■スーパーX2 改修3
さて、前回レビューさせて頂いた「コトブキヤ スーパーX2＆92式 メーサービーム戦車」ですが、今回からは仕上げ処理に移行します。
特撮作品のメカニックということで、映画のプロップのような質感を追及していく予定です。
製品仕様に関しては、下記リンクからよろしくお願いいたします↓
仕上げとなる今回は、エアブラシによるグラデーション塗装やシャドーを追加して行きます。
まずは塗料ですが、これはスミ入れ用塗料をそのまま使用。
そのままでも十分な粘土のため、希釈せずにそのままカップに入れます。
試し吹きで問題ないようなら作業しますが、もしも出が悪いようならエナメル塗料用の溶剤で少し薄めてください。
ここでぶっつけ本番に不安がありましたら、事前に何かしら不要なプラモデルに吹き付け、練習を重ねてから臨んでください。
さて、グラデーション塗装ですが、これはスミ入れしたモールドの上をなぞるように吹き付けます。
単純なように見えて、指の力加減を間違えると台無しとなります。
繊細な作業が要求されるため、使用するハンドピースはダブルアクションを推奨致します。
エナメル塗料なので、エナメル溶剤を染み込ませた布で拭きとれるので、一応修正は可能という安心感も強みです。
しかしながら、その拭き取りも下手をすると振り出しに戻るため、基本的には一発勝負と思って臨んだ方がよろしいです。
モールドだけでなく、ダクト等にもグラデーションをを施し、スス汚れのように表現。
あまり吹きすぎると、暗すぎてディテールの判別が出来なくなりますので、程よく吹き付けるのが成功のコツです。
モールドだけでなく、エッジ部分等にも塗装を施し、シャドーを追加することで、さらなる立体感を演出可能。
後は、ノズルの末端部分に吹き付けることで、焼け焦げのような表現になります。
よりリアルな表現を目指すなら、塗料をフラットブラックに入れ替えて塗装した方が良いです。
さらに、表面にうっすらとクリヤーオレンジやクリヤーブルーを吹き付ければ非常にリアリティ溢れる質感となりますが、そういった複合的塗装方法は経験と慣れが必要となります。
それに、実際のロケットノズルは、ほぼ黒ずんでいることが多く、そこまで複雑な塗装を施さなくても大丈夫です。
ここまでの作業で機体の仕上げは、ほぼ完遂となります。
ご覧の通り、このグラデーション塗装とシャドーの追加により、さらなるリアルな質感を得る事が出来ました。
この仕上げ方法は、エアブラシを持っていることが前提となりますが、ウェザリングマーカーでもそれなりに再現可能です。
しかしながら、仕上げの表面処理ではエアブラシには及ばないので、レベルの高い仕上げを目指すならエアブラシの方が優れています。
さて、ここでさらなる質感向上を目指し、ドライブラシによる金属表現を追加。
筆にシルバーを乗せ、ティッシュ等で拭き取りますが、大体拭き取りで筆に塗料が残らない程度がベストです。
そうしたら、エッジ部分や凹凸にポンポンと叩くように馴染ませます。
やりすぎるとリアリティを欠くので、控えめに施すことが肝心です。
同じように、92式メーサービーム戦車にも同様の方法で処理。
戦車等はタイヤ等を中心に、地面に接する部分を少し強めに施すと良いでしょう。
車体に関しては、エッジ部分に乗せるように施します。
ということで、今回はここまでです。
後はミサイルやスタンドパーツの塗装が残っていますが、マスキング塗装を駆使すれば、十分対応可能です。
塗装後も今回の技法を用いてグラデーションを施せば、重厚な質感となるので試してみてください。
それではみなさん。
楽しいホビーライフを。
コトブキヤ ゴジラvsビオランテ スーパーXII 1/144スケール プラモデル
・関連商品
コトブキヤ ゴジラvsビオランテ 92式メーサービーム戦車 1/144スケール プラモデル
青島文化教材社 ゴジラ×メカゴジラ MFS-3 3式機龍 全高約24cm 色分け済みプラモデル GO-01
フジミ模型 チビマルゴジラシリーズ No.5 メカゴジラ(3式機龍 重武装型) ノンスケール 色分け済み プラモデル チビゴジラ5
フジミ模型 チビマル ゴジラシリーズ No.3 三式機龍 ノンスケール 色分け済み プラモデル
フジミ模型 チビマルゴジラシリーズSPOT No.3 チビマル ゴジラ VS 三式機龍 対決セット ノンスケール 色分け済み プラモデル チビゴジラSPOT3
フジミ 170435 ちびゴジラSP2 チビマル ゴジラVS陸上自衛隊 10式戦車 対決セット
