■スーパーX2 塗装＆スミ入れ
さて、前回レビューさせて頂いた「コトブキヤ スーパーX2＆92式 メーサービーム戦車」ですが、今回からは塗装を意識した改修を施して行きます。
特撮作品のメカニックということで、映画のプロップのような質感を追及していく予定です。
製品仕様に関しては、下記リンクからよろしくお願いいたします↓
ここまででスーパーX2及び、メーサービーム戦車の改修作業は完了しましたので、早速塗装作業へ。
まずは機体を分解し、塗装しやすい状態へ移行します。
基本的には、外せるパーツは全て取り外しましょう。
ハッチはそのままでも構いませんが、全体に塗料が乗るような状態にセッティングします。
この時に、ファイヤーミラー及びクリヤーパーツを必ず外しましょう。
また、クリヤーコート時においても、クリヤーパーツは外しておきましょう。
基本的にクリヤーパーツに余計なクリヤーコートは不要で、下手をすると埃等を吸着させてしまう原因にもなります。
次に下地処理ですが、サーフェイサーを吹き付けてもよろしいですし、面倒ならば直に塗装しても問題ありません。
サーフェイサーは塗料の吸着を良くし、傷を埋める効果がありますが、整形段階でそれらが目立たなければ、絶対に必要というわけではありません。
ただ、サーフェイサーは吹き付けた方が表面処理はしやすく、その後の塗面も綺麗に仕上がりやすいです。
今回はタミヤの濃緑色をチョイスしました。
タミヤ スプレー No.91 TS-91 濃緑色 陸上自衛隊 プラモデル用塗料 85091
成型色とほぼ変わらない色合いで、調色もそれほど必要ありません。
このように単色で尚且つ、パーツが大きいものは、エアブラシで塗装するよりは缶スプレーで塗装した方が効率が良く、塗膜もエアブラシ塗装より比較的強いです。
加えて、今回はウェザリングでさらに全体に重厚感を施すため、あまりにベース色が暗すぎてもいけません。
その後の塗装作業次第では最悪、表面が暗すぎてディテールが軒並み潰れて見栄えが悪くなります。
スラスター部分はシルバーですが、本編を見る限りはシルバーというよりはガンメタルに近い質感でした。
ですので、今回は私の作例ではお馴染みのライトガンメタルで塗装します。
タミヤ スプレー No.42 TS-42 ライトガンメタル 85042
この部分に関してはエアブラシで塗装しますが、自信が無い方は缶スプレーで塗装してみましょう。
ノズル内部はフラットブラックで塗り分けます。
表面の塗装がある程度終了したら、スミ入れ作業へ。
ガンプラと違い、設定配色が少ない分、表面のモールドが比較にならない程に膨大なので、塗装よりスミ入れの方が時間が掛かるぐらいです。
モールドが非常に細かく、スミ入れもペンタイプでは効率が悪いので、タミヤのスミ入れ用塗料を使用します。
はみ出た余計な塗料は、溶剤（エナメル塗料専用）を綿棒に染み込ませ、サッと拭き取ります。
あまり浸し過ぎると、ベースとなった塗料に侵食して、一緒に落ちてしまうため、面が少し湿っぽい状態で臨みます。
これにより、余分な塗料の拭き取りも簡単で、モールドの隅々までまで塗料が行き渡ります。
あまりにモールドが多いようでしたら、スミ入れにはタミヤのスミ入れ塗料を推奨致します。
今回はここまでですが、次回はメーサービーム戦車の改修になります↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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