遠野 vs ウ ン チ ー コ ン グ


 

モデラー兄貴オッスオッス!

 

今回は夢の日米対決『ゴジラvsコング』を見てきましたが、いいゾ~コレ!

 

なので、少しばかりこの映画に対する感想を話そうと思います。

 

ネタバレ嫌い兄貴はブラウザバックして帰って、どうぞ。

 




 


ゴジラvsコングってなんだよ・・・(哲学)


 

『ゴジラvsコング』は、1962年に公開された日本の映画『キングコング対ゴジラ』のリメイク版。

 

実に半世紀以上もの時を超えて再び、夢の日米怪獣対決を描いたモンスターバースシリーズ第4弾で、最新CG映像で再び相見える両者の激闘を描く。

 

アングルが汚い、起訴

 

今回のリメイク版は米国が製作を指揮したが、前述のように初代は日本が製作しており、両国のスター怪獣対決という触れ込みが大ウケし、現在でも歴代ゴジラシリーズ最大の観客動員数を誇る伝説のヒット作。

 

また、ゴジラ映画で初めて怪獣同士が戦う初の作品であり、その後のシリーズに多大な影響を与えている。

 

 


あらすじ(適当)


 

キング・オブ・モンスターズから3年後。

 

髑髏島にはコングがモナークによって収容されていた。

 

しかし、日々溜まるストレスから怒りがエスカレートし、徐々にモナークのコントロールを受け付けなくなり、施設を破壊し始める。

 

隔離される理由は、ゴジラとコングは太古からライバル関係にあり、神話では互いのどちらかが倒れるまで戦いを止めないからとのこと。

 

一方、アメリカではハイテク産業を主とする巨大企業『エイペックス・サイバネティクス社』がゴジラの襲撃を受ける。

 

ゴジラが人類に牙をむいた理由は不明で、マスコミはゴジラが再び人間の敵になったと世界中で報道。

 

エイペックス社は世間では変人扱いされている、地球空洞説の専門家であるネイサン・リンド博士に対して協力を要請。

 

地下空洞を辿って存在するとされている、地下世界に眠る地球のコア(怪獣の生命の源)の持つ莫大なエネルギー資源を手に入れて、ゴジラを駆逐する兵器を開発しようと提案。

 

そのために、動物の帰巣本能を利用して地下世界へと赴くが、その道案内役として適任とされたのが、人間とのコミュニケーションが取れる唯一の怪獣コングだった。

 

捜索隊を結成し、ゴジラに気付かれずに南極にコングを慎重に移送するも、案の定ゴジラに見つかってしまう。

 

ゴジラ相手に米艦隊はまるで歯が立たず、海中での戦いが不利と見たコングは空母の上で乱闘を始める。

 

しかし、空母が沈められると形勢逆転。

 

窮地に立たされたコングとその一向は、機転(死んだふり)を利かせてその場をやり過ごし、ゴジラを撒くことに成功。

 

その後、船舶輸送ではゴジラに追跡されることを危惧した一向は、大量のヘリとオスプレイによる空中輸送でコングを南極まで移送。

 

南極に存在する地下空洞を辿って、コングと共に人類一向は地球の中心へと旅立つ。

 

そんな中、エイペックス社の研究ラボでは極秘に開発されていたメカゴジラが完成。

 

メカゴジラは単なるロボットではなく、人間が脳波コントロールで操縦するバイオテクノロジーを応用した全く新しい対怪獣用決戦兵器だった。

 

その目的は、人間が再び世界の王として君臨するためのものであり、巨大生物の支配と共存を許さない者達の欲とエゴの塊そのもの。

 

ゴジラが執拗にエイペックス社を狙うのは、このメカゴジラの存在を感知していたからだ。

 

そして驚くべきことに、メカゴジラのパイロットはゴジラと人類の共存を唱えていた『芹沢猪四郎』の息子『芹沢蓮』であった。

 

早速、完成したメカゴジラは性能試験と称して、研究所で養殖された巨大なスカルクローラー相手にラボ内で戦闘を開始する。

 

スカルクローラーは、かつて髑髏島でコングを苦しめた異形の巨大生物。

 

解き放たれたと同時に、ラボ内を暴れ回るスカルクローラーだったが、メカゴジラの圧倒的なパワーの前に手も足も出ない。

 

挙句の果てに、メカゴジラのビームを頭部に喰らって即死。

 

そのままゲロビで体は真っ二つに両断されてしまう。

 

戦闘開始から僅か30秒足らずのあっけない最後であったが、この時のメカゴジラの出力は40%に留まり、本来の性能の半分も発揮出来なかった。

 

一方、地下空洞を辿って地下へ進む一向は、遂に前人未到の地下世界『タイタン』へ到達。

 

しかし、安堵するのも束の間の出来事で、早々と巨大生物の襲撃を受ける。

 

危ういところをコングに助けられ、巨大生物達を退ける一向。

 

実は地上の怪獣達は突然変異で巨大化したのではなく、地下世界に生息していた一部が地上へと這い上がってきたという衝撃の事実が明かされる。

 

その後、コングとその一向はコングの祖先が築き上げた宮殿へと到達。

 

そこでコングは先祖が遺した先代ゴジラの背鰭を用いた斧を発見。

 

一向は探し求めていた未知のエネルギー源を発見し、そのデータをエイペックス社へと転送し、メカゴジラの動力源として利用することに。

 

そこに突如として香港にゴジラが上陸。

 

エイペックス社を襲撃する前に、地下世界に居座るコングの気配を感じ取ったゴジラが足元に向かって熱戦を照射。

 

熱戦は地殻を貫通してタイタンまで到達し、コングの宮殿を破壊して地球に風穴を空ける超展開へと突入。

 

祖先の残した遺物を破壊されたコングは激昂し、ゴジラが空けた穴を辿って、再びゴジラと対決する。

 

しかし、飛び道具を持たないコングはゴジラに対し圧倒的不利であり、熱戦がかすめただけでもコングには致命傷になってしまう。

 

それでも持ち前の俊敏な動きや、パワフルな格闘戦でゴジラ相手に奮戦するコング。

 

持てる力の限りを尽くして戦う両者だが、香港での戦いでもゴジラに軍配が上がり、コングは瀕死にまで追い込まれてしまう。

 

その最中、諸悪の根源であるエイペックス社CEO『シモンズ』は、これを機会にメカゴジラを起動させてゴジラと戦わせようとする。

 

起動開始したまでは良かったものの、未知のエネルギーを満載したメカゴジラをテスト無しのぶっつけ本番で動かしたら予想通りトラブルが発生。

 

それもそのはず、メカゴジラのAIは前作で世界を危機に晒したアラン・ジョナ率いるテロ組織から購入した、ギドラの頭部をベースにしたDNAコンピューター等という得体の知れないものを搭載しているものだから、肝心なところで暴走。

 

ギドラの自我が目覚めたメカゴジラは、エイペックス社ラボを破壊し、シモンズを殺害。

 

パイロットの小栗旬はコックピットで感電死。

 

遂には群衆の前に姿を現し、香港の街を破壊と同時に住人の虐殺を始める。

 

そして、ゴジラを認識したメカゴジラは、ギドラの内なる怨念が甦ったのか狂ったように襲い掛かる。

 

既にコングとの戦いで満身創痍のゴジラ。

 

それでもメカゴジラ相手に果敢に立ち向かうが、フルパワーのメカゴジラに成す術なくフルボッコにされてしまう。

 

嬲り殺しにせんとゴジラを散々に痛めつけ、止めを刺そうとするメカゴジラだが、ここで蘇生したコングの助勢を得てゴジラは命拾い。

 

こ↑こ↓に夢のタッグバトルが実現し、メカゴジラと対決するも、2体がかりでようやく互角。

 

メカゴジラは2対1という不利な状況でも有利な戦いを展開し、2体の怪獣を追い詰める。

 

しかし、ここでゴジラとコングの友情コンボが発動し、ゴジラの熱戦を受けてパワーアップしたコングの斧による怒涛の反撃が炸裂。

 

メカゴジラは四肢断裂にされた上に、どんな攻撃も通じなかった強靭な装甲はズタズタに引き裂かれ、最終的に首根っこを引っこ抜かれて完膚なきまでに破壊されてしまう。

 

最後はハリウッド映画特有の一転攻勢での敗北であった。

 

そして、物語はクライマックス。

 

一連の戦いで和解しあったのか、ゴジラとコングの互いは廃墟と化した香港を後にして、姿を消してしまう。

 

ゴジラの消息は不明だが、コングは本来の故郷であるタイタンへと戻り、そこで幸せな新生活を始めて物語は終了。

 

ゴジラは地上世界の王、コングは地下世界の王、国を治める場は違えど地球の生態系の守護者としての道を歩むこととなる。

 

これにて、モンスターバースシリーズは事実上完結したのだった。

 

 

 

・・・ということで、クッソ適当な解説でした。

 

映画の感想を総括すると、素晴らしいCGと迫力ある戦闘シーンだけが見所でした・・・(小声)

 

この映画を見た後、『キングコング対ゴジラ』の方が面白く感じるのは気のせいだろうか?

 

モンスターバース特有のストーリーの矛盾や、世界観がガバってる部分はは若干残っており、不完全燃焼映画と批評されていますが、ただ怪獣が暴れ狂って死闘を繰り広げるシーンを見るだけなら十分かと。

 

『シン・ゴジラ』のようにリアルな政治事情に重点を置き過ぎたために、大人には好評でも子供はストーリーに付いていけず途中で飽きて退席したり、眠ってしまうのも困るので。

 

ただ、一方で数々の矛盾が存在しており、説明不足で謎が多すぎるのも考えもの。

 

まず、前作でゴジラとキングギドラが古代からトップ争いを繰り広げてきた筈なのに、「いつからクソデカゴリラが遠野のライバルになったんだよ・・・」という特撮おじさんも困惑する大胆な路線変更。

 

また、アダム・ウィンガード監督の「明確に勝者を決めたい」、「共闘や第三勢力の登場でうやむやにするのではなく、必ず決着をつける」という発言とは異なり、結局は共闘で終了してしまうという点も看過できない部分。

 

これに関しては、両者の顔を立てるのが大前提というファンへの配慮が原因とも言われているものの、結果的には『キングコング対ゴジラ』のように喧嘩の末に痛み分けで終わる展開が最良の判断だったかもしれません。

 

しかしながら、小栗旬演じる芹沢蓮が何の目的で存在しているのかも、あまり明言されておらず、所々説明不足な面は否めないのも事実で、小栗旬の無駄遣いと揶揄されている始末。

 

そのため、バトル以外の魅力が殆ど無いと言ってもいい程、ドラマ性は希薄で、『Real Sound 映画部』では「現代社会やわれわれ個人の問題に通じるテーマらしきものは、大企業の専横や、陰謀論の動画配信問題、報復行為の虚しさ、自然の脅威など、要素は多岐にわたって配置されているが、それらは、とくに掘り下げられているわけではない。では、本作は何を描いているのだろうか。」と酷評。

 

とは言え、下手につまらない邦画見るよりマシと言われる辺り、映画業界そのものがダメみたいですね・・・(諦観)

 

それに、むしろそれが怪獣映画の王道を往くあり方みたいなものですし、複雑すぎる設定は二の次で、怪獣が戦う理由は必要最小限に留めてさ、終わりでいいんじゃない?(適当)

 

怪獣は黙ってプロレスでもしてれば良いんだ上等だろ。

 

昭和のわちゃわちゃした戦いほんとすこ

 

ちなみに、メカゴジラの開発背景はオリジナルを強く意識した部分があり、数々のオマージュが散見されるのも特徴の一つ。

 

〇キングギドラから開発の糸口を発見=スーパーメカゴジラ

〇怪獣の死体を利用=メカキングギドラ3式機龍

〇2対1でも強い=vsゴジラ&キングシーサー戦

〇ナノメタルの使用=メカゴジラシティ

最後が完全に一致

 

初代メカゴジラも首を圧し折られて敗北

 

一部のマニアには面白いかもしれませんが、逆にストーリー上では負の側面をこれでもかと凝縮された存在であるため、過去のメカゴジラと比べて極悪非道な殺獣マシンと化し、それを扱う人間達の強欲な部分が目立つ等、メカゴジラの尊厳を完璧に破壊してしまったとまで言われてしまうレベル。

 

3式機龍のように、「SAYONARA YOSHITO」と涙を誘うシーンを持つものに比べ、人間にも怪獣にもまるで情け容赦がない冷徹な部分が強調されてしまっており、あまりにも凶悪。

 

それと余談ながら、ネタバレ云々というより、公開延期中にメカゴジラのシーンだけうpされた動画が出てしまっただけに、嫌でもクライマックスが分かってしまうんだよなぁ・・・

 

 

挙句の果てには、バンダイが公開直前に『ムービーモンスターシリーズ』で発売、『S.H.モンスターアーツ メカゴジラ2021』で予約受付を唐突に開始してしまったため、予想外のネタバレに映画未見の多くのゴジラファンを混乱させる事態に。

 

本体価格14,850円に送料660円を加算したら、総計15,510円か・・・

 

ダイキャスト素材を使っているとは言え、流石にこれは足元見られてますねクォレハ・・・

 

それに、決戦の舞台が香港ということもあり、香港つながりでホットトイズやCCSTOYS等がさらにクオリティの高いメカゴジラ2021をリリースしてくれるのではないかと内心期待。

 

向こうはダイキャスト素材を惜しみなく使い、フィギュアの造形も格段に進化したので、メカ関連は中国製に席巻されてしまうかもしれないんだよなぁ・・・

 

ということで、今後もモンスターバースシリーズは続くというので、次回作はもうちょっとガバを抑えた映画に大成してくれよな~頼むよ~

 

それでは皆さん。

 

楽しい映画ライフを。

 




 


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4件のコメント

  1. ポジラvs猿ゥ!はドラマが薄すぎるッピ!
    いくら怪獣映画に過度な人間ドラマは不要とはいえ、色々と端折り過ぎなんだよなぁ…
    ただ、圧巻の映像はいいゾ^〜コレ
    猿ゥ!の人間臭さが非常に新鮮で、非常に美味しい
    特に脱臼した肩入れ直すシーンとか、人間のおっさん過ぎて笑っちゃうんすよね

    1. パトリオット兄貴

      コメントありがとナス!

      >ポジラvs猿ゥ!はドラマが薄すぎるッピ!
      いくら怪獣映画に過度な人間ドラマは不要とはいえ、色々と端折り過ぎなんだよなぁ…

      ハリウッド特有のガバガバ展開は途中で見るのが辛くなりますよ~映像ゥ~

      もっと人間サイドのドラマ強化してホラ!

      >ただ、圧巻の映像はいいゾ^〜コレ

      お、そうだな。

      日本の手抜きCGと違って、向こうはCGも芸術の一つにしてるから見所さん!?が多くてあぁ^~いいっすねぇ~!

      >猿ゥ!の人間臭さが非常に新鮮で、非常に美味しい

      大猿ゥ!は遠野と違ってトッチャマ・・・みたいで優しい、優しくない?

      しかも寄りにもよってロリを養育するとか、こいつすげぇ変態だぜ?

      >特に脱臼した肩入れ直すシーンとか、人間のおっさん過ぎて笑っちゃうんすよね

      人間の悶絶中年は自分で脱臼を治すのか・・・(困惑)

  2. レビューお疲れナス!

    はえ~野獣をめぐって遠野とメカ遠野が争う純愛ものかと思ったら野獣と遠野が力を合わせて悪のメカ遠野を倒すヒーローものだったんすね~
    ハサウェイ見に行った時にこいつの予告編が4回も流れてきていやーもう十分堪能したよ…みたいな心境になったけど迫力ある戦闘が見られるなら見に行こうかな~俺もな~
    大画面&大迫真のサウンドで見られるのは映画館だけってそれ一番言われているから

    1. KOMA兄貴

      コメントありがとナス!

      >はえ~野獣をめぐって遠野とメカ遠野が争う純愛ものかと思ったら野獣と遠野が力を合わせて悪のメカ遠野を倒すヒーローものだったんすね~

      喧嘩するほど仲が良いと言いますし、野獣も遠野の事がやっぱ好きなんすねぇ~!

      >ハサウェイ見に行った時にこいつの予告編が4回も流れてきていやーもう十分堪能したよ…みたいな心境になったけど迫力ある戦闘が見られるなら見に行こうかな~俺もな~

      予告4回は多スギィ!

      単純に大迫力の戦闘シーンを見るだけならいいゾ~コレ!

      ところで閃ハサは楽しめましたか?(小声)

      >大画面&大迫真のサウンドで見られるのは映画館だけってそれ一番言われているから

      お、そうだな。

      迫真の臨場感は映画館の特権って、はっきりわかんだね。

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