バンダイ HGUC ドム・トローペン レビュー


 

今回は、ふとした瞬間に手にとっていたガンプラ「HGUC ドム・トローペン」をご紹介。

 

初代ドムは何体も組みましたが、ドム・トローペンは初めてで、通常のドムとは異なる姿に内心少し新鮮さと充足感を感じます。

 

それでは早速レビューへと参りましょう。

 




 


パッケージ


 


付属品一覧


HGUCシリーズ17番目のキットということもあり、パーツ数は抑えめ。   組み立ても簡単なので、組み立ての早い人なら一時間も掛からないでしょう。

 

キットにはホイルシールが一枚付属。

 

モノアイ以外シールを必要としないのはプラス点。

 

 


MS-09/TROP ドム・トローペン


「MS-09/TROP ドム・トローペン」は、ジオン公国軍が「MS-09 ドム」を砂漠、熱帯地方での運用を想定し、新たに開発した局地専用MSである。

 

ベースと機として試作された「YMS-09D ドム・トロピカルテストタイプ」の試験運用データを元に再設計されているが、当時稼働していた「MS-09F ドム・フュンフ」の運用実績を基礎設計に反映させることで、元々完成度の高さを誇った「MS-09」のさらなる性能向上を実現している。

 

特に、脚部には防塵用ダストフィルターを標準装備しているのが最大の特徴で、砂漠地帯での運用に最適化されていることが一目瞭然である。

 

また、同時期に統合整備計画でロールアウトしていた「MS-09R-2 リック・ドムⅡ」の設計思想も取り入れられ、徹底化された各部のユニット化により拡張性やメンテナンス性が劇的に向上している。

 

これは「MS-09」を開発したツィマッド社が、競合企業であったジオニック社の「MS-06 ザクⅡ」に代わる主力機として量産を見込んだ結果であり、実際に現場の要望に応じて様々なバリエーションを生み出すことに成功。

 

その場に応じた現地改修や、カスタマイズといった適応性の高さも目を見張るものがあり、汎用性の高さを謳い文句にしていたザクⅡに勝るとも劣らない順応性を獲得。

 

原型機であった「MS-09」と同じく、熱核ジェットエンジンによる高速移動能力と強固な装甲は健在で、その機動性の高さを活かした一撃離脱戦法のみに留まらず、強襲用MSとして作戦時における迅速な部隊の展開にも大きく貢献した。

 

武装はビーム兵器以外に限れば、「ラテーケン・バズ」や「90mmマシンガン」、「シュツルムファウスト」等の実弾兵器を豊富に取り扱う汎用性を備え、装備の互換性も重視されている等、この機体の戦術運用の幅をさらに拡大させている。

 

本機は大戦末期に生産が開始されたため、生産数は決して多くはなく、主に砂漠地帯や熱帯地方を中心に配備されていたが、ジオン公国軍が敗退した後は同軍残党によって主力として運用された。

 

宇宙世紀0083年には、既に旧式化していたものの、各部改修等の延命措置により、連邦軍の新型MSに匹敵する戦闘能力を誇る等、その基本性能の高さを物語っている。

 

特にデラーズ・フリートによる「星の屑作戦」に端を発した、「RX-78GP02 ガンダム試作2号機」の奪取計画ではトリントン基地に陽動を仕掛け、作戦を成功に導いた影には本機の目覚ましい活躍があった。

 

ということで、ジオフロでは最強の一角として君臨したドム・トローペンです。

 

あれはドム・トローペンが強いんじゃなくて、ドムでビームライフル持てるサンドラ姉貴が強すぎるってそれ一番言われてるから。

 

元来、大柄な体格のドムがさらにゴテゴテしたフォルムへとなり、原型機以上に筋骨隆々としたプロポーションへ変化。

 

まるで剛竜馬みたいだぁ・・・(直喩)

 

個人的には、数あるドムの中では一番気に入っていますが、フュンフとかも好きですね~全部好きですね~

 

発売から19年は経過しており、キットとしては旧式に分類されますが、プロポーションやディテールは現行の視点で見ても優秀。

 

流石に可動面では大きく見劣りする部分はあるものの、ドム系列はあまり可動域が広くないので、それ程大きなデメリットではないです。

 

無論、改造次第でポテンシャルを大幅に引き出すことも可能なので、そこはモデラーの腕しだいといったところです。

 

 


頭部


一見するとドムと殆ど変わらないですが、一番の違いは頭頂部にサブセンサーが追加されている点。

 

モノアイは非可動で、グリーンのシールで再現。

 

首が殆ど動かないので、改修時はモノアイの可動化、クリヤーパーツ化を念頭に入れてディテールアップを図りたいところ。

 

首はボールジョイント接続。

 

両肩のパーツ干渉の所為で可動範囲は狭く、上下はおろか左右にもあまり動きません。

 

 

冗談のようで、これでも首を限界まで上げています。

 

後発キットである初代ドムでさえ、まともに首が動かないので、モノアイの可動化は必須ですね・・・間違いない。

 

 


肩部


ショルダーアーマーは独立可動。

 

素組みでも紺色と赤色の二色で成型。

 

引き出し関節ではないため、可動範囲は時代相応のレベル。

 

腕も水平にすら上がりません。   改修時には、関節を市販パーツに置換する等の処置が必要。

 

 


腕部


腕は合わせ目が一部目立つ以外、造形は概ね良好。

 

肘関節の可動範囲はは90°程。

 

マニピュレーターは、人差し指が可動。

 

 


胴体


胸板が厚くなり、原型機以上に複雑化した面構成。

 

色明けも、一部を除けばほぼ完全再現され、中央のコックピットハッチまで分割。

 

腰の可動に関しては絶望的で、左右に回転可動すら殆ど出来ません。

 

さらに、反る・屈むといった前後の可動は全く期待できません。   改修時における、腰部のボールジョイント化は必須。

 

スカートアーマー、サイドアーマーは可動式。

 

 


下半身


裾の広がったジオン系らしいデザインの脚部で、どっしりとした重量感溢れるスタイリング。

 

合わせ目がふくらはぎ以外出ず、パーツの分割具合も中々良好。

 

他のドム系列機と大きく違うのは、両足に装備されたダストフィルターの存在。

これにより、他のドムタイプと異なる存在感を発揮。

 

膝は二重関節ですが、デザインの弊害で90°も可動しません。

 

足首関節は単純なボールジョイント関節ながら、可動範囲は広めに取られており、左右への接地性は思いの外高め。

 

これにより、腰を落としたポージングが可能で、踏ん張りの効いたアクションも可能。

逆に前後には大して動きません。

 

足首周辺の装甲の形状が入り組んでいるので、その部分が干渉するのがマイナス点。

 

足裏のディテールも精密に造形化され、肉抜き穴が一切ないのが強み。

 

ドムシリーズの共通メリットとして、接地面積が他機の数倍広いため、無謀なポーズをさせない限り転倒しません。

 

 

あ、そうだ(唐突)

 

 

余談ながら、以前に買った別冊宝島の「僕たちの好きなガンダム」という書籍では、ガンプラ紹介のミニコーナーで、シャア専用ゲルググの紹介分にこんな一文があったゾ。

 

「1981年6月発売。クラスのなかにもゲルググ派とドム派がいた。肉体主義者はドムが好きで、スカしているのはゲルググが好きという感じ。

 

ん?

 

 

何だよスカしているって・・・(困惑)

 

まるで、ゲルググの中身がスカスカみたいな表現やめろ。

 

ちょっと、比喩の仕方に違和感を感じんよ~、これがジェネレーションギャップってやつかな?

 

そもそもドムもゲルググも、そこまで体格に大きな差はないんだよなぁ・・・クソデブ体型のゴッグを例えに出すならパンツレスリング好きのホモとゲイ肉体主義兄貴も納得の解説になるんだけどなぁ。

 

そもそもゲルググ=スタイリッシュは、パッケージの隅に描かれたシャアのイメージを押し付けただけだろ!

 

いい加減にしろ!

 

というより、この一文から察するに、ガチムチ体型のドムが好きな奴はホモの可能性が微レ存?

 

俺ホモに・・・俺ホモだった・・・?

 




 


比較


原型機である「HGUC ドム」と比較。

 

オリジナルからさらに魔改造が施された印象。

 

 


オプション


付属品はラテーケン・バズを始め、ヒート・サーベルとマガジンが同梱。

 

しかしながら、同価格でカラーバリエーションである「サンドブラウン」では、90mmマシンガンシュツルムファウスト弾倉が多数付属するので、お得感ではサンドブラウンに劣ります。

 

ラテーケン・バズ

 

「ジャイバズに申し訳程度のシールドを付けました」という、潔くも斬新なデザイン。

 

グリップは可動し、弾倉は取り外し可能。   バズーカの両手持ちは、ギリギリ出来ても不自然なポージング。

 

ラケバズは他機にも形態可能で、初代ドムも保持可能。

 

ヒートサーベル   ヒートサーベルは一体成型。  

 

刀身をクリヤーパーツ化させ、赤熱状態の再現にチャレンジしても良いでしょう。  

 

弾倉  

 

弾倉は腰部スカートアーマーに接続可能で、フロント部分には2個取り付け可能。  

 

正面に対し、リアスカートの接続箇所は全8カ所。  

 

取り付け位置は自由に変更可能で、お好きなようにアセンブル可能。  

 

裏には肉抜き穴が満載。  

フル装備状態   ドムにバズーカという図式は、最早恒例のテンプレ状態。   

 

 


アクション


ということで、「HGUC ドム・トローペン」でした。

 

造形やプロポーションは現在でも十二分に通用するので、細部を改修すれば現行のアイテムラインに劣らない完成度まで引き上げることは可能。

 

価格も安く、他のメーカーと違って、本屋にブラっと立ち寄って気軽に買えるのくらいの感覚がガンプラの良いところです。

 

ランチ一回我慢すれば買えますし。

 

色分けもこの時代にしては健闘しており、後ハメ改修も必要最低限に済むのが嬉しいところで、塗装派にも優しい設計。

 

極端なアレンジもなく、この時代のガンプラが立体化に際して一番無難な製品化だと感じます。

 

但し、可動域はかなり制限を受けており、元々可動範囲の狭いドムタイプなので、軽くポーズを取れる程度でしかなく、特に頭部や腰部の可動域の低さは致命的なレベル。

 

可動範囲の狭さで不満を漏らすユーザー諸氏も多そうですが、ホビージャパンでも読んで改造テクニックを盗めばいいでしょ(適当)

 

主にモノアイの可動化、肩関節の改造等は必須ながら、発売時期が初代ドムよりも早いので仕方ないね。

 

サンドブラウンよりも付属品は少なめですが、紫色が好きな方はこちらを選んでください。

 

そもそも、本来ドムは紫がパーソナルカラーなんだよなぁ・・・

 

来年の1月に発送される、「ロボット魂 ザメル」と並べるのに丁度良い時期かもしれません。

 

ちなみに、原型機となった(キットのベースとは言っていない)「HGUC ドム」のレビューは下記リンクからどうぞ↓

バンダイ HGUC ドム / リック・ドム レビュー

 

オリジナルとの違いを、参考程度にご覧ください。

 

それではみなさん。

 

楽しいホビーライフを。

 

 

 

 


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4件のコメント

  1. かっこいいです。まさにドムにハズレ無しですね。
    これも改修するんですよね?
    ね?

    1. リヨウシツタマ様

      コメントありがとうございます♪

      ドムはHG、MG問わず現在でもリニューアルされない程なので、基本的に完成度は高いですね。

      当然改修します(したり顔)

      今はケンプファーの塗装を行うため、完成がいつになるかは分かりませんが(笑)

  2. よぉ、ホモの兄ちゃん

    ジャンボ鶴田?
    違うだろぉ?
    そこは剛竜馬エイシャア!

    ところでシタラは16才、JKです!って割には体が仕上がり過ぎてんだよなぁ・・・

    ダブルピースといい(便器)多分ガバガバだと思うんですけど(名推理)自分の体で稼いではいけないのか?って剛竜馬は言ってたし、まぁまぁええわ

    まぁでも
    おっぱい!好きっす!(直球)

    おっそうだ(唐突)
    グッスマのパルドル赤ずきんすこ

    俺ロリコンに・・・ロリコンだった

    顔は可愛いのに14センチだとサイズ的にメガミと並べるとでかすぎてロリ感がないっすねw

    テンション上がっちゃう⤵️

    それにモデラーとして布の服に手を出してはいけない(戒め)

    1. MIR兄貴

      コメントアリシャス!

      ホモビMAD見過ぎて、自分がホモなのかノンケなのか、これもうわかんねぇな。

      俺は鶴田が好きなんだけどなぁ・・・しょうがねぇなぁ(悟空)

      ホモに配慮して、じゃあ剛竜馬に書き換えてやるか!

      ほら、見とけよ見とけよ~♪

      MIR兄貴の熱烈な剛竜馬押しに+114514931点

      綱太も忘れないでくれよな~頼むよ~

      シタラ姉貴のキャッチコピーは「自分を売る(大嘘)」だから、ヴァイスから後輩を守るために率先して汚れ役となる・・・やっぱり先輩の鑑じゃないか!

      >おっぱい!好きっす!(直球)
      やっぱ好きなんすねぇ~!

      パルドルはATMDKSG(アタマデカスギ)で、メガミと並べたら世界観こわれる!

      MIR兄貴ロリコンかよぉ!(驚愕)・・・またしてもたまげたなぁ。

      テンション上がってるのに下がる矢印くんの矛盾すき。

      >それにモデラーとして布の服に手を出してはいけない(戒め)
      当たり前だよなぁ?

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