さぁ、HMN先輩解体ショーの始まりや。
先日レビューさせて頂いた、「Figure-rise LABO ホシノ・フミナ」ですが、前回から成型色を活かした仕上げ法をご紹介。
詳細な製品仕様については下記リンクからどうぞ↓
前回は肌のゲート痕及び、パーティングラインの除去をメインとしたパーツの整形をご紹介しました↓
今回は水着部分の合わせ目の処理と、作業を効率よく進めるための後ハメ加工をご紹介。
水着は肩と腰に合わせ目がありますので、これを処理していきましょう。
まずはパーツをバラします。
右足は製品でも取り外し可能ですが、胴体と左足は固定ピンで接続されているので、脱着出来ません。
その上、この「Figure-rise LABO」はレイヤードインジェクションの密度が高いため重く、パーツが組み合わさった状態だと手にかかる負担も大きいです。
加えて、水着部分の合わせ目を消すとパーツを分けられないため、尚更対策を立てておく必要があります。
パーツは細かく分離出来れば塗装だけでなく、研磨作業等もしやすいため、ここで後ハメ加工を断行します。
まずは胴体と左足の接続ピンを一部切り取ります。
切断後は金やすりで角度を丸く加工します。
これで、後ハメ加工は完了です。
一連の作業によって、パーツごとのはめ合わせが可能になり、作業もしやすくなりました。
はめ合わせが緩い場合は、軸を太らせるか、整形が完了したら接着して固定してください。
次に合わせ目処理。
合わせ目は接合部に接着剤を流し込み、その状態でパーツをはめ合わせます。
この時に接着剤がはみ出れば、まずは第一段階成功です。
接着後、約一日かけて完全乾燥させましょう。
速乾タイプなら数時間で作業可能。
乾燥後、サンドペーパーで研磨します。
400番台で研磨後、600→800→1000番と目の細かいもので磨き上げます。
表面の傷が無くなったら、次にウェーブのヤスリスティックを使用します。
ウェーブ ヤスリスティック フィニッシュ 細型 10枚入 プラモデル用工具 HT-602
このヤスリスティックは「白」と「緑」の二面があり、緑で磨くと半ツヤ状態、白で磨けば光沢仕上げとなります。
このヤスリスティックを使用する前に、800~1000番辺りで予めパーツを表面処理しておくと、その後の工程が円滑に進みます。
前回の表面処理で、肌パーツは緑の面のみを使いましたが、研磨で消えてしまった合わせ目部分の水着の光沢を、白い面を使ってもう一度復活させます。
まずは緑の面で表面を整え、次に白い面を当てて磨き上げます。
ワックスと同じく、磨けば磨く程ツヤが甦ります。
その反面、研磨による下準備が不完全ですと、表面の傷が表面化してしまうため、サンドペーパーでの研磨は入念に行いましょう。
ちなみに、この整形作業は「MODEROID マジンカイザー」と同じ製作法ですので、宜しければご覧下さい↓
さて、これにて合わせ目の処理は完了です。
いかがでしょうか?
あたかも、ワンパーツで成型されたかのように整形出来ました。
いやぁ、何とも便利なツールが増えました。
ということで、こんな形で今回の作業は終了。
素組みでも手間を掛ければ、劇的に見栄えが向上するため、腕に覚えのあるユーザーは是非とも試してみてください。
次回以降は髪の毛の合わせ目処理、部分的な塗装を予定しています↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
フィギュアライズラボ ガンダムビルドファイターズトライ ホシノ・フミナ 色分け済みプラモデル
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