
合点承知の助なのです! ではニッパー装備していざぁ!!

悪いねWINちゃん、このプラモデルは素手で組み立てられるんだ。

え?
ニッパー用意した意味が無いんですがそれは・・・(困惑)

WINちゃん、これはタッチゲートと言ってニッパーを必要としませんの。

そうなのだ、このタッチゲートは口だけは達者なトーシロでも組み立てられる、ベリーイージーなプラモデルなのですよ。
ですが、折角なのでニッパーによる切り出しも行っていきましょう。

すなわち、これで組み立てられないなら、最早プラモデルを組み立てる資格は無いというのですか!?

そゆこと♪

じゃけん中身確認しましょうね~。

中身の確認は、不良品や欠品が無いかを確認する大事なことですわ。

もし分からなければ、取扱説明書のパーツリストを見ながら確認してくださいね。

組み立てに関しても、ここに記載されてますから、番号をよく見て進めましょうね。

そもそも説明の必要性すら感じない程なのですが……。

メンター! 確認しました、全部揃ってます!!

それでは、取扱説明書を広げましょう。

ということで、いよいよ組み立てスタートです。
まずは下記の通りに進めて行きましょう。

はっ! 早速第一の関門が! 番号が振ってあってよくわかりません!

ナンバリングによる親切設計も理解出来ないのか・・・(落胆)

WINちゃん、説明書をよく御覧なさい。
説明書に記載された番号と同じ部番を探せばいいのよ。

おっ(^ω^)! ここに何かイニシャルと番号がありますよお姉様!

WINちゃん、これはランナータグと言って、説明書に明記された番号を探す時に便利です。
というより、これが出来なければプラモデル製作は諦めてください。

まずは、説明書に沿ってここから組み立てましょう。

なるほど! これとこれを組み合わせれば……
メンター! 形になりましたよー!!

ここまでで一時間も掛かるとは、たまげたなぁ……。
とりあえず、コツが掴めてきたらサクサク行きましょうか。
次はこの工程へ進みましょう。

よぉし、次はこのお皿みたいなパーツを付ければ!

おっと、ここで折角なのでニッパーの使い方を覚えておきましょうか。
使い方は至って簡単で、外枠であるランナーと繋がった部分を切断するだけです。

おっ! これは素手よりも便利ですぅ!!
喰らえ、デビルカッター!

そこでストップしましょうね。
WINちゃん、薄刃ニッパーでその太い部分は切らないように。
下手をすると刃が歪んで、使い物にならなくなりますからね。
切るなよ! 絶対切るなよ!

普通ならGOサインを意味しますが、ここでは禁止ですからね?

う~ん、そう言われると切りたくなってしまう(;´Д`)

もし太い部分を切断したい場合は、より刃が肉厚で頑丈なニッパーを使用してくださいね。
道具の使い分けも大事な技術の一つです。

メンター、ここでテクニックの一つを伝授なされては如何ですか?

そうですねぇ、それでは基礎テクニックの一つ「二度切り」を披露しましょう。
①まずは、バリを残すように切り出します。
②今度はバリを切断します。

これで何が違うと言うんですかメンター!

見てください。
これは一度に切断したもので、切り出した跡が白く変色し、大きな傷跡が目立ちます。
対してこちらは、二度に分けて切り出したもので、バリが目立たないように切断出来ました。
この切り出した後は「ゲート痕」や「ゲート跡」と呼ばれますが、当ブログではメーカー呼称である「ゲート痕(こん)」で統一します。

切り口が全く違う!
まさに一目瞭然ですねメンター!

WINちゃん、パーツが白く変色するこの現象は「白化」といって、プラスチックに大きな力が加わることで、組織が変質してしまうのよ。
白化したプラスチック組織は劣化して、脆くなってしまうのが最大の欠点ですの。

白化がゲート痕だけなら問題ありませんが、これがパーツそのものに現れたりすると問題ですね。
といっても、それらに対応するテクニックの習得は、まだまだ先なのでここでは省きますね。

それと、もう一つ切り出しテクニックとして、デザインナイフを用いたものをご紹介します。
これは、二度切りと同じ手法ですが、バリをニッパーではなくデザインナイフで切除します。
ニッパーと違い、デザインナイフを用いると遥かに切り口が綺麗に仕上がります。

おおっ! やったら凄く傷が目立たなくなりました!

見栄えを重視するなら、この方法は効果覿面ですね。
それと、画像では撮影のためパーツを押さえていませんが、野菜を切るように必ず手で押さえて切り出してくださいね。
下手をするとケガをします。

これは確かに仕上がりを左右する重要なテクニックですが、一番の問題として通常より時間が掛かりますわ。

そうですねぇ、余程素組みにこだわらない限りは、全てニッパーで切り出しても構いません。
塗装前提で後々ゲート痕を除去していくなら、ニッパー一度切りでも問題ありません。
これも経験で判断していくことが最良でしょう。

ニッパー一つでも、これだけのテクニックがあるのですね!

さぁ、ドンドン組み立てちゃいますよメンター!

メンター、見てください!
やっと本体が完成しましたよ~♪

あっ、おい待てい(江戸っ子)
肝心なパーツ入れ忘れてるゾ

WINちゃん、耳のパーツを入れ忘れてますわ。

何か足んねぇよなぁ?

おぉっ! これでパッケージ通りになりました!

それでは、最後のパーツを組み込みましょう。

仕上げに、スタンドに乗せて完了ですわ。

見てくださいメンター!
凄いです! モモハロです!!

まだ終わりじゃないから。
手足を組み終ってようやく完成ですよ。

こうやって、手足を装着させていくんですね!
パパ

最後はちゃんと、お股にブスリ♂してあげなさい。
ホラホラホラホラ~

で、出来た!

一番簡単なハロプラでさえ3時間も掛かるのか・・・(困惑)

何はともあれ、これで一段落ですわね。

手間暇かけて作るのも、ああ^〜いいっすね^〜

次はさらに見た目を改善するテクニックを紹介するので、待て次回。
【今回の使用ツール】
タミヤクラフトツール「精密ニッパー」
プラモデルメーカー最大手「タミヤ」から発売されているプラモデル専用ニッパー。
薄刃ニッパーのスタンダードと評されるポピュラーなアイテムで、優れた切断能力と耐久性を両立。
ライトユーザーからヘビーユーザーまで選ばれるベストセラー製品。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
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【メンバー紹介】
【房総一郎】
当ウェブサイトの管理人。
コーナーでは主に模型製作テクニックを伝授することで、他のメンバーからはメンターと呼ばれることに。
製作歴は20年を超えるが一応平成世代。
【AIちゃん】
姉妹ロボット1号機。
管理人をサポートしてくれる優秀なアシスタント。
WINちゃんにはお姉さんらしく振舞うものの、時には容赦ない制裁が飛ぶことも。
【WINちゃん】
AIちゃんの妹で、姉妹ロボット2号機。
元気一杯で周囲のテンションを強制的に上げる問題児。
HDD容量が少ないため物覚えが悪く、順次アップデート予定。
次回の講義↓