コトブキヤ スーパーXⅡ完成(塗装改修済み)

 

■スーパーXⅡ完成

 

さて、前回レビューさせて頂いた「コトブキヤ スーパーX2&92式 メーサービーム戦車」ですが、スーパーX2がようやく完成致しました。

 

劇中のイメージを投影した塗装やウェザリングにより、よりミリタリー色を強調した仕上がりとなりました。

 




 

製品仕様に関しては、下記リンクからよろしくお願いいたします↓

コトブキヤ スーパーXⅡ&92式 メーサービーム戦車 レビュー

 

 


スーパーXⅡのテーマ


 

 


DAG-MBS-02 Super-XX


スーパーXⅡは対ゴジラ用兵器として、三友重工がスーパーXに改良を加えて開発した陸上自衛隊所属機で、リフティングボディが特徴的な垂直離陸機であるが、艦艇扱いされているため、事実上は護衛艦である。

 

優れた飛行能力と機動性に加え、潜水機能も併せ持ち、水深1.000mまでの潜航も可能と、これまでにない幅広い運用を可能としている。

 

装甲はスーパーXのチタン合金から発展し、より優れた耐熱性を誇る「超耐熱合金TA32」が採用され、ゴジラの熱線にも耐えうる防御力を誇る。

 

装備はスーパーミサイル、40mmバルカン砲、特殊魚雷、スーパーナパームと豊富で、ゴジラを怯ませる程の火力を持つものの、本機最大の秘匿兵器は本体に内蔵された「ファイヤーミラー」である

 

ファイヤーミラーは内蔵された人工ダイヤモンド製の鏡によって、ゴジラの熱線を受け止め、増幅して射ち返す攻防一体の装備で、スーパーX2の装備では最もゴジラに有効であったが、実戦において耐熱性に難があるという欠点が新たに露呈する。

 

本機で用いられた技術は、GフォースにおいてはメカゴジラやMOGERAの開発に活かされ、自衛隊でもスーパーX3にも受け継がれる等、先進的な技術であったことは言うまでもない。

 

タミヤ 濃緑色をベースにスミ入れ、グラデーション塗装&シャドー塗装により特撮メカらしい重厚感を再現。

 

加えて、目立たない程度にドライブラシによる金属表現を行い、より劇中に近いイメージを追及。

 

スケールモデルの技法で製作しても、十二分に通用するキットですが、一応は空飛ぶ艦艇ということで、汚れ等はあまり付けない方がリアルかと考えます。

 

ガンプラのように色鮮やかではないので、そういった意味ではリアリティ重視の技法で勝負した方が無難です。

 

今までの製作法でも、主にスミ入れや各部のディテールアップを念頭に製作しているので、

 

今回、桜マークはデカールでは上手くいかなかったので、ペインティングでそれらしく表現。

 

モールドとも馴染み、これはこれで正解だったようにも感じます。

 

機体表面は精緻なモールドが施されているので、これらを際立たせることが肝心です。

 

モールドはスミ入れ後、その上から、スミ入れ用塗料をエアブラシで軽く吹き付けることで、ぼかし表現を入れています。

 

加えて、各部エッジも同様にシャドーを吹き付け。

 

これにより、スケールモデルでは定番のグラデーション塗装とシャドー塗装が比較的手軽に行えます。

 

メインカメラは、裏面にシルバーを塗装して目立たせています。

 

本来は黒で塗装すべきなのですが、ガンプラ改造の癖が出てしまったようです。

 

 

後は金属感を強調するため、シルバーによるドライブラシを施してあります。

 

主に凹凸の激しい部分に対し、集中的に施しています。

 

これにより、シャドーと相まって、重量感を感じさせる質感へ変わります。

 

底部はかなり複雑なディテールが入り組んでいるため、他の部分よりも陰影を強くして処理。

 

日の丸は付属デカールを使用。

 

ドライブラシもスラスター周りを中心に施しています。

 

側面ダクトはフラットブラックを吹き付け、スス汚れとして処理。

 

 

機体後部は、メインノズルに近い部分は陰影を強くすることで、スラスターから発する熱波や焼け焦げを表現。

 

ノズル部分はライトガンメタルで塗装し、先端及び内部はフラットブラックを吹き付けて焼け焦げを再現。

 




 


スーパーミサイル


スーパーミサイル装備。

 

今回、ミサイルはワンパーツ成型な上にサイズが小さかったので、細かい部分は筆塗りで処理。

 

 

発射台はマイカシルバーをベースに、シャドーを強めに吹き付けてメリハリを強調。

 

ナパームは完成まで間に合わず、無念です。

 

 

ファイヤーミラー展開ギミックは健在。

特にこれといった大改修は施していませんが、開口部をキッチリ閉じるように調整し、メッキパーツのゲート痕はGSIクレオスの「メッキシルバーNEXT」でリタッチ。

 

 


ディスプレイスタンド


ディスプレイスタンドは大胆にも成型色をそのまま活かしています。

 

それ以外はマスキング塗装。

 

成型色でもチープにならないよう、表面をサンドペーパーで研磨し、上から軽くグラデーションを施しいます。

 

同時にウェザリングも施し、スーパーX2とも馴染むよう処理。

 

本体の重さが相当なものなので、支柱の接続ピンには真鍮線を内蔵して強度アップ。

 

支柱はクリヤーパーツなので、脆いと言えば脆いです。

 

今回の改修で最も手が掛かったのは、メインスラスターの発光ギミック搭載。

 

本来ならば、もっと光量が強いと理想的でした。

 

LEDも白をチョイスした筈が、どう見ても黄色に近い色味。

 

本来は青白い発光色ですが、今はこれで我慢。

 

 


素組みとの比較


単にツヤが無くなっただけでも、大きく見栄えが変わります。

 

後はシャドーを所々に吹き付け、より陰影や濃淡を際立たせることで、重厚感やディテールを強調。

 

ウェザリングも併せて施すことで、よりリアルな外観になります。

 


【塗装レシピ】

本体…濃緑色

スラスター…ライトガンメタル

補助スタンド…成型色(XF-25 ライトシーグレイを部分塗装

墨入れ・シャドー…タミヤ エナメルブラック(墨入れ用)


 

 


アクション


ということで、「コトブキヤ スーパーX2」でした。

 

今回は特撮メカという異色の作例でしたが、平成ゴジラ世代には懐かしさを感じさせるアイテム。

 

川北特技監督らしい、ロマンに満ちた超兵器の数々が特徴的なVSシリーズですが、このスーパーXⅡもその一つ。

 

サンダーバード2号を彷彿とさせるカラーリングと、曲線主体の機能的な形状が魅力で、シンプルな機体とは裏腹に表面のモールドは緻密と男心をくすぐる仕様。

 

最大のギミック、ファイヤーミラーも差し替え無しで開閉するので、「VSビオランテ」ファンは感涙もの。

 

その上、様々な陸自車両と並べてジオラマをとして飾れる、ミリタリーチックな側面も憎いところ。

 

スーパーX2好きならば、一度は手に取って頂きたい逸品。

 

今週にはアオシマ さんの三式機龍も届きますし、よりゴジラの世界に没入出来るチャンスですね。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 


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