アオシマ V.F.G. マクロスΔ VF-31A カイロス レビュー

 

青島文化教材社(以下アオシマ)のVFGシリーズに、『マクロスΔ』から「VF-31」の量産型「VF-31A  カイロス」が仲間入り。

 

基本的な製品仕様はジークフリード(以下ジクフリ)とほぼ同じながら、素体少女の頭部等が新規造形。

 

また、細部のブラッシュアップもされており、より製品の品質も向上。

 

それでは、早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 


付属品一覧


パーツ総数はジクフリより多めながら、組み立ては2時間程度もあれば完成。

 

バリエーションキットの性質上、使わない余剰パーツも多め。

 

付属シールはいつもと同じで、主にバルキリーのみに使用。

 

今回は少女用にホイルシールが用意され、より粘着性の高いものが付属。

 

しかしながら、曲面に貼ってもシワだらけになるのは相変わらず。

 

今回は水転写デカールのボリュームが大幅増量。

 

多彩なマーキングが印刷されており、塗装派にも嬉しい仕様。

 

フェイスパーツは全三種。

 

製品の段階でも塗装やタンポ印刷は精密に施されています。

 

ジクフリではブルー一色だったハンドパーツは、肌色に調整されています。

 

以前に取り上げた「3式機龍」でも付属した見本は今回も付属。

 

表は普通にポスターにも使えます。

 

 


素体少女


 

VFGの新たな仲間として登場したカイロス。

 

素体には、惑星ヴォルドールネコ科異星人をモチーフとした少女が使用され、ジクフリとは一線を画す雰囲気。

 

一応はジクフリのライバル(?)という設定。

 

パーツ精度は依然として優秀で、ランナー配置も親切なため組み立て工程も難易度低め。

 

各種ギミックも細かなアップデートがなされており、元々高い完成度を誇ったジクフリ以上に完成されています。

 

ぬこ娘好きは見とけよ見とけよ~

 

 


頭部


 

灰色のショートヘアが特徴的な頭部。

 

イラスト通り、片目が隠れた前髪を再現。

 

浜風……(震え声)

 

インカム部分は新規造形で、形状も微妙に異なります。

 

頭部はどの角度から見ても破綻無く立体化。

 

髪の毛はシャープで、エッジも鋭く十分満足出来る造形。

 

フェイスパーツは柔らかな質感で、アイプリントの精度も優秀。

 

タンポ印刷により瞳の複雑なデザインや、目の下の入れ墨も綺麗に処理済み。

 

左右でズレていることもなく、片目が隠れていればそれも気にならないのが強み。

 

猫耳は、内側のフサフサまで別パーツ化される凝りよう。

 

また、髪留めまで細分化されており、素組みでもイメージも上々。

 

首はダブルボールジョイント接続で、ショートヘアの関係で可動域はかなり広め。

 

左右へ首を振る動作は全く問題なし。

 

基部が大きく動くので、見上げる姿勢も何のその。

 

俯くポーズも十分可能。

 

前髪パーツは両目が見える状態も付属し、オッドアイのご尊顔も拝見可能。

 

前髪はワンパーツ成型なので、ジクフリのように複雑な構成ではなく、気軽に交換出来るのが嬉しい配慮。

 

猫口顔。

 

どことなく挑発的な表情で、八重歯まで細かく彩色済み。

 

叫び顔。

 

実質怒り顔ながら、どことなくキュート。

 

アイプリントが他の二種とは異なり、彩色等も精緻に処理されています。

 

どの表情パーツも造形や彩色は優秀で、どれを選ぶか迷うところ。

 

 


肩部


肩はカラーリング以外は全く同じ。

 

可動域も変わらず、依然として可動範囲は広く優秀。

 

 


腕部


肘は90°以上可動。

 

今回からハンドパーツが肌色になり、ジクフリのような違和感は無し。

 

部分塗装等で成型色を活かしたい方には、まさにうってつけの仕様変更。

 

 


胴体


シリーズ通して、他と唯一異なる胴体は胸部や腰アーマー等が新規造形。

 

加えて、尻尾部分が新たに追加。

 

バストはジクフリから大幅にサイズアップ。

 

やらしいことを妄想してはいけない(戒め)

 

造形面も秀逸な反面、腕の可動域を狭める原因にも。

 

加えて、胸部に上手くシールを貼るのは至難の業。

 

胴体の関節構造も相変わらず広く、総合的な自由度も極めて良好。

 

腰部アーマーは外見的差異は無いものの、接続がボールジョイントに変更。

 

これにより、足の動きを阻害しない仕様に。

 

ボールジョイント接続になったことで、インナーのピンは意味を成さず、必要ならば切り取って表面を整形しても問題ありません。

 

こちらはピンを切り取って、ゲート痕を丁寧に処理したものです。

 

ピンは無くても保持力には全く影響しないので、見栄え重視なら一考の余地あり。

 

また、尻尾は取り付け位置を変更可能で、お好みで位置調整可能。

 

腰部アーマーはジクフリ(Ver 1.3)と同様に取り外し可能で、それに合わせて外観にも配慮した造形へアレンジ。

 

ヒップラインやインナーの立体表現も良好。

 

尻尾は二種類付属し、直接インナーから生えたような状態も再現可能。

 

 


下半身


脚部は成型色が大幅に変更された部位で、それ以外はこれといって大差なし。

 

肉感的な造形の大腿部はロール可動。

 

膝の可動域は、以前よりも多少曲がるようになりましたが、それでも大差ないレベル。

 

足首関節は球体ジョイント関節で、接地性は抜群。

 

前後にもそれなりに可動。

 

 


VF-31A カイロス


バルキリーは成型色が、リアリティ重視のロービジ迷彩風の渋いカラーリングへ。

 

同時に、一部造形や構成も変更。

 

基本的にはシールの貼り付けを必要とし、素組みだとスケールモデルばりの圧倒的な色数の少なさ。

 

差し替え変形の強みを存分に活かし、抜群のプロポーションとディテールを両立。

 

機体底部のモールドも精密に施されています。

 

機体の唯一の変更点として、主翼パーツの一部が変更されたことで、よりデルタ翼に近い形状へ。

 

VF-31Jと比較して、全体的に現用戦闘機を彷彿とさせるシルエットへ変化。

 

色分けは素組みでは少々厳しいものの、元々の設定配色やマーキングも地味なため、それ程憂うるようなこともありません。

 

また、塗装もカラフルなジクフリに比べれば格段にシンプルなので、地道にマスキング塗装すれば十分設定配色も再現可能。

 

そもそも、現行のVFシリーズの複雑なマーキングやカラーリングを、成型色による色分けで再現しようというのが無理な話。

 

やはり水転写デカール等が無難ですが、そうするとライトユーザーにはさらに敷居が高くなるので、中々難しいところではあります。

 




 


ガウォーク形態


 

ガウォーク形態は一度機体を分解し、各種パーツを差し換えて再現。

 

差し替えということで、可動は腕以外は殆ど皆無。

 

脚部は大腿部のロール可動、足首の可動のみ。

 

腕は上腕が回転、肘は90°以上は曲がります。

 

主翼は折りたたむように可動出来ます。

 

と、ここでお詫びなのですが。

 

一部パーツを間違って組み込んでしまいました。

 

 

ふくらはぎ周りは本来はこの色が組み込まれます。

 

混乱を招いてしまったら、誠に申し訳ありません。

 

 こんな凡ミスして恥ずかしくないのかよ?

 

 

ライディング状態。

 

全体のシルエット自体は殆ど変りません。

 

バリエーションキットの運命からか、正直コメントに困るレベル(困惑)

 

まぁ、カラーリングや乗り手の雰囲気で少しだけ違うような気も……(適当)

 

しかしながら、今回はバルキリーにも平手が追加され、よりポージングの幅が広がりました。

 

 


バトロイド形態


 

バトロイド形態は、パーツの大半は流用ながら細部のマイナーチェンジが行われており、より可動域の向上を図っています。

 

バトロイド形態でも各関節はカッチリしており、保持力等も全般的に高め。

 

加えて、腰部もある程度スイング可能なように改良がなされており、ショートヘアなので髪の毛が引っかかってまともに動けないという心配も無し。

 

今回から、バトロイドは差し替えパーツの一部が新造。

 

旧型では軸関節だった関節は、自由度の高いボールジョイントへ仕様変更。

 

これにより、フロントアーマーが左右へ開閉可能。

 

バストアップに伴った変更ながら、腕の可動域も同時に向上。

 

 


アクション


 

ヤックデカルチャー……(名言)

 

「あなたは何のフレンズ?」

 

「すっごーい! 操縦が得意なフレンズなんだね!」

 

「よーし、動け!」

 

「ゔっ…」

 

「危ないよ~(マジキチスマイル)」

 

普通に猫みたいでかわいいと思う(小並感)

 

ということで、「アオシマ VF-31A カイロス」でした。

 

造形は後発ということで、さらにレベルが上がっており、全体的に見ても高いレベルで安定。

 

パーツ精度も高く、組み立てもサクサク進むので、プラキットとしてのクオリティも秀逸で、ガンプラ等にも劣らない組み立てやすさ。

 

ギミックやプレイバリューの面でも充実の仕様で、ジクフリの完全な上位互換として呼んでも差し支えない完成度。

 

美少女プラキットという分野において、そのシェアの大半を独占するコトブキヤとも対等に戦えるレベルに達していると感じます。

 

何より、ケモナーを奮い立たせる得体の知れない魅力を秘めており、メカクレ、猫耳、尻尾等々、萌要素てんこ盛りという欲張りセットなのが大きな魅力。

 

また、ジクフリだと塗装が高難易度なのに対し、カイロスは比較的塗装にチャレンジしやすいので、そういった意味でもVFGを初めて購入する方にもオススメ出来ます。

 

素組みでもそこそこ満足できますが、やはりマクロス関連は塗装してなんぼ。

 

思い切ってホビージャパン等の模型誌を買って、そこから技法を学んで、より高みを目指すのも良いでしょう。

 

下記リンクからは、塗装を見越した改修を行っていきます↓

VFG カイロス 改修1(合わせ目処理)

 

先輩であるジクフリのレビューはこちらから↓

アオシマ VFG マクロスΔ VF-31J ジークフリードレビュー

アオシマ VFG 完成(塗装改修済み)

 

次回以降のラインナップに関しては、やや暗雲立ち込める雰囲気ですが、ここでシリーズが止まらないように祈りたいです。

 

ん? 

 

もう打ち切りの予感しかしない?

 

だったら、メサイアに扮したランカちゃんを作ればいいだろ!

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 


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10件のコメント

  1. すっかりハマってしまい、あれから色々見てますが顔はアオシマさんが一番可愛いような気がします。
    これのネックはチョットお高めのお値段でしょうか。
    ああ!でも可愛い!
    買おうかな~俺もな~

    1. MIR様

      コメントありがとうございます♪

      最近のアオシマさんはやりますねぇ!

      造形に関しては、確実にバンダイを超えてしまっているので、この調子でシリーズが続けば中々いい所まで行くと思います。

      あくまで少女が本体で、オマケにVF一機が付属するのでどうしても価格は高くなりますが、買って良かったと思えるくらいの満足感は確実に備えていますよ!

      ただ、最大の欠点は設定配色を再現しようとすると、初心者には若干扱いが難しいというところでしょうか?

      素組みや部分塗装でも満足出来れば十分オススメ出来ますので、初めてVFGをお買い求めになる場合は、あらゆる点で改良されたカイロスからの購入が無難ですね。

      ショーウィンドー等で展示してくれているホビーショップ等があると、実物を見て判断出来るのですが、そういうのは秋葉原等の都心しかしていないのが辛いですね(汗)

  2. ブキヤさんのおっぱいとも迷ったのですが結局こっちのおっぱ・・キットを買ってしまいました。
    これ、良く見たら手は指ぬき手袋だったんすね。
    ジクフリの方は手袋色のようですが、どちらにせよ小さなハンドパーツ塗るのはキツイッスね~。
    そのままでも良いのですが段差が気になるかなぁと思いました。
    カイロスを見て気付いたんですが、モビルドールサラは変にプックリした顔のむくみを取れば、アニメに近くなって可愛くなりそうな気がしますね。

    展示は見れなくとも詳細なレビューのおかげで十分に購買意欲がわいてきますよ~!
    ありがとナス

    1. MIR様

      返信ありがとうございます♪

      購入即決早スギィ!

      でもカイロスちゃんの出来はいいぞ~コレ♪

      ハンドパーツは指ぬきグローブなんですよね……ですので、素手にするなら表面を削る方法もあります。

      サラちゃんというより、ガンプラ美少女は全部そういう感じなので、頬と下唇削れば良い整形手術が出来ます。

      レビューへのコメントもアリシャス!

      今後もレビュー記事にも全力投球していきたい所存ですので、定期購読しっかり頼むぜ~……なんで読む必要なんかあるんですかね(正論)

  3. 属性てんこ盛りな上に少女単体でも小動物みたいで可愛いって良いですね。
    バルキリー単体も少女無しのバトロイド形態は出来なくても乗り物としてのガウォーク形態とか塗装で化けるファイター形態とか遊びが沢山。
    ジーグフリードの方は胸と胴体を繋ぐ関節がねじ切れてしまった苦い経験が…
    その副産物でダイバーナミのボディにジークフリードのヘッドという組み合わせが出来ました…肌の色が微妙に合わず長い髪がバックパックに干渉するものの、以外と可愛い…

    1. ライン様

      コメントありがとうございます♪

      ぬこは正義、すなわち猫娘が嫌いな方はいないはずです!

      バルキリーは塗装さえクリア出来れば、フォルムも造形もピカイチなので、そこが最大の関門ですね(汗)

      やはり胴体はねじ切れますよね……私も経験があり、真鍮線を入れて補修したりしました。

      その点、カイロスはそういった恐れがなさそうなので、少し安心しました。

      ジクフリとダイバーナミすゎんの組み合わせ……悪くないですねぇ。

  4. ワンフェスでマクロスFからメサイヤとか、一朗さんの予想が当たってるんですけどw
    さすがッスね~
    画像で見ただけですがブキヤさんも色々予定があるようで楽しみですわ~

    1. MIR様

      情報早いっすね!

      製品化は既定路線……そうだよ(したり顔)

      でもランカちゃんじゃないのか……(落胆)

      コトブキヤもドンドンリリースしてくれると嬉しいですね~ホラホラホラホラ(せっかち)

  5. 青島恐るべし。
    わたしの中ではガオガイガーから時間が止まっていますが、ここまで進化しているんですね(^o^;

    機龍のレビューも見させていただきましたが、今後が楽しみになってきました!

    1. enj288様

      コメントありがとうございます♪

      最近はVFGや三式機龍で大いに躍進したアオシマですが、実はブランドである「ACKS」シリーズで地道にノウハウを蓄積していたので、ようやく頭角を現してきたのだと思いますね!

      今までがマニアック過ぎたので、ここに来て時代の波に乗り始めてきた感じです。

      次回作のVF-25も楽しみですな♪

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