーション仕様のパッケージが特徴だったHGUCですが、本製品だけは異色のフルCGイラスト仕様。

 

このキットは知り合いの中古買取店の閉店に伴い、処分されるところを筆者が引取ったものです。

 

売れる見込みも無かったという理由から。幸運にもタダで譲ってもらいました。

 

パッケージは若干痛んでおりますが、付属品は新品同然。

 

やはりブロガー(自称)に必要なのは、策略と強運だな。

 

 


付属品一覧


 

パッケージの内装もこれまでとは全く異なり、大きく「コンテナA」、「コンテナB」に分けられるという特異な仕様。

 

中古品ということもある程度考慮しても、付属品は全て未開封というコンディションの良さ。

 

また、ランナーを取り出すと底にまた何かが……。

 

おせちかよ……(困惑)

 

 

ランナー枚数はA~Zに加え、 WA、WB、WC、ポリキャップを加えて36枚という驚異の数字。

 

加えて、5種類のビス(計89コ)に、スプリングが6つ付属。

 

ディスプレイスタンドも単体で成型されたパーツとしては最大クラス。

 

組み立て工程に関しては、パーツ構成の複雑化や、様々な部材を使用している関係で、通常の組み立て作業すら高難易度。

 

新旧シリーズ含めたとしても、総パーツ数は現行でもダントツの多さで、製作経験の少ないビギナーが挑むにはあまりにも無謀。

 

組み立てだけでも総計6~7時間というレベルで、プラモデル製作に慣れている筈の筆者でも、キットを完成させるのに2日は掛かりました。

 

ですが、コトブキヤの「HMM ゴジュラス」の地獄と比べれば、これくらいはどうってことはないレベルに感じます。

 

取扱説明書は、まさかの高級光沢紙を使用するという贅沢ぶり。

 

内装やレイアウトもシリーズ屈指の豪華さで、一種の冊子のレベル。

 

やっぱ富裕層向けの・・・ガンプラを・・・最高やな!(成金並感)

 

加えて、重力崩壊を起こさないための鉄板まで封入。

 

うわぁ……これはDIY用ですね、間違いない。

 

なんだこれは……たまげたなぁ。

 

 


RX-78 GP03D ガンダム試作3号機 デンドロビウム


 

 

 

 

 

「RX-78 GP03D ガンダム試作3号機」は、戦後の「地球連邦軍再建計画」の一環として始動した「ガンダム開発計画」において、連邦軍から開発を委託されたアナハイム・エレクトロニクス社が開発・建造した拠点防衛用試作MSである。

 

連邦軍は一年戦争末期において、ジオン公国が開発した「MA-08 ビグ・ザム」等の戦略兵器級の破壊力を秘めた巨大MAによって、甚大な被害を受けた苦い経験があり、今後もそのような巨大MAが出現した場合を想定し、これらに対抗可能な機動兵器の開発に着手する。

 

本機はコアユニットともなるMS「GP03 ステイメン」を中核とし、全長140.0m程になる巨大なアームド・ベース「オーキス」がそれを内包する構造を持ち、「MSの汎用性」と「MAの火力と機動力」を両立した機動兵器というコンセプトの元で設計されている。

 

推進ユニットには、艦艇の推力に匹敵する大型スラスターを6基装備し、その加速性は従来の機動兵器では考えられない高速性を発揮したが、パイロットにかかるGも比例して大きい欠点もあった。

 

そして、巨大な機体にはビーム・実弾問わず大量の火器を搭載し、本機の圧倒的なまでの火力と機動性はまさしくコンセプト通り合致することとなり、その戦闘能力はモビルスーツ一個大隊にも比肩する絶大なものであった。

 

また、連邦軍では初の「Iフィールド・ジェネレーター」を搭載し、ビーム兵器に対する高い防御性能を実現したが、機体外部に取り付けられているため、敵の攻撃に晒されやすい等の脆弱さも併せ持つ。

 

反面、機体の操縦と火器管制は極めて複雑化し、パイロットに対する肉体的・精神的ダメージも計り知れぬものがある他、作戦行動時間の延長に際しては投薬すら推奨される程であった。

 

加えて、採算度外視で建造された本機の開発・運用コストは莫大であり、あまりに機体が巨大なことから母艦への格納すら不可能となっただけでなく、補給や整備を宇宙空間で余儀なくされる等、作業環境は劣悪そのものであった。

 

本機はこのような様々な問題点を抱えていたことから、導入された一部の技術が引き継がれただけで、後継機の開発には至らなかったとされるが、そもそも「ガンダム開発計画」そのものが記録から抹消されたため、その真意は不明である。

 

鬼才カトキハジメ氏による、ハイセンスなメカニックデザインを細部まで忠実に立体化。

 

メガ・ビーム砲を含めた全長は1mという、従来のガンプラでは考えられなかった超弩級サイズ。

 

はえ^~すっごい大きい・・・

 

過去のキャラクターモデルの歴史から見ても、想像を遥かに超えるボリューム感は圧巻。

 

既に発売から16年が経過しているものの、現在でも全ジャンルのガンプラを含めても1.2を争う巨体。

 

先日発売した「HGUC ナラティブガンダム A装備」も大層な大物でしたが、やはりこのデンドロビウムには遠く及ばず。

 

やっぱり圧倒的じゃないか

 

スケールモデルでエッチングパーツは使っても、プラモデルに鉄鋼材料を使用した前例はほとんど無く、いかにこのキットが規格外かを物語ります。

 

ギミック面でも劇中の大半のイメージは再現可能で、コンテナハッチの開閉や各種武装の可動、ステイメン本体のアクション性も良好。

 

しかしながら、PG等の大型モデルの製作経験が無いと、キットの組み立てもままならない等、ガンプラ以外の模型製作にも精通した中級者以上でないと容易に扱えないことも。

 

特に、近年のガンプラは組み立て難易度が易しすぎるため、そのような環境下で慣れてしまった場合、より製作が難しく感じることが大きな問題点。

 

対象年齢8歳以上とは名ばかりで、小学生の手に負えないのは、誰の目にも明らか。

 

 


GP03 ガンダム試作3号機 ステイメン


 

「GP03 ガンダム試作3号機 ステイメン」は、デンドロビウムの中核を成す試作MSであり、GPシリーズの3号機として開発された機体である。

 

本機はアームド・ベース「オーキス」を制御するためのコアユニットとして、そのコントロールのために独自のオペレーティングシステムを導入している。

 

また、デラーズ・フリートの襲撃の折、一時機体が損傷を受けたため、図らずも修復時に全天周囲モニターを導入し、後年の第二世代MSの基本コンセプトの礎を築いている。

 

その総合性能は、グリプス戦役時代のMSと同等かそれ以上とも呼べる程破格のものであり、如何に時代を先取りしていたか伺える。

 

デンドロビウムの頭脳とも言える役割を持つステイメン。

 

キット自体は2002年発売なので、全体的な可動域はかなり狭め。

 

しかしながら、造形やディテールは良好で、フォールディングアームや、ビーム・サーベル収納ギミック等は再現されており、総合的な完成度は悪くはありません。

 

プロポーションバランスそのものは優秀で、オーキスに突っ込んでおく分には可動範囲の狭さは気になりません。

 

とりあえず、突っ込めって言ってんだよぉ!!

 

 


頭部


頭部の造形やディテールは思いの外優秀。

 

ブレードアンテナは対象年齢の関係でエッジは甘く、ディテールアップするなら削る必要あり。

 

関節はボールジョイント接続なので、可動域もそれほど広くありません。

 

 


肩部


肩はファーストガンダム(Ver.ka)の流れを汲むデザイン。

 

単なる軸関節可動なので、可動範囲もこんなもの程度。

 

肩関節をイエローサブマリンの「関節技ボールジョイント」等を移植すれば、大分自由度も高まる筈です。

 

 


腕部


上腕はロール軸で可動。

 

肘関節の曲がり具合は90°程度と時代相応。

 

腕部にはフォールディング・アーム展開ギミックを内蔵。

 

アームは多重関節により、フレキシブルに可動。

 

説明書には「展開することで、およそ3倍以上のリーチを持つ」と記載。

 

嘘だッ!!!

 

 

ハンドパーツは武器持ち手の他に、この時代では極めて珍しい平手まで同梱され、ディテールも秀逸。

 

 


胴体


胸部はコックピットブロックやダクト等が色分け。

 

直線的なラインも魅力の一つ。

 

スカートアーマーは可動式。

 

胴体は単なる軸関節可動なので、腰を捻る程度しか出来ません。

 

ステイメンの象徴とも言えるテールバインダーは、その独特の形状を精密に立体化。

 

ノズル部分は別パーツで、小サイズながらもディテールは良好。

 

スタビライザーは上下に可動。

 

関節はボールジョイントで、自由度の高い可動を実現。

 

バックパックは前後に可動。

 

先端にはビーム・サーベル展開ギミックを内蔵。

 

取り出したりは不可能。

 

 


下半身


 

曲線の優美さが特に際立つ脚部。

 

膝アーマーにはガンダム試作1号機の面影もあり、兄弟機ということを感じさせる立体表現。

 

股関節はボールジョイント接続で、可動域は現行のシリーズと比べると見劣りする部分。

 

膝関節はデフォルトだと90°も可動しない程。

 

足首も同様にボールジョイントのみで、接地性もそれ程良くありません。

 

アンクルアーマーは個別に可動。

 

足裏は肉抜き穴等はなく、モールド等もシャープに表現。

 

 


オプション


ステイメンの使用する各種装備はほぼ全て付属。

 

サーベルは単色成型のものが一本付属。

 

その他の装備の詳細は後述。

 




 


アームド・ベース  オーキス


 

 

ステイメンを頭脳とするなら、オーキスは体に相当し、この二つが揃ってこそデンドロビウムは完成。

 

大半の媒体では連邦軍初の巨大MAと紹介されていますが、実際にはステイメンの強化オプションパーツにしか過ぎないオーキス。

 

分類上は「スーパーガンダム」と同じく、あくまで「モビルスーツ」であることを付け加えておきます。

 

そうなると、同じくMSをコアユニットとする「ネオ・ジオング」「アルヴァトーレ」も事実上はMS扱いというのがややこしい

 

ネオ・ジオングの場合、まだ人型を保っているのでMS扱いでも不思議ではありませんが。

 

通常、プラモデルは組み立てるとパッケージよりも体積が縮小しますが、このオーキスに関しては逆に巨大化しており、よくもまぁこれだけのものを詰め込んでいたぁと改めて思います。

 

機体は大変巨大ながら、面の間延びはコンテナハッチ等のごく一部。

 

各部ディテールは精密で、関節部のメカニカルな造形も、機体の途方もないデカさと相まって尋常でない迫力があります。

 

 


メガ・ビーム砲


 

全長の半分を占めるメガ・ビーム砲は、約60cmというビッグスケール。

 

同スケールの「HG ミーティアユニット」高エネルギー収束火線砲すら凌ぐサイズは圧巻。

 

 

細部の造形や、立体感も秀逸。

 

複数のパーツで構成されているので、砲身以外は合わせ目は目立たない設計。

 

逆に巨大な砲身は、真ん中に合わせ目が発生。

 

グリップは可動式で、ディテールも細密。

 

設定通り。ステイメンに保持させることも可能

 

接続部は、スライド式ロック機構により取り外しが可能。

 

 

メガ・ビーム砲の重量の関係で、劇中のように砲身を動かすことは不可能ながら、保持力に関しては抜群。

 

 

ステイメンに持たせると、如何に巨大かお分かり頂けるだろう。

 

 


Iフィールド・ジェネレーター


 

Iフィールド・ジェネレーターは、内部メカの上から外装を被せる二重構造で、密度感も抜群。

 

内部メカのディテールもシャープで精密な上、重量感もパーツ単体としては破格。

 

サイズも文字通り桁違いで、缶ジュース(350ml)はあろうかという程。

 

発生器の展開ギミックは、ファンを裏返すことで再現。

 

パイプ類の立体表現もシャープで良好。

 

メガ・ビーム砲と同じく、スライドロック機構によって取り外し可能。

 

取り付ければ全く見えない裏側まで、精密なディテールを再現。

 

 


クロー・アーム/大型ビーム・サーベル


 

アーム部分は多重関節構造で、関節を引き出すことで前方へ展開。

 

あまり力を入れ過ぎると、関節部のピン等が破損する恐れがあるため、慎重に展開させる必要があります。

 

蟹のハサミを彷彿とさせるクローアーム。

 

サイズも大型MSすら凌駕し、力強い雰囲気も演出。

 

クローアームの分割自体は旧型らしく、ど真ん中に合わせ目が出現。

 

消すモールド化するかはユーザー諸氏次第。

 

フレーム部分はABS樹脂で構成され、関節はビスによって高い強度と保持力を確保。

 

 

フレーム部分もメカニカルな造形。

 

クローは開閉可能で、裏打ちされているので厚みもしっかり確保。

 

内部には大型ビーム・サーベルが収納可能。

 

クロー・アーム専用に設計されたビーム・サーベル。

 

合わせ目の出る構成なため、気になる方は処理は必至。

 

使用時にはクローの溝にハメて保持。

 

ビーム刃はクリヤーピンク成型。

 

「PG ガンダム」のビーム・サーベル程もあるリーチですが、それでも本体と比べると小さく見えるほど。

 

ちょっと(ビーム)刃あたんよ〜

 

「アツゥイ!」

 

当然、クロー・アームは左右とも可動。

 

さらに、アームの肘にあたる部分は左右に回転可動。

 

これにより、劇中でムサイをなで斬りしたポージングも可能。

 

アームの可動域もそれなりに広めで、思った以上にアクション性も高め。

 

加えて、クローは通常サイズの機体なら鷲掴みに。

 

暴れると痛いぞ~

 

 


ドッキング・ブロック


 

機体中央はステイメンを格納するため、かなりクリアランスに余裕がある構造。

 

機体を支える支柱や本体部分は鉄板内蔵で、従来のガンプラの概念から逸脱する強度を実現し、同時に大重量の原因にもなっている区画。

 

支柱部分はトラスフレーム等が緻密に再現されており、リアリティの面でも非常に説得力のある造形。

 

普通は見えないような部分まで丁寧に作り込まれており、改めて大型モデルの魅力を実感。

 

本体のパーツ一つにしろ、標準サイズのガンプラを大きく凌ぐボリューム。

 

 

ドッキング・ブロックは可動し、ステイメンを収納させることが可能。

 

この可動ギミックにより、ステイメンを含む大半のガンダムタイプは収容可能。

 

 入んねえのか・・・(落胆)

 

 

自分から入っていくのか・・・(困惑)

 

 


ウェポン・コンテナ


 

ウェポン・コンテナはハッチが開閉可能で、まずはロックを外します。

 

ロックを外したら、パーツを上方向へ引き上げ。

 

これでハッチの開閉が可能に。

 

コンテナブロックのディテールも繊細で、ハッチのシンプルなディテールとの対比が面白い区画。

 

ウェポン・コンテナは、外装が武器スロットを覆う構造。

 

コンテナ内の武器スロットはスプリング内蔵で、指で軽く叩くと射出するギミックを内蔵していますが、半分はダミーです。

 

しかしながら、このスプリング射出ギミックが難物で、組み立ての段階でゲート痕を完全に除去しないと、途中で引っかかって上手く機能しません。

 

加えて、コンテナを締め付けるビスがキツ過ぎると、やはり途中で詰まって出てこない困り者。

 

さらに、パーツを組み間違えれば武器を収納不可能となり、この部分の調整や機能の確認だけでも1~2時間は要する程。

 

搭載している装備は、「マイクロミサイル」、「大型収束ミサイル」、「ビーム・ライフル」、「シールド」、「フォールディング・バズーカ」、「ハイパーバズーカ」を収納可能。

 

フォールディング・バズーカ。

 

フォールディング・バズーカは通常のバズーカよりもやや銃身が長め。

 

設定通り折り畳み式で、二つ折りにしてコンテナ内に収納可能。

 

但し残念なお知らせで、キットにはフォールディング・バズーカは一つしか付属しません。

 

ビーム・ライフル

 

ステイメン専用ビーム・ライフルで、ターゲットスコープが可動式。

 

大型収束ミサイル

 

 

大型収束ミサイルは、MS程もある巨大ミサイルを三本束ねたもの。

 

劇中通り、三本に分離可能。

 

但し、ミサイル本体にノズル等は造形されておらず、やや残念な印象。

 

マイクロミサイル。

 

 

マイクロミサイルは単色成型で、弾頭は別パーツ化されていません。

 

フォールディング・シールド。

 

フォールディング・シールドは、設定通り折り畳んで収納。

 

裏側にはマウントラッチや、エネルギーパック等も装備。

 

ハイパーバズーカ。

 

ハイパーバズーカは、ガンダムMK-Ⅱの装備するものと同様の装備。

 

違うだろぉ?

 

何でフォールディング・バズーカを二つ付けないんですかねぇ……

 

 

フォールディング・アームを展開して、各種装備を取り出すシーンも再現出来ますが、武器をアームでしっかり掴まないと落とします。

 

掴んだら×2な!(本数的な意味で)

 

コンテナ後部のパネルラインも精緻で、スミ入れも遣り甲斐を感じる部分。

 

 


スラスターユニット


 

機体の大半を占めるスラスターユニットは、その特徴的なフォルムを細部まで完全再現。

 

ノズル内部はモールドが非常に細かく施され、周辺のメカディテールも巨大さの中にも繊細さを感じさせる造形と立体感。

 

スラスターユニットは一見するとシンプルながら、情報量は膨大で複雑な面構成。

 

合わせ目も殆ど出ない巧みな構成(全く出ないとは言っていない)

 

テールユニットも、一本一本が凄まじい程の長大さ。

 

 

それでもって、複雑な表面のディテールを高密度で造形化しており、面の間延びを極力避けている努力が垣間見えます。

 

総合的な完成度は造形・ギミック共に高レベル。

 

その巨体と相まって、その威圧感と迫力はシリーズでも随一。

 

合わせ目は所々にありますが、大半は目立たないような構成で、ゲート痕も大半が隠れる構造。

 

表に現れてもオーキスがあまりにも巨大なので、遠目からだとそのほとんどが視認出来ないレベル。

 

また、コミック版ではCコンテナと呼称される流線型ミサイルポッドを装備していた影響で、よりMAに近いシルエットとなり、モデラーにとっては再現のし甲斐あり。

 

引用:https://togetter.com/li/920747?page=5

 

 

しかしながら、パーツが大きい分はめ込みがキツめで、相当な握力を必要とします。

 

さらに、各種ギミックが正常に機能するかを、細目にチェックしながら組み立てるので、かなりの時間と労力を要します。

 

最早プラモデルというより、メーカーが玩具の品質管理をするレベルの作業。

 

それと、図体の割には発光ギミックも無いなど、ちょっと物足りない点も。

 




 


ディスプレイスタンド


小型犬以上の質量を誇るデンドロビウムを支えるのは、これまた巨大なディスプレイスタンド。

 

非常に高い耐久性を持ち、表面のディテールや造形も極めて緻密。

 

細部はシリンダー等が精密に造形され、サイズと相まって迫力あるメカニカルな雰囲気。

 

 

完全固定式で、可動ギミック等は皆無。

 

その分、他の追随を許さない存在感を発揮。

 

 


他機との比較


サイズは通常の1/144スケールとは、最早次元が異なるレベル。

 

 

比較的大型の「EXモデル ヒルドルブ」がミニサイズに見える不思議。

 

主砲のサイズも比較にならないボリュームで、過去に製作したPGすらも霞むレベルの体積容量。

 

デデドン!(絶望)

 

ということで、「HGUC デンドロビウム」でした。

 

時が経っているとはいえ、未だにガンプラ最高峰の一つと呼ぶに相応しく、質量的には「ネオ・ジオング」に軍配が上がりますが、全長は依然としてこちらの方が勝っており、史上最大級のガンプラの名に恥じない風格と威容。

 

何より、他を寄せ付けない巨大感こそ魅力でもあり、同時にこれが弱点にもなります。

 

考えてみれば簡単なことで、こんな巨大なものを安置するスペースなんて、そうそう確保出来ないからです。

 

そのような諸事情もあり、筆者も今回ばかりは自宅ではなく、自前のアトリエにて製作と撮影を敢行し、撮影ブースも新規に増設する程。

 

前述したように、組み立て工程もHGUCにしては異様に難易度が高く、物量の関係で製作も長時間となります。

 

加えて、その巨体を支えるプラスチック素材も、鉄板やビスで補強しているとは言え、経年劣化していくことは容易に想像出来るので、各部の修繕関節部の定期的なメンテナンスも必要とし、購入後もしっかりと面倒を見なくてはなりません。

 

そして、価格も全シリーズトップクラス税込30,240円という暴力的な価格設定なので、大枚を叩くくらいの強靭な精神力が無ければこのガンプラは手に出来ません。

 

すなわち、ガンプラに命を賭ける覚悟がなければ、この「わがままな美女」は扱えないというわけです。

 

また、家族にバレないように根回しする等、巧妙な裏工作も人によっては必要となります。

 

やや大袈裟な表現となりましたが、これは巨大ガンプラに共通して言えることであり、PGを超えるものを買う方がおられる場合は、予算だけでなく展示スペースの確保も念頭に入れて頂く必要があります。

 

中古でも付属品が未開封であれば、パッケージの痛みを気にせずに買うのも一つの手で、元々の生産数それ自体も決して多くはないので、チャンスがあれば購入を選択に入れても良いでしょう。

 

何より買った時の満足感は尋常ではなく、安価なHGを買う時のワクワク感とは比較になりません。

 

まさに持つ者の優越感を、身をもって体感できます。

 

フェラーリやベンツ、ロレックスを買った時の感覚と同じです。

 

無論、買う時の決断力もそれに比例して大きくなり、ここまで高額なものだと一週間くらいは熟考すると考えられます。

 

流石に無理だと感じたら、ワンランク下げて「HG ミーティアユニット」「HG GNアーマー」を購入するのも有りで、デンドロビウム程でなくても、十分巨大なので満足度は高め。

 

ですので、購入する時はしっかり「覚悟完了!」して買ってくださいね。

 

やらなきゃ意味ないよ(UCD監督)

 

それと、今回はあまりにも撮り下ろしの画像が多く、容量も限界に近いため、アクション編は泣く泣く分割。

 

より詳細な内容や魅力をお知りになりたい方は、下記リンクよりお願い致します↓

バンダイ HGUC ガンダム試作3号機 デンドロビウム レビュー【アクション編】

 

一つの記事で文字数が10,000字超えたの初めてだぞ~

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 



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4件のコメント

  1. はじめまして。
    楽しく拝見させて頂いております。

    このキットをタダで手に入れたのは、恐らく地上で一郎さん只一人でしょうw
    強運にも程がありますね。

    1. goo様

      コメントありがとうございます♪

      知り合いで尚且つ、地方の中古買取店だったので、買い手が付かなかったことが幸いでした。

      田舎で熱烈なホビーマニアはそうそう居ないので、そこが狙い目かもしれません。

      我ながら、よくよく強運体質だと自負しております(笑)

  2. ちょっと語録多すぎんよ~
    やめろ(建前)ナイスぅ(本音)
    あと砲身が方針になってんだよなぁわかる?この罪の重さ?
    誤字はホモ
    あとバズーカはしっかり2本咥え入れろ~

    1. プラモ兄貴様

      コメントアリシャス!

      自分でも思うに語録が多すぎんだよね……それ一番言われてるから(開き直り)

      語録だと認識している時点で、プラモ兄貴もホモだと思うんですけど(名推理)

      そんな語録で、やり取りが出来るプラモ兄貴はファミリーみたいなもんやし(歓迎)

      誤字のご指摘もありがとナス!・・・ま、多少はね?

      いつものように誤字指摘からは、ああ逃れられない!(ホモは二度刺す)

      「HGUC デンドロ」にはフォルバズは一つしか付属しないので、もう一本欲しいなら別売のシリーズを買って、揃えよう(提案)

      ハイパーバズーカ?

      なんのこったよ(すっとぼけ)

      まずうちさぁ、他のレビュー・・・語録使ってんだけど・・・見ていかない?(迫真)

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