バンダイ HGUC ガルバルディβ レビュー

 

フンッ! お勉強だけがよくできて、バカな子っているんだよね

 

実に30年以上もの時を経て、「ガルバルディβ」がHGUCで蘇りました。

 

ZガンダムのMSは総じて完成度が高く、今回もプラキットとして満足いくものとなっております。

 

それではレビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 

 


付属品一覧


HG規格なので、パーツ数は抑えめ。

 

大体、一時間程で組み上がります。

 

 


ガルバルディβ


プラキットは、ガルバルディβの機体デザインを精密に3D化しており、プロポーションは優秀。

 

特異な機体が続々と登場するZガンダム本編では、比較的スタンダードな人型MSです。

 

宇宙世紀のMSらしい武骨でミリタリールックな、いわゆる兵器としての一面を強調しています。

 

 


頭部


原型機同様にゲルググを思わせる頭部ながら、連邦軍らしい直線的なデザイン。

 

モノアイは非可動で、十字のモールドが施されています。

 

首はボールジョイント接続。

 

可動は良好で、俯いたりは出来ませんが、上を向いたりするのは得意です。

 

首周りのメカディテールも緻密で、本プラキットの隠れた見所。

 

 


肩部


肩関節は可動範囲が非常に広く、アクション性は極めて優秀です。

 

腕を水平まで上げるどころか、真上近くまで上げることも可能。

 

加えて、前方向へ肩関節を引き出す機構も備えます。

 

また、肩アーマーにビームサーベルが収納可能等、設定ギミックも再現。

 

ヒンジ等は無く、ただ溝にはめ込むだけの簡素な作り。

 

収納出来るのは専用のダミーパーツで、付属のビームサーベルを収納することは出来ません。

 

 


腕部


肘関節は現行のフォーマットが採用され、例に漏れず二重関節。

 

可動面は何の心配もないくらい優秀です。

 

手首のダクトも別パーツ化され、細かな作りとなっています。

 

平手は付属せず、武器の握り手のみ付属。

 

 


胴体


胴体はボールジョイント接続。

 

複雑な構造の関節ですが、可動範囲そのものは標準的。

 

ですが、かなりフレキシブルに可動させることが出来、アクション性や自由度の面でも重要区画とも言えます。

 

左胸の装甲は取り外し可能で、コックピットのハッチが造形化されています。

 

背部はバーニアを始め、各部スラスター等が集中し、ディテールも秀逸。

 

 


下半身


股関節は軸関節で、可動域はかなり広めに取られています。

 

膝は二重関節で、可動範囲は十分。

 

足首はボールジョイント接続で、可動範囲は普通。

 

接地性に関しては、お世辞にも良いとは言えず、左右に開くのは画像が限界。

 

足裏はモールドが精密に施されていますが、カカトの肉抜き穴が目立つのが弱点。

 




 


オプション


付属の装備は、ビームライフル一丁とシールド一基、ビームサーベル二本が付属。

 

ビームライフルはゲルググのものに近い形状で、忠実に造形化されています。

 

シールドは裏側にミサイルランチャーを装備。

 

差し替えで伸縮も可能。

 

ビームサーベルは二本付属。

 

フル装備状態。

 

どの武装も標準的なものばかりなので、関節に負担が掛からず、アクション性を損なう恐れもありません。

 

 


アクション


「迂闊だったか。赤いモビルスーツ…赤い彗星…!? まさか、あの赤い彗星が? 気を付けろ」

 

自由度の高い肩関節の恩恵で、ライフルを撃つという単純なポーズも自然に取れます。

 

銃撃のみならず、ビームサーベルによる迫力ある格闘戦も勿論こなせます。

ゲルググに近い外観ながら、本来はギャンの直系のガルバルディ。

 

ギャン同様に、フェンシングポーズもそれなりに可能。

 

PS2ソフト「機動戦士Zガンダム エゥーゴVSティターンズ」でも見せた、着地格闘の回し蹴りも可能な程、関節の強度も自由度も抜群。

 

ということで、「HGUC ガルバルディβ」でした。

 

造形や可動、パーツ構成とどれもが高水準で満足度の高い内容。

 

今までのガルバルディβの立体物としては、集大成と呼ぶに相応しい完成度です。

 

合わせ目の大半は、モールドの一部として設計されているので、合わせ目処理もほぼ存在しません。

 

何より単価の圧倒的な安さも魅力的で、ガンプラというブランドと相まって、気軽に誰でも購入出来る供給面の安定性も強みです。

 

強いて欠点を挙げるならば、ガルバルディβ自体がそれ程目立った活躍をしておらず、地味な印象を拭えないということ。

 

個性的な可変MSの数々が登場する劇中において、旧世代機である本機に特徴的な一面はありませんでした。

 

ですが、それらの要素を差し引いても、十分魅力的な製品です。

 

そして、今回はこのような形で完成させました。

 

大改修は行わずとも、細部のディテールアップだけでも大分印象が変化します。

 

改修作業も行っていますので、宜しければどうぞご覧下さい↓

HGUC ガルバルディβ改修(モノアイ可動化・パーツ整形)

HGUC ガルバルディβ改修2(内部フレーム塗装)

HGUC ガルバルディβ改修3(肉抜き穴の処理)

HGUC ガルバルディβ 完成(塗装改修済み)

来月には「HGUC バイアラン」もリリースされるので、そちらも要チェックです。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 


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