第七回となった一郎塾です。
今回はデジタルイラストについてお話しさせて頂きます。
デジタルイラストを始めるにはまず「パソコン(タブレット)」、「ペンタブレット」、「ソフト」の三種を必要とします。
最近はスマートフォンでも手軽に描けるようになりましたが、ハイクオリティなイラストを描くならパソコンで描くことを強く推奨致します。
長時間作業となればスマートフォンのみならず、姿勢の悪化等で製作者の負担も大きいので避けたいところです。
次にソフトなのですが、adobe社の「adobe Photoshop」、「adobe illustrator」、セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」の三種が主流となっています。
・ソフト
Contents
■adobe photoshop
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html
主に写真の加工や編集を主としたソフトで、多彩な機能で見栄えよく写真を仕上げます。イラスト作成も可能であり、水彩画や油絵のような表現も可能で、アナログ調に描けます。
■adobe illustrator
http://www.adobe.com/products/illustrator.html
Photoshopと比べ、アイコンやグラフィックデザイン作成に特化しており、ロゴ作成やレイアウト編集等を得意としております。イラストはセル画調に仕上げるのに向いてます。
■CLIP STUDIO PAINT
現在、グラフィックスソフト部門で3年連続売上一位を獲得したソフト。高い操作性と多彩な機能を備えており、メーカーサポートにも優れています。教育機関にも採用されていることから、信頼性の高さも伺えます。
ちなみに私もCLIP STUDIO PAINTを使用しており、特にPixivプレミアム(月額540円の有料サービス)の「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」は高額なソフトにも引けを取らない高機能なソフトであり、Pixivユーザーからの評判も高いオススメソフトです。
https://www.pixiv.net/clipstudio/
「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」による編集風景。スタンダードな「CLIP STUDIO PAINT PRO」にも匹敵する高性能さが魅力です。
次にペンタブレットですが、基本的には国内メーカーであるワコム社のものを推奨します。
ペンタブレットに迷ったら、基本的に国内シェアや特許を多く持つワコム社のものを使用すると良いでしょう。
さて、今回はこんな感じでざっと紹介させて頂きましたが、私のようにアナログで仕上げたものをデジタルで補正するというやり方もありますし、基本的にイラストレーターやデザイナーを目指すなら最低限の使い方は熟知していないと厳しい時代となりました。
デジタルの良いところはアナログのように膨大な画材を購入する必要なく、パソコンと周辺機器のみ揃えればすぐにでも始められます。
反面、機材自体が高額というデメリットもありますが、一度揃えてしまえばコスト面ではこちらに軍配が上がるため、大学や専門学校で使用する機会があれば是非とも存分に使って欲しいと思います。