今回はメガミデバイスより、最新作にして10番目のメガミ「BULLET KNIGHTS ランチャー」をご紹介。
メガミデバイス史上最大級の武器を誇示した個性的なメガミで、その迫力とボリュームは他の追随を許さない程。
それでは早速レビューへと参りましょう。
パッケージ




付属品一覧

巨大な武器に反し、ランナー枚数そのものはこれまでと殆ど同じ。
組み立ては2~3時間程度あれば十分完了出来ます。

フェイスパーツは全3種付属し、製品段階でも高い品質を維持。

ケーブルパーツはリード線内蔵のものが2本付属。

水転写デカールは、主にメタリック調の質感を再現したゴージャスな仕様。

特典パーツは、予約及び先着者に配布。

今回は無彩色のフェイスパーツ一式が付属。
BULLET KNIGHTS ランチャー





今回は新カテゴリー「BULLET KNIGHTS(バレットナイツ)」として登場し、キャラクターデザイナーはイセ川ヤスタカ先生が担当。
6月に発売する「BULLET KNIGHTS ランサー」とは姉妹機となり、こちらは砲手(ガンナー)を担当。
ボディは従来と同様に共通規格ながら、「メガミデバイス エーデルワイス」同様に近年行われた一部マイナーチェンジを施され、本体はより改良されているのが特徴。
造形レベルは依然として高水準をキープしており、ブキヤ製ならではの安定した造形を楽しめますが、一部関節の保持力に難があり、予め補強を推奨。
頭部




フェイスはイセ川ヤスタカ先生のデザインを忠実に再現。
アイプリントやチークも精密に処理。
頭部は金髪のボブカットで、右目が隠れた髪型。
特典に水色の髪の毛とか付属してくれれば、もっとやりたい放題出来たんだよなぁ……(落胆)




首の可動域は、今まで同様に広範囲に可動。
髪の毛のボリュームも控えめということもあり、自由度は極めて優秀。



困り顔
口元は、極限まで先を削った色鉛筆(茶色)で彩色。
マーカー類よりもシャープな線が引けるのでオススメ。



ショック顔(野郎オブクラッシャー)
どう見てもネタ顔にしか見えない謎チョイス(意味深)
肩部


肩の構造は共通規格で、二の腕部分にリング状のパーツが新規追加。


素体状態では優れた可動域を発揮。
肩甲骨部分は独立可動し、外れやすさも相変わらず。
これまでの素体との違いは、背面が肌色からディープブルーに変更されていること。
また、ボールジョイント部がやや抜けやすかったので、今回はパーマネントマットバーニッシュで補強。
腕部


肘関節の可動範囲も従来通り。
上腕はロール可動。
ハンドパーツはPVC製で、手首ジョイントは球体ジョイント。
手首の関節は動きがややキツく、破損を懸念した場合は受け側を広げる等の対処が必要。
胴体





胴体は大半が流用ながら、襟や胸部が新規造形。
インナーはディープブルーで成型され、サンプルとはやや異なるカラーリング。
胸部、腹部等の肌部分は別パーツ。

腰の捻りに関しては、ボールジョイント接続で、胸部を境に可動。

相変わらず、可動範囲は非常に広く、柔軟性の面でも非の打ち所なし。
下半身



下半身のデザインや構成は、一部を除けば特に大きな変更は無し。



股関節は軸関節で、広範囲に可動。

膝は二重関節で、180°近く可動。

脛はエーデルワイス等と同様に回転可動。
このギミックで、より細やかなポージングが可能。



足首関節は多重関節で、接地性に関しては依然として優秀。
つま先も可動式。
比較

エクスキューショナーとの比較
後発のエクスキューショナーは、アップデートにより腰回り等がより人間的なラインとなり、プロポーションも大きく改善。
オプション

オプションは巨大なロングランチャーを筆頭に、コンパチ式の差し替えパーツ一式が付属し、現状におけるメガミデバイス最大のボリューム内容。

ハンドパーツはWISMや朱羅と違い、素体・武装で使い分けない方式。

中には関節と一体化したものもあり、おもに大重量の装備を持たせる場合に役立ちます。


ロングランチャー
キット最大のセールスポイントである「ロングランチャー」は、”全長345mm”という巨砲。

現在の視点で見ても、全高15cm未満のキットに付属するオプションとしては、問答無用に最大級で、メガミの二倍以上という長大さ。
無論、重量はメガミ単体の関節では保持は不可能なので、補助アーム等をを駆使してポージングを行う仕様。

こっちの穴なんかさぁ・・・すごいんだぜ?(大口径)

ちなみに、グリップだけでも3種類付属し、取り付け箇所も自由に設定可能。

また、ランチャーは一部砲身を取り外し可能で、ショートバレルランチャーとして使用可能。
あまりにもギミックが多すぎて、公式サイトでも完全に紹介しきれていない感が目立つ程の多機能装備。

そんな30cm越えのロングランチャーも、「HGUC デンドロビウム」のメガ・ビーム砲のハーフサイズ程度に収まってしまうという現実。
上には上がいる、はっきりわかんだね。

ラージシールド
ロングランチャーばかりに目を奪われがちながら、シールドも中々のボリュームで、メガミの装備としては大型の部類。

裏側のディテールも精密で、ジョイント部が11カ所もあるので、様々な形態でマウント可能。

ナイフ
メガミデバイスシリーズに付属する刃物として、稀有な食器タイプ。
小サイズながらもシャープに造形。

ディスプレイスタンド
ディスプレイスタンドはロゴが刻印されたタイプ。
クリヤースモーク成型で、円形と六角形の二種が付属。
武装状態




武装状態は騎士をモチーフとしたデザイン。
ディープブルーをメインカラーとした、禍々しくもツヤのあるデザインで、全体的にシャープでエッジの効いた造形。
全体的な可動域は素体状態と大差無く、依然として造形と可動を両立。


頭部はヘッドギアを装着。
大きく張り出した両耳パーツとカラーリングにより、悪魔的な魅力と威圧感を備え、今までのメガミとは一味違う外観。

両耳部分は回転可動。

後頭部のコードはリード線内蔵。

太さの割にはフレキシブルに可動。

腕部は丸ごと換装せず、手首のみ換装し、アームガードを装着。
アームガードの取り付け部は分解しやすいので、塗装を考慮しないなら接着推奨。

胴体は胸部及び、腹部のパーツを差し替え。


胴体は素肌の露出が減り、よりクールな印象へ変化。



脚部も腕部同様に、完全差し替え式ではなく、脛当て部分のみを追加装備する方式。
つま先はヒール状のものに差し替え。
接地面積が大きく減少し、自立性と安定性は劣悪。
完全武装状態




ロングランチャーとシールドを懸架した状態。
そのサイズは、シリーズトップクラス。

今までのシリーズとは比較にならない重装備状態で、トップヘビーな関係で転倒しやすいのが弱点。
ランチャーを支えにすれば、何とか直立することも可能。

巨大な武器を保持するために、背面には多重関節仕様の補助アームが追加。
関節部が非常に多く、本体の動きに追従する仕組みながら、保持力にやや問題あり。
ここも、関節の補強や保持力強化が大きな課題となし、パーマネントマットバーニッシュや瞬間接着剤での強化を推奨。

腰部にはスカートアーマーが新たに追加。

フィンは全て個別に可動し、脚部の可動を阻害しない構成。

ちなみに、スカートアーマーも関節部が外れやすいので、説明書通り接着した方が無難。

殆どのメガミがオーバーホール中なので、手元に残っているのがこの二体だけ。
朱羅シリーズも決して軽装備ではないものの、明らかに次元の異なる装備の重みをカンディル・・・(長物の脅威)
ライドモード

ロングランチャーとシールドは、組み合わせてライドモードを再現可能

グリップは多重関節によって自由自在に可動。

ライド状態
乗り物としても使え、様々な状態で遊べる反面、乗せるのに苦労する形態。
特に乗せようとする時に、あちこちパーツが外れるのが欠点。
アクション


























えっ、何、それは・・・(ドン引き)

フリーオプションだろ?(すっとぼけ)

ということで、「メガミデバイス BULLET KNIGHTS ランチャー」でした。
メガミデバイス最大の製品ボリュームを誇るキットということもあり、価格もそれ相応に高単価ながら、その迫力と満足感は特筆すべきものあり。
と言っても、価格は「エーデルワイス」とほぼ変わらないので、製品内容と照らし合わせれば、安いと言えば安いとも言えます。
造形面は依然として高次元で安定しており、パーツ精度に関しても概ね良好な上、組み立ても比較的簡単でサクサクと進みます。
メガミの驚異的な可動範囲は依然として健在であり、そのダークヒーロー的なデザインやカラーリングも魅力的で、徹底した大艦巨砲主義者に推奨したいキット。
欠点を強いて挙げるなら、その巨大な武器の取り回しが悪く、ポージングには多少のコツが必要な点。
加えて、一部関節の保持力が弱く、補強等もユーザーによって必要。
そして、レビュアーとしての視点で申し上げると、撮影ブースに収まりきらない長大さが、予想外に厄介という一面があります。
加えて、スペースの占有率も無視出来ぬものがあり、ディスプレイ時には十分なスペースの確保も大きな課題となることでしょう。
来月には同じような奴が来るのか・・・(困惑)
予算とスペースが無くなっちゃう・・・ブキヤさん許して。
ランチャー気に入ったユーザー諸氏は、是非ともランサーも予約、しよう(直球)
ランサーの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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メガミデバイス BULLET KNIGHTS ランサー 全高約356mm 1/1スケール プラモデル











ポッチャマ・・・レビューお疲れ様です!
公式画像だともっとツンツンなイメージでしたが意外にかわいい・・・かわいくない?
ランチャーの34センチも大概ですが、デンドロ兄貴の主砲の大きさがいかに凄いかわかる比較になってしまったような?(何の問題ですか?何の問題もないね)
しかし改造パーツを出すつもりなのか、これなら前髪パーツは両目が見えるものくらい付けて欲しかった所ですね~
MIR様
コメントアリシャス!
製品版だとサンプルより柔らかな印象なので、見える見える、かわいいぜ。
デンドロニキの主砲の長さは、もっとわかりやすく例えると……ハンバーガーが4個分くらいかな?(信者並感)
大きさの例えが、これもうわかんねぇな(適当)
ランチャーも35cm近くもあるのに、次回のランサーはさらに長いのか……(356mm)
前髪はカイロスみたいに、両目が見えるタイプをガレキで希望したいところですなぁ。
こんばんは。
始めまして。
房総さんは組む時は、スカートパーツが外れやすい以外の不具合?ありました?
自分は、何箇所かパーツが固くてヤスリで加工して作りました。
これは、自分が外れ引いたのでしょうかね?
とりあえず、次のランサーは組みやすくなってて欲しいです。(後、パーツの外れやすい部分の修正)
みなと様
コメントありがとうございます♪
そうですね~、強いて挙げるなら。
・スカートアーマー基部が外れやすい。
・アームガードが外れやすい。
・肩関節基部(ボールジョイント)が外れやすい。
・武器補助アームがやや緩い。
といった具合です。
関節が少し緩い場合は「木工ボンド」、「パーマネントマットバーニッシュ」を用いるのがポピュラーなやり方です。
細かなパーツが外れやすい場合は、接着剤を使用しますが、塗装するなら少しだけ付けて固定し、後々分解出来るようにして、塗装後に再接着します。
関節が硬すぎるようなら、モーターツールや金やすり等で、少しづつ受けを広げて調整します。
みなと様の仰る不具合に関しては、ブキヤ製品ではよくあることなので、特に不良品ではないので、ご安心ください。
ガンプラでもRGのように細分化すれば、パーツが外れやすくなるので、ブキヤ製品特有の欠点ではなく、プラモデルの特性だと思って頂ければと思います。
艦船模型なんかは、あまりにも細かいので、接着剤は必須です(笑)