今回は「メガミデバイス」でも、「朱羅 忍者」と共に高い人気を誇る「朱羅 弓兵」をご紹介。
この度はめでたく再生産となり、Amazon等のネット通販の価格も安定化。
現在は適正価格で入手出来るので、初期生産では手に入らなかったユーザーは、是非ともこの機会に入手してみてはいかがでしょう?
それでは、早速レビューへと参りましょう。
パッケージ
付属品一覧
パーツ数量はメガミデバイスとしては標準的で、一部を除けば「忍者」とほぼ同じ。
完成は目安として約2時間半程度。
キットには水転写デカールが一枚付属し、瞳を始めとした豊富なマーキングが用意されています。
フェイスパーツは全三種付属し、アイプリントの精度も問題無く、表面は艶消し処理済み。
腰部パーツは一部彩色済み。
また、忍者同様に公式サイトで掲載されているWEBコミック「ウルトラ寿メガミクス」が冊子として付属。
今回は20話~40話が収録され、ファンなら押さえておきたい一品。
朱羅 弓兵
メガミデバイスでは稀有な和装タイプ。
別売の「朱羅 忍者」とは姉妹機となり、両者を揃えることで装備を共有することが可能。
素体そのものはマシニーカをベースとした構造を採用しており、極めて高い可動域と柔軟性を両立。
造形に関しても非の打ち所が無く、オプションも充実しているので、プレイバリューの面でも優れています。
忍者と違い、素体状態では白を基調としたカラーリングが特徴。
頭部
フェイスはNiDy-2D先生のデザインを高度に反映しており、こちらは忍者と異なり柔和な表情。
瞳やチークもタンポ印刷が施され、パッケージイラストを忠実に再現。
髪の毛自体も複数のパーツの集合体で、エッジもシャープで造形は大変良好。
合わせ目やゲート痕も目立ちにくい構成。
また、カチューシャや髪留めの色分け等もコトブキヤならではの細かな分割。
髪の毛表面には、イラストで見られる斜線をモールドで表現。
ポニーテールは球体ジョイントで可動。
前後左右とフレキシブルに可動し、躍動感を演出するにはもってこい。
ポニーテールの造形は繊細ながら、パーツの構成上、唯一合わせ目が目立つのが弱点。
加えて、髪留め(金色部分)は外れやすいので、接着も考慮したいところ。
首はボールジョイント関節で、左右に首を振る動きは良好。
首の根本も大きく可動し、真上まで顔を上げることも可能。
顎を引くポーズも十分可能。
また、頭を左右に振ることも出来、これまでのシリーズ同様に、可動域は非常に優秀。
睨み顔
忍者とは視線が反対となり、戦闘を意識したアクションに最適。
笑顔(マジキチスマイル)
満面の笑みではなく、半眼なのが何とも言い表せない恐怖を演出。
ポージングによっては、可愛らしさと恐ろしさを使い分けることが出来、迫真の演技を可能とする。
口は歯も造形されており、丁寧に彩色されています。
肩部
肩は複数のパーツで構成され、肩甲骨が可動する画期的な構造。
全体的に自由度も高く、腕を水平以上に上げることも可能。
また、肩甲骨部分の可動によって、非常に高い自由度を発揮。
しかしながら、分解しやすい部位でもあるため、合わせ目処理と併せて固定してしまった方が無難。
肩関節基部はボールジョイント接続で、取り外しも可能でメンテナンス性の面でも優秀。
腕部
非武装状態では、FAGマテリアに近いパーツ構成。
腕のラインも自然に表現。
肘は二重関節ではないものの、90°以上は可動し、標準以上の可動範囲を誇ります。
上腕はロール可動。
非武装状態のハンドパーツはPVC製。
手の甲や指の造形も秀逸。
胴体
妖艶さと同時に、ボディラインの美しさが特に際立つ胴体。
バストサイズは現行でもシリーズトップクラスで、素肌は分割され、艶消し処理も施されています。
各部造形や立体表現に関しても抜群の完成度で、可動域の広さと相まってキットの魅力とも言える重要区画。
胴体はボールジョイントと軸関節を併用。
ボールジョイント部は左右への捻り、傾き、前後への可動等が可能。
ここまでボディラインを崩すことなく、背を丸めるという芸当は、マシニーカベースならではの離れ業。
可動範囲の広さは申し分無いものの、猫背になるとジョイントが露出するので、気になる場合は対策が必要。
反る動きも問題なく可能。
上体を左右に振ることも出来、上半身の自由度は高め。
下半身
脚部は優雅な脚線美を絶妙なラインで造形化。
可動部が特に多いので、ポージングに際しても絶大な効果を発揮。
大腿部はロール可動し、肉感的に造形。
サイドアーマーは可動式で、股関節の動きを制限しない方式。
股関節は軸関節により高い自由度を発揮。
腰周りのパーツも可動に干渉しない構造。
膝は二重関節により、180°近い可動を実装。
脛部分はアンダーゲートが採用されているものの、逆に丁寧に処理しないとハメ合わせが悪いという弊害も。
足首関節は軸関節。
前後左右への接地性は良好。
つま先を伸ばすポーズも可能で、ポージング時に足のラインが崩れないのが強み。
前後にも大きく可動し、接地性に関してはまずまず。
つま先部分は可動し、より躍動的な動きを演出。
反面、足の接地面積が狭いため、自立性や安定性は低め。
総合的な可動性能はすこぶる良好で、ほぼイメージ通りの動きが出来ます。
女の子座りや体育座りといった、再現難易度の難しいポージングも難無く可能。
オプション
主にコンパチ仕様のオプションが豊富に付属し、忍者と四肢は共通。
ハンドパーツは素体状態、武装状態で各4種付属。
それでは、武装状態へと移行します。
まずは頭部を差し替え。
次に腕部を丸ごと換装。
胴体は胸部、腹部のパーツを交換。
腰部にはリボン状のパーツを装備。
脚部を換装して完成。
武装状態
忍者と異なり、弓道着を意識したデザイン。
カラーリングも、真紅を基調としたカラフルな色彩で、姉妹共々統一感の状態。
各部にはハードポイントが備わっており、装備を好みの位置に装着可能。
武装状態では素肌の露出は減少しつつも、グラマラスなボディラインは依然として強調されたデザイン。
可動域は素体状態とほぼ変わらないものの、首の可動範囲が若干ながら低下。
脚部は忍者と同じ構成ながら、脛部分に配されたアーマーのおかげで、ボリューム感あるスタイリングに変化。
ふくらはぎだけ見れば、忍者と同じパーツが使用されていることが分かります。
アーマーを片側だけ外せば、パーツが流用されていることがお分かり頂けることでしょう。
肘は90°以上可動し、素体状態と変わらぬ可動範囲を維持。
脚部は二重関節により、180°近く可動。
ニーアーマーは可動時に独立可動。
それでは、各種武装を保持させて完全武装状態へ。
主兵装の大弓は、補助アームに接続させることで、手首の保持力を低下させない仕組み。
太刀を左大腿部に装備させて完成。
完全武装状態
弓兵の名に相応しい大弓は、自身の身の丈を超える大ボリューム。
エッジの鋭いシャープな形状で造形されており、様々なギミックを内蔵しているのが特徴。
軽量なので、片腕でも十分保持可能。
華奢な少女に、巨大な武器というお馴染みの組み合わせ。
しかしながら、全く飽きが来ないのは魅力。
加えて、大弓は腰部に装備することも可能。
ブレード部分はフレキシブルに可動し、翼のように可動させることも出来、飛翔ポーズ等も演出可能。
さらに、ブレード部分は取り外し可能で、双剣としても使用可能という万能ぶり。
太刀は忍者に付属しているものよりも長く、お互いの太刀を合体させることも可能。
アクション
ということで、「メガミデバイス 朱羅 弓兵」でした。
メガミデバイスシリーズでも屈指の人気キットということで、長らく品薄状態が続いていたものの、晴れて再生産の運びとなりました。
忍者同様、キットの完成度は極めて優秀で、高度な造形や優れた可動域を両立しているのも魅力で、この分野では敵なしのコトブキヤならではの強みが存分に活かされていると言えます。
弓兵の場合、忍者以上にギミックが充実しているため、様々なポージングやアクションにその威力を発揮し、他キットからのパーツ転用にも柔軟に対応可能。
パーツ精度も抜群で、組み立ても比較的楽な部類ということもあり、ビギナーにも扱いやすい反面、繊細な造形なので雑に扱うと破損しやすい一面も持ち合わせています。
加えて、相変わらず肩甲骨部分の外れやすさ、個体差の可能性もありますが、胴体がやや分解しやすいので、そういった意味では接着推奨。
シリーズ伝統のコンパチ仕様による差し替えギミックも健在で、一粒で二度美味しい製品内容も健在。
拡張性の面でも大きなポテンシャルを秘めており、特に姉妹機である「朱羅 忍者」と併せてさらなる強化形態「侍モード」を再現可能と、プレイバリューにも優れています。
また、カラーバリエーションの面でも群を抜いており、後発のキットにはマイナーチェンジが施されている等、揃えれば揃える程楽しめるという悪循環を生み出す元凶とも言えます。
加えて、専用の改造パーツもメーカーから販売されているので、よりキットの魅力を引き出したいユーザーにオススメしたいものの、カラーレジンキットという特性上、ガレージキット初心者にはあまりオススメ出来ません。
改造パーツセットの詳細に関しては、下記リンクよりどうぞ↓
今回も掲載画像の多さ故に、「侍モード」は別の形でご紹介させて頂きますので、ユーザーの皆様には御不便をお掛けしてしまいますが、何卒ご了承ください↓
「メガミデバイス 朱羅 忍者」に関しては下記リンクより併せてどうぞ↓
さて、この弓兵のレビューが当ブログで平成最後のレビューとなります。
10連休に入ってから、ブログのアクセス数が爆発的に増え、まさに平成最後に相応しい成果を残すことが出来そうです。
しかも、現在大量にアクセスを集めているのは新発売の「HG グレンダイザー」ではなく、どこにでも売っている「HGUC RGM-79 ジム」とかどういうことなの……。
アクセス急増してるし、原因がこれもうわかんねぇな(畏怖)
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
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レビューお疲れ様です!
コトブキヤ!ボイン!スキ!(KBS)って感じで。
姉妹プラモは片方だけで良いかなぁと思っていましたけど、やっぱレビュー見ると欲しくなりますねぇw(積むくせに)
やっぱみんなジムとか好きなんすねぇ~
リバイブジムはすっげー白くなってるのがハッキリわかるから、古くても弱グリーンの方が人気なんですかね~?
MIR様
コメントありがとうございます♪
MIR兄貴オッスオッス!
買って積みは避けたいところなんですけどねぇ~積みプラとは神が与えし大罪 逃れられるカルマ。
でも弓兵は良い出来ですよ♪
「おい買っちまおうぜ!(提案)」
「買っちゃいますか!?(確認)」
「買っちゃいましょうよ!(同調圧力)」
「そのための通販?」
「そのための連休?」
何でジムがこんなに注目されるんですかね……ジムのくせによー!
おかげでブログの影響力はかなり増したようですが。